2022.10.04
バンドル機能の紹介
ポスト
はじめに
Salesforce Field Serviceで、Salesforce Spring'22 バージョンアップから、バンドル機能が使えるようになりました。バンドル機能を使うことによって、住所や作業日が一致するサービス予定を1つにまとめることができ、最適化をする際のデータ量を減らすことができます。
今回はバンドル機能を使うための各種設定について紹介していきます。
今回はバンドル機能を使うための各種設定について紹介していきます。
バンドル機能の各種設定
バンドル機能の有効化
バンドル機能を使用するには、初めにバンドル機能を有効化する必要があります。
アプリケーションランチャーから「Field Service 管理」を選択し、スケジュールの中のバンドルを選択して、バンドルを有効化します。
アプリケーションランチャーから「Field Service 管理」を選択し、スケジュールの中のバンドルを選択して、バンドルを有効化します。
予定バンドル設定
サービス予定をバンドル化および、バンドル解除する際のステータス遷移を決定するために、「予定バンドル設定」を設定する必要があります。
アプリケーションランチャーから「予定バンドル設定」を選択します。
「新規」ボタンを押して、予定バンドル設定のレコードを作成します。
アプリケーションランチャーから「予定バンドル設定」を選択します。
「新規」ボタンを押して、予定バンドル設定のレコードを作成します。
予定バンドル設定レコードを作成する上で、入力する項目について紹介します。
| バンドル状況に追加 | バンドル化を許可するステータスを選択します。 |
| バンドル状況から削除 | バンドルから削除することを許可するステータスを選択します。 |
| 名前 | 予定バンドル設定レコードの名称を設定します。 |
| バンドルからの解除の状況 | バンドルから削除されたサービス予定に自動で設定される ステータスを選択します。
|
| 自動バンドル解除の条件 | バンドルが自動解除されるサービス予定の条件を指定した 「レコードセット検索条件」オブジェクトのレコードを
設定します。（空の場合は自動解除を許可しません）
|
| バンドル解除で更新しない状況 | バンドル解除時に更新が実行されないステータスを選択します。 （空の場合はすべてを許可します）
|
| 伝達するバンドル状況 | バンドルのステータスが更新された時にバンドルメンバーも 同じステータスに更新を許可するステータスを選択します。
（空の場合はすべてを許可します）
|
| 伝達しないバンドルメンバー状況 | バンドルのステータスが更新された時にバンドルメンバーも 同じステータスに更新を許可しないステータスを選択します。
（空の場合はすべてを許可します）
|
予定バンドルポリシー
バンドルで複数のサービス予定を１つのバンドルにするためには「予定バンドルポリシー」というオブジェクトから設定を行う必要があります。
予定バンドルポリシーレコードを作成する上で、入力する項目について紹介します。
| 名前 | バンドルポリシーの名前を設定します。 |
| 優先度 | 実行する予定バンドルポリシーの優先順位を設定します。 |
| 手動バンドル | 手動でバンドル化する場合の使用を許可するか設定します。 |
| 自動バンドル | スケジュール実施でバンドル化する場合の使用を許可するか設定します。 |
| 検索条件 | バンドル化されるサービス予定の条件を指定した「レコードセット検索条件」オブジェクトのレコードを設定します。 |
| バンドル期間を制限 | バンドル化の処理を実施する時間（単位：分）を設定します。 |
| バンドルメンバーの数を制限 | １つのバンドルに紐づけるサービス予定の数を設定します。 |
| バンドルでのスケジュール連動関係を許可 | スケジュール連動関係を持つサービス予定をバンドル化で使用するかを設定します。 |
| バンドル開始時刻項目名 | バンドルが開始した時刻を設定するサービス予定の日付時間項目を設定します。 |
| バンドル終了時刻項目名 | バンドルが終了した時刻を設定するサービス予定の日付時間項目を設定します。 |
| バンドル期間項目による時間の計算 | バンドル化にかかった時間を、「バンドルの期間を制限」項目と比較するかどうかを設定します。 |
| 一定の時間値 | バンドルにかかった時間の定数値を設定します。 |
その他バンドルポリシーに紐づくオブジェクト
予定バンドルポリシーには様々なオブジェクトが紐づいています。
それぞれのオブジェクトをまとめると下記のようになります。
それぞれのオブジェクトをまとめると下記のようになります。
| 予定バンドル並び替えポリシー | 手動バンドルの場合、バンドル内のバンドルメンバーを並び替えるポリシーを設定します。 自動バンドルの場合、バンドル候補の調査で使用する順序を決定するポリシーを定義します。
※何も定義しない場合は、バンドルメンバーは期日の昇順で並び替えられます。
|
| 予定バンドル制限ポリシー | 同じ項目値を持つサービス予定のみをまとめてバンドルできるように、予定バンドル制限ポリシーを使用して、制限項目を定義します。 |
| 予定バンドル集計ポリシー | 集約したサービス予定（バンドルメンバー）の値を、どのようにバンドルのサービス予定に登録するかを決定する設定になります。 |
| 予定バンドルポリシーサービステリトリー | 作成した予定バンドルポリシーをどのサービステリトリーに絞って実行するかを指定するための設定になります。 |
| 予定バンドル伝達ポリシー | バンドルサービス予定でバンドルメンバーサービス予定の項目をいつ、どのように更新するかを決定します。 |
終わりに
サービス予定のバンドル機能についてのご説明でしたが、いかがだったでしょうか。
設定する箇所は多いですが、有効化すると類似したサービス予定をまとめることができ、
ガバナ制限を回避することもできるので、おすすめです。
今回は紹介できませんでしたが、権限セットやリモートサイトの設定なども必要になってきます。
今後も、新しい機能が増えていくと思いますので、みなさんもぜひお使いください。
設定する箇所は多いですが、有効化すると類似したサービス予定をまとめることができ、
ガバナ制限を回避することもできるので、おすすめです。
今回は紹介できませんでしたが、権限セットやリモートサイトの設定なども必要になってきます。
今後も、新しい機能が増えていくと思いますので、みなさんもぜひお使いください。
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