2024.05.27

Connections 2024 Day2:Data CloudとEinstein尽くしの新体験!?&Connectionsはここが違った

改めましてこんにちは。
DAY 0の開催直前をレポートさせていただき、それからあっという間に Connections 2024の2日間が終了いたしました。本当に、あっという間でした。
まず一言言わせてください。\Connections たのしかった!!/

Marketing & Commerce × Data Cloud × Einstein をメインにたくさんのセッション/アクティビティがありました。
わたしはハンズオンワークショップを軸に計画を立てていたのですが、DAY1に希望していたワークショップが満席で参加できなかったことがあり、DAY2では20分前には並ぶように計画を組みなおしたこともありました。(同じセッションやワークショップを複数回やってくれるのはありがたい!!)

たくさんの体験のなかで、印象深かった点をピックアップしてレポートしていきたいと思います。

【セッション/ワークショップ】印象深かったポイント

【最多体験】Einsteinと一緒にセグメント作成

※写真はワークショップ:Succeed Now with Data Cloud Segment and Activation Use Cases
今回のConnectionsで、いろいろなところで何度も体験した機能。

Einsteinにどんなセグメントにしたいのかを伝えると自動で作ってくれ、セグメント結果のカウント数をみながら自分で条件を調整していくことも可能!

Data Cloudは、アクションにつなげることに価値がある。統合で留まらない!

※セッション:Get Started with Data Cloud to Unlock Your Enterprise Data
Data Cloudは様々なユースケースでのデータ統合基盤として有効ですが、データ統合はゴールではなく最初のステップであり、その先に価値があるということですね。

(データ統合が一筋縄にはいかないのがリアルだろうとわたしは思っていますが、そこをやり切れると先は期待できるということ!頑張りどころですかね)

はじめましてMarketing Cloud Growth Edition

※ワークショップ:Drive Efficiency with AI in Marketing Cloud Growth Edition
2月に発表された中小企業向けの新しいMarketing CloudのEdition(日本未販売)で、これまでのMarketing Cloudとは全く異なり、Data Cloudとセットになっています。
リソースの限られた中小企業でも生成AIの活用で効率的に…を肌で体験できました!

Einstein がいつも隣(画面右下)にいる

※ワークショップ:Drive Efficiency with AI in Marketing Cloud Growth Edition
ハンズオンの中で、[Einstein] を開いたり閉じたりしてプロンプトを使っているとき、サポートしてくれる存在が隣にいてくれるような不思議な感覚で生成AIの新時代を感じました。

特に体験しがいのあったハンズオンワークショップ:Put Your Data and AI into Action

自分のやりたいハンズオンシナリオを進める

こちらのワークショップは、Data Cloud と Einstein を使って、プロンプト構築・セグメント生成・電子メール コンテンツ作成 の3つの生成について、実践的な使用例をハンズオンで学べるもので、2日間に3回開催されていました。

ハンズオンに使用するPCやSalesforceの環境は、座席ごとに用意されています。

はじめに、Data Cloud と Einstein AI の基本概念や機能の紹介があってから、いよいよハンズオンスタート!
ひとつの同じハンズオンシナリオをみんなで進めるのではなく、各々がやりたいものを選択して、それぞれでテキストに沿って進めていくという形式でした。
ハンズオンできる内容が豊富で、選ばなかったシナリオも後日できるので、なんだか得した気分になりました。

Data Cloudはマーケターだけでなく組織のみんなに恩恵あり

カスタマーライフサイクル横断的に、Data Cloudのユースケースは存在するというお話もありました。

ハンズオンシナリオは全部で5種類

Marketing Manager・Loyality Manager・Service Agent・Sales Representative・Admin/Developer
ちなみに、わたしは「Admin/Developer」を選択しました。

Prompt Builderでプロンプトテンプレートを編集していく

メール生成をするプロンプトに、数式の編集と似た操作で、受信者や送信者の情報を差し込んでいく ということを行いました。
わたしは初回の枠で参加したのですが、用意された環境のEinsteinの呼び出し回数が上限に達してしまい、みんなEinsteinを呼び出せないというハプニングが!
「環境とテキストがあればあとでできるから、また後日試してみて」という案内がなされました。

