こんにちは。花粉シーズン到来真っ只中ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
毎年花粉症に悩まされている小川です。
さて、SkyOnDemandはおかげさまで多くのお客様にご利用いただき、バージョンアップに合わせてアダプタなど機能拡張を行ってきました。
その中で、クラウド型データ連携ツールとしてより活用いただくための各種オプションも充実してきました。
価格や概要は下記URLのHPに載っておりますが、今回はそれぞれのオプションにどんなメリットや活用方法があるのかご紹介したいと思います。
【SkyOnDemandの追加オプションの概要および価格】
http://info.skyondemand.net/sod/price/
①開発環境オプション
SkyOnDemandのベースとなる基本料金(初期費用、月額費用)でご利用できるサービスは、本番用のSkyOnDemand環境となります。
開発環境オプションをご契約いただくと、この本番用環境とは別に、連携開発・検証用に利用できる環境をご用意いたします。
運用開始後の追加開発などを念頭に置いた場合、開発環境で開発・テストを実施してから本番環境へ反映させることで、本番運用に影響を与えずに開発を行うことが可能となります。
利用料金としては、初期費用、月額費用ともに本番環境の半額で利用することができます。
ただし、有効な本番環境のご契約があることが前提となり、また、開発環境を本番環境として利用することはできません。
②固定IPオプション
例えばSalesforceはセキュリティを高める目的で外部サービスからのアクセスをIPで制限することができます。
SkyOnDemand ではお客様の連携サーバーごとにグローバルIP アドレスを発行しておりますので、このIPアドレスを指定し、アクセス元を該当の連携サーバに制限することが可能ですが、SkyOnDemand のメンテナンス等によってIPアドレスは変更になる可能性があります。
この固定IPオプションをご利用いただくことで、連携サーバーのIPアドレスを固定化することができます。
これにより、Salesforceなどの外部サービスにおけるIPアドレスによるアクセス許可設定を変更する必要がなくなります。
③スケールアップオプション
SkyOnDemandを利用していくと、処理するデータ量に応じて大量データを処理したい、実行時間を短縮したい、などの要望がでてくることがあります。
その場合、スケールアップオプションを利用することにより、次のスペックを拡張することが可能になります。
・仮想CPU 数
・メモリ容量
スケールアップオプションの費用につきましては、個別にご相談ください。
④VPNオプション
SkyOnDemandとお客様の社内環境をVPNでつなぎたい場合にはこのVPNオプションをご提供しております。
VPNオプションによりSkyOnDemandから、お客様のファイアウォール内にあるネットワークにアクセスすることが可能になります。
例えば、SkyOnDemand上の連携が、企業内ネットワークにあるOracle データベースのデータを読み書きできるようになります。
VPN の実現には「IPsec VPN」と「専用線接続VPN」の2 つの方法があります。
1.IPsecVPN
「IPsec VPN」はお客様拠点から弊社VPNルータまでインターネット経由で接続いただき、IPパケットをIPsecで暗号化する方式です。
お客様側のルータはお客様にてご用意いただきます。
2.専用線接続VPN
「専用線接続VPN」は新たに専用線を敷設することによってVPN を実現するものです。
原則としてお客様拠点に設置するルータを貸与するため、回線を含めてフルマネージドのサービスとなります。
専用線接続型のVPN には、帯域が1Mbps~1Gbps までの選択肢があり、また帯域保証があるもの、ないものなど数多くの種類があります。
VPNオプションの詳細や費用は、お客様環境やご要件をお伺いした上で個別にご提案させていただきます。
⑤エラーメール通知用メールアカウントオプション
SkyOnDemand サービスで送信用のメールアカウントをご提供することが可能です。
例えば障害が発生した際のエラーメールの送信用途等にお使いいただくことが可能となります。
送信者メールアドレスは、xxxxx@mail.skyondemand.net の形式となり、xxxxx 部分をお客様がご指定いただけます。
受信者(メールアドレス)は、SkyOnDemandのスクリプト内で自由に指定ができます。
⑥HULFT連携オプション
SkyOnDemandとお客様環境をファイル転送ツールのHULFTを利用して、よりセキュアにファイル連携を行うことができるオプションサービスとなります。
例えば、お客様社内ですでにHULFTをご利用している場合、このSkyOnDemandのHULFTオプションをご利用いただくことにより、お客様社内のHULFTとSkyOnDemand側のHULFT間でファイルの受け渡しをすることが可能です。
また、HULFTは標準で暗号化通信を実装していますが、さらなるセキュリティ向上策として、アメリカ合衆国国立標準技術研究所(NIST)が認定したAES暗号化方式で通信することが可能なAES暗号化オプションもご提供しております。
このようにSkyOnDemandにはさまざまなオプションがあり、これらを組み合わせることにより、より運用に適した連携処理を構築することができます。
これから新規にSkyOnDemandを導入するお客様、既にご利用しているお客様にさらにSkyOnDemandをご活用をしていただくためのご参考になればと思います。
また、今後もこのようなオプションがあったらいいな、というご要望があれば是非当社までご相談下さい。