2024.05.28
Connections 2024 まとめ:Data+AI本格活用時代の到来!クロスクラウド利用は当然の前提に
目次
今年のConnectionsを振り返って
5月22日、23日の2日間にわたって開催された「Salesforce Connections 2024」が先ほど終了しました!
終了したてでまだ熱狂冷めやらない状態で書いた参加レポートまとめ記事を、現地米国シカゴよりお届けします!
今年のConncetions(以下CNX)は、「Data」と「AI」に関する話題が出ないセッションはないと言っても過言ではないほど、各セッションで両者の話題が席巻していました。
特に「Data + AI」、すなわち、Data CloudとEinsteinを組み合わせた仕組みについて、機能の紹介のみならず、実際の活用事例の紹介が多かったので、それだけ米国では「Data+AI」の仕組みの導入が進んでいるということでしょう。
また、1万名ほどと言われている参加者の熱気も凄まじく、「Data+AI時代」の本格的な到来を肌で感じました。
終了したてでまだ熱狂冷めやらない状態で書いた参加レポートまとめ記事を、現地米国シカゴよりお届けします!
今年のConncetions(以下CNX)は、「Data」と「AI」に関する話題が出ないセッションはないと言っても過言ではないほど、各セッションで両者の話題が席巻していました。
特に「Data + AI」、すなわち、Data CloudとEinsteinを組み合わせた仕組みについて、機能の紹介のみならず、実際の活用事例の紹介が多かったので、それだけ米国では「Data+AI」の仕組みの導入が進んでいるということでしょう。
また、1万名ほどと言われている参加者の熱気も凄まじく、「Data+AI時代」の本格的な到来を肌で感じました。
以下では、主に会場内の見どころを横断的に紹介しつつ、気になったセッションも紹介します。
会場編
01:Einsteinブース
まずは「Campgroud」と呼ばれるメイン会場を改めて紹介しましょう!
メイン会場は、「Einstein」「Data Cloud」「Marketing Cloud」「Commerce Cloud」の4製品を大きく扱うブース展開がされていました。やはりCNXはSalesforceのマーケティング系イベントなので、この4製品が大きくクローズアップされています。
会場入口に入ってすぐに大きくブース展開していたのが「Einstein」ブースです。
メイン会場は、「Einstein」「Data Cloud」「Marketing Cloud」「Commerce Cloud」の4製品を大きく扱うブース展開がされていました。やはりCNXはSalesforceのマーケティング系イベントなので、この4製品が大きくクローズアップされています。
会場入口に入ってすぐに大きくブース展開していたのが「Einstein」ブースです。
Einstein ブースは、大きく2つのコンテンツを展開していました。
まず「Tartle Bay Resort」社というハワイでホテル事業を展開されている企業がEinstein 1を活用している事例が紹介されていました。
まず「Tartle Bay Resort」社というハワイでホテル事業を展開されている企業がEinstein 1を活用している事例が紹介されていました。
彼らはMain Keynoteにも登壇していました。
当然「Data Cloud」も活用しています。
当然「Data Cloud」も活用しています。
もうひとつはEinsteinの概念(各クラウド製品を併せて使ってビジネスゴールを目指そう!という
概念)を体現できるオリジナルゲームが大画面で楽しめるコーナーもあり、来場者の皆さんが
楽しんでいました。
概念)を体現できるオリジナルゲームが大画面で楽しめるコーナーもあり、来場者の皆さんが
楽しんでいました。
02:Data Cloudブース
会場内で最も目を引いたのが「Data Cloud」の紹介コーナーです。
