2023.08.23

東京理科大サッカー部初の1部リーグ挑戦の行方は?シーズン中間報告

本年4月より2023年度関東大学サッカーリーグ東京・神奈川1部リーグが開幕し、ここまで15試合を消化しました。本記事では本年度のリーグ体制から、現在の順位の報告、サッカーの魅力にも触れつつ、今後の試合日程まで紹介します!

本年度から新しくなった関東大学サッカーのリーグ体制について

2023年度のシーズンから、関東大学サッカーのリーグ再編があり、以下のような体制に変更されています。

2023年度からの新リーグ体制

主な変更点としては関東3部リーグが新設され、都県リーグは東京と神奈川で、埼玉と北関東で統合されました。
一見すると、3部リーグ新設により関東リーグへの参入障壁が低くなったかと思いがちですが、東京に加えて神奈川の強豪校も東京理科大と同じリーグに加わることになり、チャンスは増えた一方で、むしろ競争は激しくなっています。

今年の東京・神奈川1部リーグは史上最も厳しい!? 関東リーグ参入を目指すライバルはどこも経験豊富な猛者揃い!

東京理科大は2022年度東京都大学サッカーリーグ2部で4位の成績を残し、念願の1部リーグ昇格を果たしました。この2023年度が部の創設以来、初めての1部リーグ挑戦です。
今年の1部リーグで戦うライバルは、関東リーグの経験もある朝鮮大学校を筆頭に、ほかすべての学校が「1部リーグに所属した経験あり」という猛者ぞろいとなっています。
どの学校も非常に強く、1部リーグ初挑戦の東京理科大の高い壁となって立ちはだかってくるでしょう。

1部リーグの所属大学の一覧

リーグ前半戦の総括と後半に向けて

リーグ戦全22試合のうち、ここまで15試合を終えています。現在の順位は以下の通りです。

順位表(15節終了時点)

1部リーグ初挑戦の硬さの影響もあってか、なかなか力を出し切ることができずに、現在苦しい状況の中にいます。しかし引き分けや1点差での敗戦など惜しい試合も多く、浮上のきっかけを掴めば、順位はまだまだわかりません!

残り7試合あるので、ここから順位を上げていくことも十分可能です!

サッカーが全世界の人を熱狂させる理由とは?

ここで一度サッカーというスポーツに焦点を当てて、サッカーにあまり詳しくないという人にも魅力が伝われば…という思いで、私が考える魅力についてお伝えします。

みなさんはサッカーにどのようなイメージがあるでしょうか?
・オフサイドなどのルールが難しい?
・なかなか点が入らないと退屈してしまう?
・スタジアムで観ていても展開が早くて、試合についていけない?

どれも確かにサッカーというスポーツを表しています。しかしながら、実際はもっと単純で「手を使わずに、ボールを相手のゴールに1回でも多く入れたら勝てる」そんなシンプルなスポーツなのです。
「何を当たり前のことを言っているんだ?」「それくらいは知っている!」という声が聞こえてきそうですが、このシンプルさが生み出す最大の特徴とはなんでしょうか?

それは、「一発逆転はないが、大番狂わせが度々起こりやすい」という点です。
サッカーは野球やバスケと違い、一度に1点ずつしか得点を上げることができないため、一発逆転は起きることがありません。しかしながら1点さえ取ってしまえば、十分に勝てる可能性があるスポーツなのです。
試合中、例え相手の倍以上のシュートを打っても、長い時間ボールを保持して試合を支配していても、1点も取れなければ負けてしまうことがあります。逆を言えば、シュートを1本しか打てなくても、1点でも取れれば勝てるかもしれない…。そんな側面があるのです。

昨年、プロ・アマ含めて日本一のサッカーチームを決める「天皇杯」というトーナメントにて、ヴァンフォーレ甲府というチームが優勝しました。甲府はJ2という日本で上からで2番目のカテゴリーに所属していながら、トップカテゴリーであるJ1に所属する格上チームを5連破し、下剋上優勝を果たしました。
カテゴリーが上のチームに対しチームの総合力で上回ることが難しい甲府が、粘り強い戦いを見せて、鹿島アントラーズやサンフレッチェ広島といった優勝経験の豊富なチームを倒していく姿は痛快でした。

2022年のワールドカップでは、日本が強豪国のドイツやスペインを撃破し、世界を驚かせたのも記憶に新しいと思います。

東京理科大は今年度のリーグ戦にて、今は下位に位置していますが、今後戦う上位チームは「下位チームに絶対勝たなくてはいけない」というプレッシャーを感じることになるでしょう。
そんな上位チームにかかるプレッシャーを逆手に取り、東京理科大が持てる力を存分に発揮できれば、ここから強豪を撃破していき、順位を上げてくるかもしれません!
勝利の喜びを分かち合ったり、時には敗戦の悔しさも共有できる場所こそが、試合会場です。ぜひ東京理科大サッカー部へ声援による後押しと、試合観戦へのご参加をお待ちしております!

気になる次の対戦相手、今後の試合日程は?

次戦は玉川大学、その後は首位争いを演じる帝京大学、朝鮮大学校という強豪校との対戦が続き、その翌週には武蔵大学戦が控えています。特に順位が近い武蔵大学との一戦は、絶対に負けられないという意地と意地がぶつかる熱戦が期待できます!

試合の情報については以下の通りです。
その他の試合日程や順位は東京都大学サッカー連盟オフィシャルサイトからも確認できます。

【第16節】8月27日(日)13:00 キックオフ
 vs 玉川大学(会場:非公開)
【第17節】9月2日(土)17:00 キックオフ
 vs 帝京大学(会場:帝京大学八王子キャンパス陸上競技場)
【第18節】9月10日(日)14:00 キックオフ
 vs 朝鮮大学校(会場:東京朝鮮中高級学校グラウンド)
【第19節】9月16日(日)18:15 キックオフ
 vs 武蔵大学(会場:フロンタウン生田Ankerフィールド)

ここからの1試合1試合は1部残留か、2部降格かを左右する、大事な試合ばかりです。
1部リーグ初挑戦の東京理科大の熱戦を一緒に盛り上げていきましょう!

先制点を決め、喜ぶ理科大イレブン

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