はじめに
クラウドサービスでは機能追加や不具合の修正が随時行われ、アップデートは自動的に適用されるのが一般的です。
SkyOnDemandも日々アップデートを行っており、その内容を分類すると次の4種類になります。
- 計画メンテナンス
- 単体パッチ
- フロント画面の更新
- Studioの更新
今回はそれぞれのアップデートの内容と、2017年3月のV4.0リリースから7月までに行われたSkyOnDemandのアップデートについて、主なものをご紹介します。
計画メンテナンス
全ての環境に一律適用され、サービスの停止を伴うアップデートです。
アップデートの影響を事前に検証するプレリリース機能が利用可能です。
2017年の3月以降、計画メンテナンスは行われていません。
単体パッチ
単体パッチは、連携サーバーに対して任意のタイミングで適用できるアップデートです。
パッチを適用するタイミングで、サービスの停止を伴います。
現在公開されているパッチは1件です。
- JDBCフェッチサイズ初期値の修正
これは「修正パッチ」に該当します。 他にも以下のようなパッチが対象となります。
- 新しいアダプタなどの「新機能パッチ」
- 既存機能を強化する「機能強化パッチ」
フロント画面の更新
ユーザーの追加やIPアドレス制限の設定などを行う画面のアップデートです。
アップデートは自動的に反映され、サービスの停止はありません。
以下のように、利用者に影響の無い範囲の軽微な修正・改善などを随時行えるようになっています。
- 新機能の追加
- ユーザビリティの改善
- 不具合の修正
4月のリリースでは、二段階認証のQRコード対応が新機能として追加されました。
またユーザビリティに関しては、今後も継続的な改善を行っていきます。(ご意見をお待ちしております)
Studioの更新
連携サーバー上でスクリプトの作成などを行うStudioのアップデートです。
以下のように、利用者に影響の無い範囲の軽微な修正・改善などを随時行えるようになっています。
- 操作レスポンスの改善
- 連携サーバー間の通信頻度の最適化
- 不具合の修正
以前はStudioの更新にはサービス停止が必要でしたが、V4.0以降ではアップデートに伴うサービスの停止はありません。
V4.0リリース当初よりもStudioの操作が軽くなり、動作が安定してきていることを実感されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
Studioがアップデートされると、サーバー接続時にアプリケーションがダウンロードされ、更新が自動的に反映されます。
アプリケーションのダウンロード時は以下のようなウインドウが表示されます。
アップデートの頻度について
それぞれのアップデートの頻度についてV4.0以前と比較すると以下のようになります。
アップデート頻度が大幅に向上していることがお分かりいただけるかと思います。
種類 | 影響 | V4.0以降の アップデート頻度 | V3.3以前の アップデート頻度 |
計画メンテナンス | サービス停止を伴う | 年1回程度 | 年1回程度 | 単体パッチ | サービス停止を伴う | ユーザーによる任意の タイミングで適用可能 | (機能なし) | フロント画面の更新 | 連携処理の影響なし | 随時 | 年1-2回程度 | Studioの更新 | 連携処理の影響なし | 随時 | 年1回程度 |
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おわりに
スピード感を持ったアップデートによる機能強化・改善はクラウドサービスの特長と言われています。
実のところ、SkyOnDemandはこの点で課題を抱えていましたが、V4.0のリリースによって、ようやくクラウドサービスらしい姿に近づくことができました。
今後ともさらなる機能強化・改善に取り組んで行きたいと思います。