2024.07.01

Salesforceの変更セット・リリース資材管理は職人技?Salesforce開発者のお悩みを解決①|Flosum

このブログは、2023年10月に開催された「TerraSkyDay2023」のセッション
「Salesforceリリース効率化!Salesforceアドミン女子が語る新しいリリースの仕方」を、ブログ形式にまとめたものです。
Salesforce標準リリースツール「変更セット」を使ったときのお悩みを解決してくれる、
AppExchange製品「Flosum」についてご紹介していきます!

(おさらい)Salesforceの標準のリリースツール「変更セット」とは

Salesforceでリリースする機能と言えば変更セットです。
皆様も利用されたことがあるのではないでしょうか。
標準で用意されている機能のため多くのSalesforce開発者がご利用になっていると思います。
変更セットはすぐに利用できる&わかりやすいUIの反面、お悩みも多々あります、、、

変更セットの詳細について下記のサクセスナビ、ブログの内容をご参照ください。

テスト環境を活用しよう|Sales Cloud|Salesforce サクセスナビ
変更セットによる運用組織へのリリース時あるある - TerraSkyBase |

Salesforceのリリース管理ソリューション Flosumとは

FlosumとはSalesforceプラットフォーム上でリリース作業が完結するAppExchangeツールです。
変更セットのお悩みを解決してくれる機能が豊富にあります!
例えば
 ・リリース資材の過不足を事前にチェック
 ・リリース資材を同一組織・複数組織へ反映
 ・リリース資材のバージョン管理
などなどです。
それでは変更セットでのリリース作業のお悩みとFlosumによる解決方法をご紹介していきます!

Salesforceの変更セットのお悩み①作成に時間がかかる

一番のお悩みは作成に時間がかかることだと思います。
変更セットの作成はリリースする資材をフィルタリングをする機能がないため、1つずつリリース資材を見つけて追加していく必要があります。大規模なリリースの場合、変更セットの作成は時間がかかり、手作業のため移行漏れのリスクが発生します。

Flosumではリリース資材のまとまり「Branch」を使いまわせる!

Flosumを利用すると、リリース資材は最終更新日や資材名など条件を指定して一括で取得できます。
資材を取得した後、必要な資材のみをまとめたBranchを再利用して複数環境へのリリースを実施できます。

リリース資材を条件を絞って抽出した後は、こちらのBranchに必要な資材のみをまとめます。
Branch資材をまとめた後でも不要なものがあれば削除もできますし、足りなかった資材があれば再度条件で抽出してこちらのBranchに加えることもできます。
Branchを都度修正することができるので、移行先組織によって作り直すことも必要なく、同じものを各組織にリリースすることができます!

Salesforceの変更セットのお悩み②プロファイルのリリース

プロファイルのリリースについても悩まれていることだと思います。
変更セットでプロファイルをリリースするとすべて上書きされてしまうため、SandboxではIP制限など権限を緩く設定している場合や複数チームでプロファイルを修正している場合などは丸ごとプロファイルをリリースするわけにいかず、手作業で設定を実施されていることも多いです。

Flosumではプロファイルや権限セットの部分リリースも可能!

Flosumではプロファイルや権限セットは必要なところだけ部分的にリリースができるから他の資材と一緒にリリースできちゃいます!
リリース資材がまとまっているBranchからGet Profileの機能を実行すると、Branchに関連する権限のみを取得することができます。
こちらの機能を利用することで手作業での設定が必要なくなり、時間も短縮することができます。

比較機能でリリース前後の状態や他の組織との比較が可能!

Comparison機能は、リリース資材を抽出したSnapshot、リリース済みの資材が管理されているRepository間の資材をそれぞれ比較することで、相違点を見つけることができる機能です。
比較結果が資材ごとに一覧で表示され、新規のものは赤色で、差分があるものは黄色で明示されます。
また、資材ごとにどこがどのように異なっているか詳細を確認することも可能です。

さらに、プロファイルや権限セットに関しては、Profile&Permission Set Comparisonという比較機能が用意されています。
異なるプロファイルや権限セット同士を比較することができる機能となっています。
また、コードではなく、Salesforceのプロファイルや権限セットの設定画面と同じように、チェックボックス形式で相違点が表示され、とても見やすいUIとなっています。
瞬時にどこにどのような差異があるかを把握することが可能です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
Flosumの機能でリリースが便利になることがイメージいただけたでしょうか。
リリースについてはまだまだお悩みが尽きないと思います。
このシリーズではあと2本のブログを作成していきます。
次回のブログでは複数チームの開発で起きがちなトラブルについてFlosumで解決できる機能をご紹介します。
お楽しみに!

その他Flosum情報もぜひご覧ください。
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