2022.12.22

大量データの表示や検索機能を強化!SkyVisualEditor V18新機能の紹介

みなさんこんにちは。 SkyVisualEditorは、2022/12/18にV18をリリースしました!
今回のバージョンアップでは、データの表示と検索がより便利で快適に行えるような機能を追加しています。
LCの新機能としては、新たなコンポーネントを追加し、ExcelのようなUI でデータが一覧表示できるようになりました。
VFは既存の検索機能を強化し、保存した検索条件が他のユーザとも共有できる ようになりました。
詳しくはこの後ご紹介します。

V18の新機能

今回、SkyVisualEditor VFとLCで追加された機能は下記の通りです。

  • LC
    – フレキシブルデータテーブルの追加
  • VF
    – 検索テンプレートの検索条件の共有
    – 手書き項目の配置数と背景画像サイズの上限引き上げ
    – Apex拡張のレコード保存時の権限チェック拡張
    – Windows11の VF Studioサポート対応

本ブログでは、LCの フレキシブルデータテーブル とVFの 検索テンプレートの検索条件の共有 についてご紹介します。

フレキシブルデータテーブル

フレキシブルデータテーブルは、下記の機能コンセプトを基に新たに用意したLCのLightningコンポーネントです。

  • Studioからのデプロイ不要 で手軽にすぐに利用可能
  • 利用者が Salesforce上でカスタマイズ可能
  • 大量レコードもクイックに表示

これらについて、どのようなものなのか詳しく説明します。

Studioからのデプロイ不要

フレキシブルデータテーブルを使うには、Lightning アプリケーションビルダーで SkyVisualEditor Flexible DataTable を配置し、高さオブジェクト を設定するだけです。Studioからのデプロイは不要で、設定も簡単なのですぐに使えます。
フレキシブルデータテーブルはLightningコンポーネントなので、ユーティリティバーに設定して表示させることも可能です。
表示する項目や位置は、利用するユーザ自身が各々で設定します。こちらはこの後ご説明します。

フレキシブルデータテーブルの設定

Salesforce上でカスタマイズ可能

デフォルトでは、対象オブジェクトの全項目が表示されますが、表示する 項目位置 はユーザごとに設定が可能です。
表示する項目はダイアログ、位置と幅はドラッグ&ドロップの操作で変更ができますので、直感的にレイアウトを作ることができます。

項目の設定

設定したレイアウトは保存できますので、直ぐにお好きなレイアウトで表示できます。また、レイアウトは名前を付けて複数保存できるので、状況に合わせてデータを見やすくできます。

レイアウトの選択

大量レコードもクイックに表示

Salesforce標準のリストビューは2,000件が表示上の上限となりますが、フレキシブルデータテーブルでは50,000件のレコードが表示できます。
大量データを表示することを想定しているため表示性能も非常に早いです。項目の種類や数、ご利用のPCの性能にもよりますが、当社のPC環境では2000件のレコードも数秒で表示できました。
また、行と列の固定、ソート、フィルタなどが非常にスムーズに動きますので、操作性も快適です。

行と列の固定

ソート

フィルタ

検索テンプレートの検索条件の共有

検索テンプレートで作成した画面では、検索条件登録 を行うことで検索で指定した条件を保存し、検索条件読込 で保存した条件を呼び出すことができます。
今までは、自分が作成した検索条件だけが登録と読み込みの対象でしたが、V18では他ユーザにも作成した検索条件が共有できるようになります。
画面上の操作は簡単で、今まで同様に検索条件登録を行うだけです。このとき、検索条件を共有 にチェックするだけで共有できます。呼び出すときも、共有済検索条件を表示 にチェックを入れることで共有された検索条件が選べるようになります。

検索条件の共有

今までは、同じ検索条件を複数のユーザで使う場合、URLパラメータで検索条件を指定するためのリンクを用意し、これをリッチテキストなどで共有する必要がありました。この場合、システム管理者によるメンテナンスが必要でしたが、この機能を使うとユーザ自身が検索条件を作成して共有できるので、必要なときに必要な検索条件がすぐ作れます。

さいごに

今回のバージョンアップでは、大量データの表示や検索条件の共有など、検索に関する機能の強化を行いました。とくにフレキシブルデータテーブルはSalesforceの標準でもできていない動きを実現しておりますので、ぜひこの機会にお試しください。
また、本Blogで紹介しきれていない機能は、V18のリリースノートも合わせてご参照ください。
今後も、みなさまのご要望に沿えるような機能を検討したいと考えておりますので、下記よりご意見をいただけますと幸いです。

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今後も、SkyVisualEditorをよろしくお願いいたします!

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