目次
はじめに
「Fly Ahead to 2030 次のパラダイムシフトに備えよ」をテーマに、2021年11月25日(木)・26日(金)の2日間で開催した「TerraSkyDays 2021 Online」。「DXの最新事例」や「次世代の働き方」に関する20のセッションをお届けし、好評をいただきました。
TerraSkyDays 2021 Online 特設サイトはこちら
本イベントは終了しましたが、特設サイトでKeynoteの動画を公開しております。
残念ながらご参加が叶わなかった方はもちろん、当日のセッションを改めてご参考にしたい方もぜひご覧ください。
本記事では、「知と汗と涙の近⼤流コミュニケーション戦略」をテーマに、近畿大学 経営戦略本部長 世耕石弘氏にご登壇いただいたセッションの内容をご紹介します。
近畿大学 世耕氏(左)、テラスカイ 台(右)
近畿大学がDXに対する取り組む理由
まずは、ヒップホップ調の大学紹介ムービーとともに、近畿大学がDXに取り組む理由についてお話しいただきました。
「KINDAI BIG BLUE DREAM」Music Video
via
www.youtube.com
「近畿大学は医学から芸術まであらゆる分野を網羅する日本屈指の総合大学です。特に理系の分野では先端的な研究に取り組んでいますが、大学の事務業務は紙が主流でした。
大学の場合、DXに投資をしても金銭的なリターンはありません。民間企業と同じようにDXに投資すると、採算的に厳しい状態になっていきます。それでもなぜ近畿大学はDXに取り組んでいるのかと言えば、『ブランディング』のためです。
近畿大学は、多いときで年間20万人ぐらいの志願者が受けてくれますが、DXを推進してブランドイメージを向上させれば、より多くの受験生が近畿大学を受けてくれて、入学者のレベルも上がっていくと期待しています」と語る世耕氏。
DXに関連するさまざまな取り組みについて、ご紹介いただきました。
大学の場合、DXに投資をしても金銭的なリターンはありません。民間企業と同じようにDXに投資すると、採算的に厳しい状態になっていきます。それでもなぜ近畿大学はDXに取り組んでいるのかと言えば、『ブランディング』のためです。
近畿大学は、多いときで年間20万人ぐらいの志願者が受けてくれますが、DXを推進してブランドイメージを向上させれば、より多くの受験生が近畿大学を受けてくれて、入学者のレベルも上がっていくと期待しています」と語る世耕氏。
DXに関連するさまざまな取り組みについて、ご紹介いただきました。
日本初!インターネットで出願できる「エコ出願」
近畿大学では、紙の願書を廃止してネットで出願する「エコ出願」を2014年度の入試から開始しました。現在は他の大学でもネット出願ができますが、近畿大学が日本で最初に始めたということです。エコ出願については、下記の動画で分かりやすく説明されています。
【2022年度入試対策】vol.11 エコ出願編「5分でわかる近大入試」
via
www.youtube.com
高校の先生からは、「ネットで出願できるようにしてほしい」という声はなく、むしろ今までと同じように「紙で出願できる方が安心」という声もあったほどです。
しかし、「先進的な近畿大学」というブランディングのために、近畿大学はエコ出願をスタート。このエコ出願はメディアでも取り上げられ、大変話題になりました。
「後に近畿大学が『志願者数 日本一』になるのですが、日本で最初にインターネット出願をできるようにしたことも大きく影響していると思います」と世耕氏は語ります。
しかし、「先進的な近畿大学」というブランディングのために、近畿大学はエコ出願をスタート。このエコ出願はメディアでも取り上げられ、大変話題になりました。
「後に近畿大学が『志願者数 日本一』になるのですが、日本で最初にインターネット出願をできるようにしたことも大きく影響していると思います」と世耕氏は語ります。
70%の書類を削減した「ペーパーレス化」
2015年には教職員の決裁書をデジタル化した近畿大学。その後も、書類をwebで公開したり、紙の文書を大量に削減したりするなど、ペーパーレス化を強化しました。事務機能の多くを担う本館を移転する際に、書類の70%を削減したそうです。
特に近年は、フリーアドレスに注力。紙のリバウンドを防ぐだけではなく、「環境を変えたことで、職員のデジタル化に関する意識が大きく変わった」と世耕氏は語ります。
また、今後はポータルサイトなどを活用し、学生が提出する書類の電子化にも取り組んでい
くとのことです。
特に近年は、フリーアドレスに注力。紙のリバウンドを防ぐだけではなく、「環境を変えたことで、職員のデジタル化に関する意識が大きく変わった」と世耕氏は語ります。
また、今後はポータルサイトなどを活用し、学生が提出する書類の電子化にも取り組んでい