そんなこともありEinstein生成AIを動かすところまではできませんでしたが、実施できたハンズオンの中でふむふむとなったステップをご紹介します。

フローを使用したプロンプト

フローを利用したプロンプトビルダーの実装内容を、実装済みのもので確認をしていくステップがありました。

今回は、プロンプトを起動した元の顧客レコードの属性情報をもとに、フローでプロンプトに差し込む値(=Einsteinに引き渡す情報)を準備するフローとして、「分岐判定するフロー」と「他オブジェクトからレコードを取得するフロー」がありました。

呼び出されるフローで確認したポイント
・ フローの開始要素は、プロンプトテンプレートでトリガーするフローであること
・レコード取得要素のデータソースは [Salesforce Object] と [Data Cloud Object]が選択でき、Data Cloudのデータも取得できること
・プロンプトを呼び出したレコード(今回は顧客)の値の取得には、 $Input の変数が使われていること
 → $Input は、Einstein 1 Platformエンジンの一部で、プロンプトが実行されるたびにソースレコードが自動的に取得してフローに渡されるため、フロー内で取得は不要とのこと
・フローの最後に[Add Prompt Instructions] 要素があり、フローで取得/処理した結果値をプロンプトに返していること


プロンプトとフローがどのようにつながるのか、少し紐解けた気がしました!

Connections と 他カンファレンスとのちがい

そんな充実した学びを得られた Connections への初参加でしたが、これまでに参加してきたSalesforceのカンファレンス TrailheaDX 2019(現TrailblazerDX)、Dreamforce 2023、との違いを感じたことがありました。

「開催地がシカゴとサンフランシスコ」、「規模はDreamforce が圧倒的に大きい」、「セッションのジャンルが異なる」という点は言わずもがな、Connections では ほかのSalesforceイベントでは当然だったものが2つ異なっていたのです。

Day1 MainKeynoteの様子

他イベントとは違う点に気づきましたか…!?

Trailblazerの集まりだけど…!?

Connections で最初に思ったのが、「Trailblazerパーカーを着ている人が少ない」ということです。

実はこの点は、参加前から過去の動画をみて「あれ?」と思っていました。多少の予想はしていたものの、予想していたよりもずっと少なくとても驚きました。
※『少ない』だけで、着ていくと浮いてしまうなんてことはありません。(個人の感想)

Salesforceイベント=Trailblazer の集い=Trailblazer パーカーを着た人がたくさんいる光景 がこれまで当たり前だったので、他のイベントと参加者層が異なっていることを最も感じた点でしたね。

とはいえTrailblazerの集まりであることには変わりなく、参加者の熱気はいつも通り熱かったです!

SWAG(Salesforceのグッズ)は、欲しい!?いらない!?

二つ目は、SWAG(Salesforceのグッズ)をゲットできるアクティビティが少ない ことです。

SWAGはSalesforceファンがイベントを楽しみにする理由の一つで、専用の交換コーナーに列を作るのが当たり前のように感じていましたが、ConnectionsではSWAGがもらえるクエストはなく、ステッカーもほとんど配っていませんでした。

サステナブルへの配慮などで催し自体が変化している可能性も大いにありそうですが、Tシャツがもらえるハンズオンを完走したあとのカウンターで「お疲れさま!Tシャツは欲しいですか?」と確認されました。
他のイベントであればわざわざ聞かれることなくサイズの確認から始まっているイメージで、不思議に思った瞬間でした。

SWAG大好きな方、もちろんないわけではないのでご安心を!(むしろレア度高い!?)
ハンズオンコーナーで完走するとTシャツがもらえたり、ワークショップの問題に挙手回答すればバウチャーやぬいぐるみ付のトートバッグがもらえたり、アンケート回答でトレーナーやギフトカードなど、プレゼント類がもらえる場もありました。

おわりに

というわけで、Connections 2024 が終了いたしました。
実は元々弱っていた喉を傷めて、DAY0の夜から発声がほとんどできない状態になってしまったのですが、無事にイベントを楽しみきることができて今は安堵しています。
みなさんも海外カンファレンスへご参加の際は、体調にはどうかご注意ください。

またどこかでお会いしましょう~!(シカゴピザは無事食べられました!)
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