2021.01.28

Salesforceライセンスの選び方はこれでバッチリ!Sales Cloud、Service Cloud、Lightning Platform の特徴や違いを解説します

Salesforceを導入するにあたって、「どのライセンスを選ぶか」は悩ましいポイントです。
いろいろな種類があって、違いが分からないという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、各ライセンス(製品)の特徴をまとめてみました!

各製品の違い

Salesforceの製品はいろいろありますが、今回は代表的な「Sales Cloud」「Service Cloud」「Lightning Platform」の3つをご紹介します。

いちばんシンプルなのがLightning Platformで、例えばこのような機能があります。
・取引先(顧客企業の情報)の管理
・取引先責任者(顧客企業に勤める人々の情報)の管理
・カレンダー
・todo管理
・「Chatter」という社内SNS

Sales CloudとService Cloudでは、上記に加え商談やケース(問い合わせのこと)の管理ができるようになります。
さらに、Sales Cloudには営業支援に特化した機能が、Service Cloudにはカスタマーサポートに特化した機能がついてくる…といった感じです!

各ライセンス(製品)で使える機能

お察しの通り、Lightning Platformのほうが使える機能が少ない分、お値段はお安めです。
「え、じゃあLightning Platformでいいじゃん!」と結論付けるのはちょっと待ってください。
Sales CloudやService Cloudじゃなきゃできないことが、たくさんあるんです!

Sales Cloudの特徴

Sales Cloudは、”営業活動を強力にするためのアプリケーション”です。
Salesforceと聞いて多くの人が思い浮かべるのはこの製品かもしれませんね。

Platformと違うのは、いわゆるSFA(営業支援)の機能が使えること。
顧客管理はもちろん、商談で話した内容や、商談が進んだ際の見積、無事制約した際の契約も管理できます。
エクセルや手帳でバラバラに記録されていたデータが一元化されるだけでなく、管理する項目が統一されることによって、プロセスの標準化が見込める点もメリットでしょうか。

見込み客を生み出すための生み出すためのイベントやセミナーなどを管理するキャンペーン管理や、そのキャンペーンで得たリード(見込み顧客)を管理する機能も付いてきます。
営業活動の”種まき”の段階から、Sales Cloudにお任せというわけですね。

さらに、1つの商談を複数人で進めるときに便利な「商談分割」や、人工知能(AI)を使用した「売上予測」なんていう機能もあるそうです。

★こんな場合はSales Cloudがおすすめ
・営業活動にまつわる情報を一元化したい
・営業プロセスを標準化し、かつ効率化したい

Service Cloudの特徴

Service Cloudには、カスタマーサポートを円滑に行うための機能が搭載されています。
豊富な機能がある中で、個人的な目玉は「サービスコンソール」という機能。

顧客属性・購入履歴・問い合わせ履歴を同じ画面でわかりやすく確認できるので、
その場限りの対応をするよりもより早く、丁寧な対応ができます。
Sales Cloudでもケース管理は可能ですが、オペレーター専用の使いやすさという点では、サービスコンソールに軍配が上がります。
過去にカスタマーサポートをやっていた身としては、喉から手が出るほどほしい機能です…

よくある質問をFAQ(ナレッジ)にためておけば、問い合わせ内容に関連度が高いFAQが自動で表示されたりもします。
オペレーターの効率UPはもちろん、スムーズで的確な応対によって顧客満足度も上げることができるようです!

オペレーターの業務パフォーマンスも集計可能なので、改善の糸口が見つけやすいですね。

★こんな場合はService Cloudがおすすめ
・カスタマーサポートの効率化をしたい
・顧客満足度を上げたい


Lightning Platformの特徴

前述の通り、Lightning Platformは「使える機能が限定されている分、費用も安い」というライセンスです。
Sales Cloudの営業支援や、Service Cloudのカスタマーサポートを支援する機能は使えませんが、Salesforceプラットフォームが持つ柔軟性や堅牢なセキュリティ、モバイルでも利用できる点などのメリットは変わりません。
「最小限の顧客管理から始めたい!」という場合には良いかもしれません。


また、Salesforceには、オリジナルのデータベーステーブルを作る「カスタムオブジェクト」という機能があります。
これを活用して、SFAやカスタマーサポート以外の業務で、費用を抑えつつSalesforceを活用している企業もあるんだとか。

なお、原則としてPlatformライセンスだけでの契約はできないそうです。
最低1ユーザーはSales CloudかService Cloudのライセンスが必要なので、ご注意ください!

★こんな場合はLightning Platformライセンスがおすすめ
・Sales CloudやService Cloudの機能を使わない
・ライセンス費用を抑えて、クラウドの業務アプリケーションを作りたい


まとめ

今日は、SalesforceのSales Cloud、Service Cloud、Lightning Platformの違いについて説明しました。
結局どれを選べばいいの?について、私なりの見解はこんな感じです。
・営業活動の効率化や、プロセスの標準化をしたいならSales Cloud
・カスタマーサポートの効率化や、顧客満足度の向上を狙うならService Cloud
・どちらでもない場合はLightning Platformから始めるのがいいのでは

部門によってライセンスを使い分けることも可能です。
実際に購入する際にはエディションのことも考えなくてはいけないし…
なかなか、すんなり決めるのは難しいという方もいるかもしれません。

そんな時は、ぜひテラスカイにお問い合わせください。
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