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はじめに
本ブログは「VSCodeでGitを使ってみた【前編】」の後編です。
まだ前編をご覧になられていない方は、ぜひご覧ください!
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VSCodeでGitを使ってみた【前編】
開発をする際はGitを使ってソースコードのバージョン管理をするのが一般的です。
Salesforceの開発でソースコードのバージョン管理をするために、VSCode上でのGit操作方法を紹介します。
前編ではGitのインストールとその設定手順について説明します。
前編ではVisual Studio Code(以降はVSCode)上でGit操作する上での設定手順を紹介しました。
本編ではVSCodeのGit操作をコマンドごとに紹介します。
本編ではVSCodeのGit操作をコマンドごとに紹介します。
ブランチ
Gitでファイルのバージョン管理を行うためには、リポジトリのブランチ操作方法を覚える必要があります。ブランチとは、ファイルの履歴を分岐・記録するものです。
ソースコードの修正や機能の追加、または担当者別に作業を行う際にブランチを作成します。ローカルリポジトリのブランチで各メンバーが作業し、リモートリポジトリのブランチに変更を反映していきます。作業が完了したら、リモートリポジトリのメインブランチに統合します。そうすることで、他メンバーの変更内容に影響を受けることなく、自分の作業に取り込むことができます。
ソースコードの修正や機能の追加、または担当者別に作業を行う際にブランチを作成します。ローカルリポジトリのブランチで各メンバーが作業し、リモートリポジトリのブランチに変更を反映していきます。作業が完了したら、リモートリポジトリのメインブランチに統合します。そうすることで、他メンバーの変更内容に影響を受けることなく、自分の作業に取り込むことができます。
ファイルの変更をリモートリポジトリに反映するためには、以下のブランチ操作が必要になります。
・ステージング(add)
・コミット(commit)
・プッシュ(push)
この操作を行うことで自身の作業内容をチームメンバーに共有することができるので、作業者は必ず覚える必要があります。VSCodeはコマンドを使用しなくても、簡単なボタン入力でブランチ操作をすることができるので、その操作方法について説明していきます。
・ステージング(add)
・コミット(commit)
・プッシュ(push)
この操作を行うことで自身の作業内容をチームメンバーに共有することができるので、作業者は必ず覚える必要があります。VSCodeはコマンドを使用しなくても、簡単なボタン入力でブランチ操作をすることができるので、その操作方法について説明していきます。
ブランチの作成
新たに作業を開始する際は、masterブランチから作業用ブランチを作成するのが一般的です。「ソース管理リポジトリ」の三点リーダーをクリックし、「ブランチ」>「ブランチの作成」または「ブランチの作成元」をクリックします。「ブランチの作成元」をクリックした場合は、元にするブランチを選択します。ブランチの名前を入力し、Enterキーを押します。
ブランチの発行
ローカルリポジトリで作成したブランチがリモートリポジトリに存在しない場合、ブランチの発行が必要です。「ソース管理リポジトリ」の三点リーダーをクリックし、「ブランチ」>「ブランチを発行」をクリックします。または「ソース管理」の「Branchの発行」ボタンをクリックします。
※ローカルリポジトリでブランチ作成をした場合のみ「Branchの発行」ボタンが表示
※ローカルリポジトリでブランチ作成をした場合のみ「Branchの発行」ボタンが表示
ブランチの発行後に、Backlogのリモートリポジトリを確認します。対象のリモートリポジトリの「ブランチ」をクリックすると、作成したローカルリポジトリのブランチが反映されていることが確認できます。
変更のステージング
ステージングとは、コミットしたいファイルを指定する作業を指します。これにより誤って修正途中のファイルや反映したくないファイルのコミットを防ぐことができます。
「ソース管理」の「変更」の下に、ワーキングツリーとローカルブランチ間で差分が発生しているファイル一覧が表示されます。ローカルリポジトリのブランチに反映するファイルを右クリックし、「変更をステージ」をクリックします。またはファイルの右の「+」ボタンをクリックします。
「変更をステージ」をクリックしたファイルは「ステージされている変更」のリストに移動します。この後行うコミットは「ステージされている変更」にあるファイルに対して行われるため、コミットの際は対象ファイルの変更をステージングしてください。
ファイルのコミット
コミットとは、ローカルで編集したファイルの変更履歴をローカルリポジトリのブランチに反映する操作です。ステージングされたファイルがなければコミットすることができません。
コミットを行う際にメッセージを設定します。コミットメッセージを設定することで、コミット時にファイルに対してどのような変更が行われたのか、履歴の管理を行うことができます。
【手順1】
「コミット」ボタンの上のメッセージ入力欄に任意のコメントを入力します。
【手順1】
「コミット」ボタンの上のメッセージ入力欄に任意のコメントを入力します。
【手順2】
コメントを入力したら、「コミット」ボタンをクリックします。
コミットが正常に完了すると、ステージングの変更内容がローカルブランチに反映されるので、「ステージされている変更」のファイル表示がなくなります。
コメントを入力したら、「コミット」ボタンをクリックします。
コミットが正常に完了すると、ステージングの変更内容がローカルブランチに反映されるので、「ステージされている変更」のファイル表示がなくなります。
ブランチのプッシュ
プッシュとは、ローカルリポジトリのブランチ変更内容をリモートリポジトリに送信する操作です。これにより、他のメンバーに自身のファイルの変更履歴を共有することができます。
【手順1】
「ソース管理リポジトリ」の三点リーダーをクリックし、「プッシュ」をクリックします。または「ソース管理」の「変更の同期」ボタンをクリックします。
「ソース管理リポジトリ」の三点リーダーをクリックし、「プッシュ」をクリックします。または「ソース管理」の「変更の同期」ボタンをクリックします。
【手順2】
ブランチのプッシュが完了したら、Backlogのホーム画面でプッシュ時のタイムラインを確認することができます。変更内容を確認する場合は、対象タイムラインのコミットのリンクをクリックします。
ブランチのプッシュが完了したら、Backlogのホーム画面でプッシュ時のタイムラインを確認することができます。変更内容を確認する場合は、対象タイムラインのコミットのリンクをクリックします。
プッシュによって反映されたコミット時の変更内容を確認できます。
おわりに
今回はGit操作の後編として、VSCodeのGit操作をコマンドごとに紹介しました。
Gitの操作については、複雑なものもあり、慣れるまでは苦戦していましたが、一つ一つ試しながら実践することで少しずつ理解が深まりました。また、作業効率が大幅に向上したことを実感しています。
前編・後編と併せて最後まで読んでいただきありがとうございました。他にもブランチ操作方法はたくさんあるため、別の記事で紹介したいと思います。
Gitの操作については、複雑なものもあり、慣れるまでは苦戦していましたが、一つ一つ試しながら実践することで少しずつ理解が深まりました。また、作業効率が大幅に向上したことを実感しています。
前編・後編と併せて最後まで読んでいただきありがとうございました。他にもブランチ操作方法はたくさんあるため、別の記事で紹介したいと思います。
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