Data Cloudのユーザーである「Aston Martin」が会場中央にドーンと飾られており、Main Keynoteでも触れられていた活用事例の詳細が紹介されていました。
同社は、Sales Cloud、Service Cloud、Marketing Cloudを導入しており、それらのデータを「Data Cloud」で統合しています。実際に実務で活用されている貴重な実例を把握することができ、Data Cloudに関わる者としても、非常に興味深くブースを堪能しました。各領域で既にEinsteinも利用していた点もポイントです。
Data Cloudのユーザーである「Aston Martin」が会場中央にドーンと飾られており、Main Keynoteでも触れられていた活用事例の詳細が紹介されていました。
同社は、Sales Cloud、Service Cloud、Marketing Cloudを導入しており、それらのデータを「Data Cloud」で統合しています。実際に実務で活用されている貴重な実例を把握することができ、Data Cloudに関わる者としても、非常に興味深くブースを堪能しました。各領域で既にEinsteinも利用していた点もポイントです。
03:Marketing Cloudブース
続いて「Marketing Cloud」のブースを紹介します。
Marketing Cloudのブースでは「SiriusXM」社の事例紹介を前面に押し出す展開をしていました。
同社は米国/カナダで通信衛星を通じて放送しているデジタルラジオの放送事業者です。
日本ではあまり聞き馴染みがない会社かもしれませんが、米国では会員数が2,000万人を越えているようです。そんな彼らも会員へのアプローチにMarketing Cloudを活用しており、すでにEinstein 1も導入しているとのことでした。
聴いている音楽や番組の趣味嗜好などのデータを活用して細やかに施策を実施しているとのことです。
Marketing Cloudのブースでは「SiriusXM」社の事例紹介を前面に押し出す展開をしていました。
同社は米国/カナダで通信衛星を通じて放送しているデジタルラジオの放送事業者です。
日本ではあまり聞き馴染みがない会社かもしれませんが、米国では会員数が2,000万人を越えているようです。そんな彼らも会員へのアプローチにMarketing Cloudを活用しており、すでにEinstein 1も導入しているとのことでした。
聴いている音楽や番組の趣味嗜好などのデータを活用して細やかに施策を実施しているとのことです。
04:Commerce Cloudブース
最後に「Commerce Cloud」のブースを紹介します。
Commerce Cloudのブースでは「Solo Stove」社の事例紹介がメインでした。
同社は手のひらに乗るサイズのソロキャンプ用ストーブで有名なアウトドアギアメーカーです。
同社はCommerce Cloudの生成AI機能を利用してEC上のコンテンツを生成したり、同じく対話AIのCopilot機能を利用して顧客とのコミュニケーションのパーソナライズ化を図っているとのことです。
Commerce Cloudのブースでは「Solo Stove」社の事例紹介がメインでした。
同社は手のひらに乗るサイズのソロキャンプ用ストーブで有名なアウトドアギアメーカーです。
同社はCommerce Cloudの生成AI機能を利用してEC上のコンテンツを生成したり、同じく対話AIのCopilot機能を利用して顧客とのコミュニケーションのパーソナライズ化を図っているとのことです。
04:ワークショップ
参加者の熱気を最も感じたのが、自ら操作をして機能を体感できる「ワークショップ」でした。かなり前から並ばないと参加できないものも多くありました(実際、私も参加できないワークショップがいくつもありました…)。
05:その他気になったブース
個人的には、動向が気になっていたMarketing Cloudの新エディションである「Marketing Croud Growth Edition」のことが知りたかったので、情報を仕入れたいと思っていたのですが、ブースで紹介されていたのでしっかり取材できました!
