2020.11.24

「LINEで予約」とは?メリットや店舗が準備すべきことについて解説

はじめに

日常のコミュニケーションにおいて、多くの人が利用している「LINE」。「LINE MUSIC」や「LINE マンガ」といった個人向けサービスのほかにも、「LINE公式アカウント」のような法人向けのサービスもあります。
このLINEが、2020年11月に「LINEで予約」というサービスを開始しました。「LINEで予約」は、ユーザーや店舗にとってどのようなメリットがあるのでしょうか。今回は、この「LINEで予約」の概要や、店舗が準備すべきことについて解説します
※この記事は、2020年11月18日時点の情報を基に作成しています。最新情報は、LINEの公式サイトをご確認ください。

「LINEで予約」とは

「LINEで予約」とは、その名の通りLINEを使って店の予約ができるサービスです。LINEとグルメ情報サイト「ぐるなび」がパートナー契約を行い、LINEで「ぐるなび」に加盟している店のうち、席のみ指定でのオンライン即予約に対応している店を予約できるようになりました。

「LINEで予約」を利用する際は、LINEのホーム画面または「LINEで予約」のLINE公式アカウントから店を探し、予約を行います。1回につき10人まで予約可能です。予約方法の詳細については、下記ページをご覧ください。

https://guide.line.me/ja/services/reserve-with-line.html

「LINEで予約」のメリット

では、この「LINEで予約」には、どのようなメリットがあるのでしょうか。

ユーザーのメリットは、店探しから予約、いっしょに食事をする相手への共有までLINEで完結することです。今までは、「グルメサイトで検索→ネットで予約しメールを確認→メールやLINEで店の情報を共有」といったように、いろいろなwebサイトやコミュニケーションツールを利用する必要がありました。「LINEで予約」によって、これらのことをすべてLINEでできるようになります。
また、「LINEで予約」のLINE公式アカウントにて、クーポンやキャンペーン情報と言ったオトクな情報を受け取ることもできます。

一方、店舗側のメリットは、LINEを使って「予約完了時のメッセージ」「予約数日前のリマインドのメッセージ」などを送付できることです。通常の予約サイトの場合、これらのメッセージはメールで送付されます。メールの場合、迷惑フォルダに振り分けられて見落とされるおそれがあるうえ、そもそも普段メールを見ないという人もいます。
LINEはプッシュ通知でメッセージを配信できるため、メールに比べて読まれやすいという傾向があります。メッセージで店の魅力を伝えることができれば、リピートにもつながるでしょう。

LINE公式アカウント入門ガイド

店舗が準備すべきこと

「LINEで予約」を利用するためには、「ぐるなびへの掲載」と「LINE公式アカウントの開設」が必要です。LINE公式アカウントは複数の設定項目がありますが、必ず以下の項目は設定しておきましょう。

<プロフィール>
店舗名称や画像を設定できます。また、「ステータスメッセージ」という説明文の入力欄もありますので、店のアピールポイントをしっかりと記載しましょう。

<クーポン・ポイントカード>
LINE公式アカウントには、スマートフォンで利用できるクーポン機能やポイントカードを発行できる「ショップカード」という機能があります。このクーポンやショップカードは、前述したプロフィールページ(ステータスメッセージの下)にボタン形式で表示できます。ぜひプロフィールページにも表示して、ユーザーの目に触れるようにしておくとよいでしょう。

<あいさつメッセージ・リッチメニュー> 
ユーザーは、LINEアカウントの友だち登録をしなくても「LINEで予約」を利用できます。
もし、友だち登録をしてもらえれば、メッセージを配信してリピートにつなげることが可能です。積極的に店頭で声をかけたり、QRコードを設置したりして、来店したユーザーに友だち登録してもらうようにしましょう。
また、友だち登録してくれたユーザーに対して、「あいさつメッセージ」と「リッチメニュー」を設定することが重要です。

あいさつメッセージは、友だち登録してくれたユーザーに最初に送られるメッセージのことです。「新メニューの情報が届く」「友だち限定のクーポンが配信される」など、友だち登録するとどのようなメリットがあるのかしっかり伝えることで、ブロック防止につながります。

リッチメニューは、トーク画面の下部に固定表示できるメニューのことです。クーポンやキャンペーン情報など、ユーザーにメリットのある情報を表示すれば、来店増加につながるでしょう。

ほかにも、LINE公式アカウントにはさまざまな便利機能があります。LINE公式アカウントの詳細については、下記ページをご覧ください。

まとめ

LINEとぐるなびのパートナー契約によりスタートした「LINEで予約」。今後は、「ぐるなび」以外にもパートナーが増える可能性があります。
また、2021年2月にはLINEの中で店の情報を探せるメディア「LINEプレイス」が提供開始予定です。このメディアで8,600万人を超えるLINEユーザー(2020年9月時点)にアプローチできれば、集客や友だち登録の増加につながるでしょう。

店舗ビジネスにおいてこれらのサービスを利用するには、LINE公式アカウントが欠かせません。LINE公式アカウントは、無料で始められるサービスです。この機会にぜひ、LINE公式アカウントを検討されてみてはいかがでしょうか。
※掲載したサービス名、商品名は、各社の登録商標です。
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