2020.06.02

テレワーク中におけるメンターとメンティーの関係性の構築

こんにちは。

弊社では、4月から新入社員を含めた全社員がテレワーク(在宅勤務)をしています。今回は、メンティ(新入社員)とそれを迎える社内の配属先メンバーやメンターの関係構築や交流が対面と比べてどう変化したか、実体験や工夫した点を踏まえてご紹介します。

弊社の新入社員のオンライン研修については過去のブログに記載していますので、そちらをご覧下さい。

入社時~4月末:いわゆる初対面~はじめての長期休暇(GW)まで

一般的には、以下のような流れで新入社員を迎え入れるかと思います。

1.新入社員の自己紹介
2.社内組織の紹介⇒配属先の先輩社員やメンターとの初回挨拶
3.研修等で困った場合の新入社員からの相談を通じて、社内メンバーやメンターとの関係性を構築

これが、テレワークに伴って、1や2については対面ではなくGoogle Meetや新入社員紹介インタビュー記事(社内掲示板)等を使って行われました。3については、いわゆるチャット等での交流がメインとなり、Google Meet等での交流は発生しつつも、対面といった生の交流というものはなくなりました。
テレワークに伴って対面での交流がなくなっていくと、新入社員に限らずいわゆる初対面での人間関係や信頼関係の構築が難しいのではないかと思います。

そこで、はじめての新入社員が入社してから4月末までの期間は、Google Meet等を使い、いわゆる社内で新入社員がこれから関わるであろう配属先メンバーとの交流の実施や、精神的な面でのヒアリングやアドバイスを行うことを特に注力しました。

この時期に上記を注力した理由としてはさまざまありますが、特に顕著なのがいわゆるGW中の5月病リスクや、想定していなかったであろうテレワーク研修による気疲れを減らすためです。

テレワークでなかった時も、この時期に新入社員の心と身体のケアに注力していた企業は多くあると思いますが、テレワークになるとその重要性がより一層高まりますので、この時期により重点的に実施することをおすすめします。

長期休暇後~5月末(現在)

GWという長期休暇の間にも、新入社員は4月に学んだことを復習したり、初任給で新たな趣味を開拓したりしています。

この時期のちょうど少し前あたり(4月下旬)から、初めて学ぶ技術的な発見や疑問について、新入社員は研修中にメンターや講師に技術的な質問をする機会が増えてきます。そのため、5月以降は新入社員に技術的な説明をする必要があります。
対面では気軽に聞けていた内容が、テレワーク中だとチャットやGoogle Meetになることで上手く伝わらなかったりすることが多くなるので、新入社員がその日どういうことをやっていたのかを情報収集し、疑問点をしっかり確認することがメンター側にも求められます。

そのため、この時期からは特にこの活動をメンターやその周囲のサポートメンバーが実施していくことで、新入社員の日々の成長を伸ばすことができ、つまづきをさけることができます。
メンティとメンターの交流は、チャットだけでなく必要に応じてGoogle Meet等の会話型のオンライン交流を増やすことで、よりやりやすくなったと思いますので、この取組みはおすすめです。

おわりに

いかがでしたでしょうか。
今回は、新入社員入社時からGWを経ていわゆる最初の環境変化に慣れだすところまでのテレワーク中での取組みの一例をご紹介いたしました。
もちろん、弊社ではこれ以外にも毎日の新入社員の研修での振返りをメンターと共有して適宜コメントすることでコミュニケーションをとったり、研修中で学んだことを新入社員に社内発表してもらうことで積極的に社内での交流を深めたりしています。

今後は、緊急事態宣言の解除に伴い、テレワークと出社しての対面での交流が状況に応じて交互に行われていくことが社会情勢的に増えていくでしょう。このお話しのその後の状況については、機会があればご紹介したいと思います。
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