聞いていたとおり、Account Engagementに近しいUIと機能のようで、ブースの方は廉価版MCという表現を使っていました。
こちら米国では既に販売されているエディションとのことで、シナリオ設定画面はJourney Builderというよりもフローの設定に似ている印象です。
聞いていたとおり、Account Engagementに近しいUIと機能のようで、ブースの方は廉価版MCという表現を使っていました。
こちら米国では既に販売されているエディションとのことで、シナリオ設定画面はJourney Builderというよりもフローの設定に似ている印象です。
それから、同じくMarketing Cloudのコーナーに出展していた公式パートナーである「Typeface」のサービスが非常に気になりました。
生成AIでコンテンツを自動生成するサービスなのですが、Einsteinではない自社製のコンテンツ生成に特化したAIを使ってメール等のコンテンツを自動生成するサービスを提供しています。
こちらのブースはいつ訪ねても大盛況で、なかなか話を聞けませんでした。
生成したコンテンツも非常に品質が高く、米国ではコンテンツ生成AIの商用利用も進んでいる印象を受けました(制作会社さんのことを心配してしまいました)。
Marketing Cloudとの連携事例を尋ねたところ、Fortune500企業での成功事例も多くあるとのことでした。
生成AIでコンテンツを自動生成するサービスなのですが、Einsteinではない自社製のコンテンツ生成に特化したAIを使ってメール等のコンテンツを自動生成するサービスを提供しています。
こちらのブースはいつ訪ねても大盛況で、なかなか話を聞けませんでした。
生成したコンテンツも非常に品質が高く、米国ではコンテンツ生成AIの商用利用も進んでいる印象を受けました(制作会社さんのことを心配してしまいました)。
Marketing Cloudとの連携事例を尋ねたところ、Fortune500企業での成功事例も多くあるとのことでした。
セッション編
2日間で270ものセッションが開催されたとのことで、ここまでの参加レポートの中でもいくつか紹介させてもらいましたが、私からも個人的に心が動いたセッションを2つだけ紹介します。
まず、CNXでは日本人が初登壇だというKDDI様のセッションが具体的かつ非常に参考になるお話でした。KDDI様は、Data Cloudを既に導入されており、Marketing Cloudとの連携事例とその効果についてお話されていました。
日本においては、まさに先駆者と呼べる素晴らしい事例の紹介でした。
まず、CNXでは日本人が初登壇だというKDDI様のセッションが具体的かつ非常に参考になるお話でした。KDDI様は、Data Cloudを既に導入されており、Marketing Cloudとの連携事例とその効果についてお話されていました。
日本においては、まさに先駆者と呼べる素晴らしい事例の紹介でした。
次に、非常に多く開かれていたData Cloud関連のセッションの中から、一つだけピックアップして紹介します。
Salesforceのパートナー企業のセッションだったのですが、ZoomをData Cloud&Marketing Cloudに連携した事例の紹介と、Data Cloudの運用コストを抑えるために実施した実装方法を紹介しており、非常に参考になりました。
Salesforceのパートナー企業のセッションだったのですが、ZoomをData Cloud&Marketing Cloudに連携した事例の紹介と、Data Cloudの運用コストを抑えるために実施した実装方法を紹介しており、非常に参考になりました。
最後に!
今回新情報が公開されるかと思って楽しみにしていたData Cloudの「Vector Database(画像や音声などの非構造化データが扱えるデータベース)」について、ブース/セッション通じて新情報が提供されなかった点が残念でした。
9月のDreamforceに期待ですね。
9月のDreamforceに期待ですね。
…のですが、新しい情報は引き出せませんでした(私の拙い英語力のせいかもですが…)。
ともあれ、DataとAIまみれになった素晴らしい2日間でした。
日本にもこの熱狂の波が来はじめていることは間違いないため、テラスカイでも「Data+AI」時代に対応できるよう現在力を蓄えています。
近々、私たちの取り組みをご紹介させていただける日も近いのでお楽しみにしてください!
最後に、日本人参加者間向けに、日本人参加者パーティーや日本人向けの振り返りセッション
を実施いただいたSalesforce Japanの皆さまには感謝をお伝えします。
またいろいろな場でご一緒させていただいた皆さまもありがとうございました!
日本にもこの熱狂の波が来はじめていることは間違いないため、テラスカイでも「Data+AI」時代に対応できるよう現在力を蓄えています。
近々、私たちの取り組みをご紹介させていただける日も近いのでお楽しみにしてください!
最後に、日本人参加者間向けに、日本人参加者パーティーや日本人向けの振り返りセッション
を実施いただいたSalesforce Japanの皆さまには感謝をお伝えします。
またいろいろな場でご一緒させていただいた皆さまもありがとうございました!
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