くとのことです。
DX先端大学に向けた「情報学部」の創設
2022年4月、近畿大学は「情報学部」を開設します。元ソニー株式会社 副社長 久夛良木健氏、株式会社KADOKAWA 代表取締役社長 夏野剛氏をそれぞれ情報学部長・情報学研究所長に迎え、他大学にない斬新な取り組みを行っていきます。
eスポーツ(コンピュータゲームの競技)などのカリキュラムも取り入れ、DX先端大学をめざしていくということです。
他にも、近畿大学のさまざまな取り組みについて世耕氏にお話しいただきました。
・ECサイトでの教科書販売
・ICカードでの出欠管理
・卒業証明書をコンビニで即日発行
・授業料のクレジットカード決済
・スマートフォンで自習室予約
・クレジットカードを付帯した学生証
・バーコード決済も利用できるキャッシュレス食堂
・全教職員にチャットツールを導入
・教育・研究で5Gを活用(病院での遠隔診断、マグロ養殖場の監視)
・キャンパスで実証実験の受け入れ(ドローンで自動巡回警備、電動キックボードのシェアリング、顔認証による決済)
・オンデマンド授業の配信(2023年に100%の配信をめざす)
こういった取り組みが功を奏し、「改革力が高い大学」ランキングで1位に選ばれ続けています。
eスポーツ(コンピュータゲームの競技)などのカリキュラムも取り入れ、DX先端大学をめざしていくということです。
他にも、近畿大学のさまざまな取り組みについて世耕氏にお話しいただきました。
・ECサイトでの教科書販売
・ICカードでの出欠管理
・卒業証明書をコンビニで即日発行
・授業料のクレジットカード決済
・スマートフォンで自習室予約
・クレジットカードを付帯した学生証
・バーコード決済も利用できるキャッシュレス食堂
・全教職員にチャットツールを導入
・教育・研究で5Gを活用(病院での遠隔診断、マグロ養殖場の監視)
・キャンパスで実証実験の受け入れ(ドローンで自動巡回警備、電動キックボードのシェアリング、顔認証による決済)
・オンデマンド授業の配信(2023年に100%の配信をめざす)
こういった取り組みが功を奏し、「改革力が高い大学」ランキングで1位に選ばれ続けています。
近畿大学がDX支援会社に期待すること
テラスカイでは、近畿大学の新しい学習支援システムの構築を行っています。
「DX支援会社にどのようなことを期待されますか?」というテラスカイ 台からの質問に対し、世耕氏に以下のようにお答えいただき、本セッションは終了しました。
「DXを進めるにあたって、学内の理解を得る必要があります。そのため、支援企業の方には、システム担当者向けの資料だけではなく、学内を説得するための資料も協力いただきたいです。
DX実現に向けて一緒に進めていただけると助かります」
「DX支援会社にどのようなことを期待されますか?」というテラスカイ 台からの質問に対し、世耕氏に以下のようにお答えいただき、本セッションは終了しました。
「DXを進めるにあたって、学内の理解を得る必要があります。そのため、支援企業の方には、システム担当者向けの資料だけではなく、学内を説得するための資料も協力いただきたいです。
DX実現に向けて一緒に進めていただけると助かります」
まとめ
テラスカイは企業だけでなく、近畿大学のような大学のDXも支援しています。
少子化により大学受験者数の減少が予想されるなかで、他の大学にとっても近畿大学の取り組みは参考になるのではないでしょうか。
残念ながら本セッションのアーカイブ配信はありませんが、TerraSkyDaysの他のセッションは、12/20(月)までアーカイブ動画をご視聴いただけます。
DX事例や次世代の働き方に興味がある方は、ぜひお申し込みのうえ、アーカイブ配信をご覧ください。
少子化により大学受験者数の減少が予想されるなかで、他の大学にとっても近畿大学の取り組みは参考になるのではないでしょうか。
残念ながら本セッションのアーカイブ配信はありませんが、TerraSkyDaysの他のセッションは、12/20(月)までアーカイブ動画をご視聴いただけます。
DX事例や次世代の働き方に興味がある方は、ぜひお申し込みのうえ、アーカイブ配信をご覧ください。
2021年12月21日 追記
本イベントは終了しましたが、特設サイトでKeynoteの動画を公開しております。
残念ながらご参加が叶わなかった方はもちろん、当日のセッションを改めてご参考にしたい方もぜひご覧ください。
本イベントは終了しましたが、特設サイトでKeynoteの動画を公開しております。
残念ながらご参加が叶わなかった方はもちろん、当日のセッションを改めてご参考にしたい方もぜひご覧ください。
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