目次
はじめに
このブログでは、リリース管理ツールFlosumでの基本機能以外の5つの便利機能をご紹介いたします。
Flosumとは、Salesforceプラットフォーム上で稼働するリリース管理、バージョン管理などができる製品です。
Flosumの基本機能や概要については以下のブログをご覧ください。
Flosumとは、Salesforceプラットフォーム上で稼働するリリース管理、バージョン管理などができる製品です。
Flosumの基本機能や概要については以下のブログをご覧ください。
Salesforceのリリース管理No. 1ツール Flosumとは? - TerraSkyBase | テラスカイを支える人とテクノロジーの情報を発信する基地局
米国AppExchangeのNo. 1評価のリリース管理ツール Flosumをご紹介します。
はじめてのFlosum - TerraSkyBase | テラスカイを支える人とテクノロジーの情報を発信する基地局
Flosumの特徴や簡単な使い方をまとめました。Flosum未経験の方に向けて、初心者目線で基本的な内容について解説します。
最速Flosumリリース 4ステップ! - TerraSkyBase | テラスカイを支える人とテクノロジーの情報を発信する基地局
リリース管理ツール”Flosum”でのリリース方法を4つのステップでご紹介します。
Comparison
ComparisonとはSnapshotとSnapshot、SnapshotとRepositoryの間でコンポーネントの差分比較ができる機能です。
複数の開発チームで開発をしているプロジェクトでBranchを作成する前にSnapshot同士を比較することで、リリースしようとしている内容に競合がないかなどをチェックしたり、組織間のメタデータの比較が可能です。
複数の開発チームで開発をしているプロジェクトでBranchを作成する前にSnapshot同士を比較することで、リリースしようとしている内容に競合がないかなどをチェックしたり、組織間のメタデータの比較が可能です。
Profile and Permission set comparison
プロファイルや権限セットの比較ではメタデータ同士の比較ではなく、視覚的にわかりやすい表示で差分を確認することができます。
ApexPMD
ApexPMDはBranchを作成した段階で自動的にコードの静的解析を行ってくれる機能です。
どれぐらいの件数のアラートがあるかはグラフで視覚的に確認ができ、レポートで該当のファイルや何列目の何行目でアラートが出ているのかを簡易的に確認することができます。
(この機能を使用するにはHerokuにFlosum社が提供するNode.jsアプリをデプロイする必要があります。)
どれぐらいの件数のアラートがあるかはグラフで視覚的に確認ができ、レポートで該当のファイルや何列目の何行目でアラートが出ているのかを簡易的に確認することができます。
(この機能を使用するにはHerokuにFlosum社が提供するNode.jsアプリをデプロイする必要があります。)
実際にアラートとして表示させる対象を選定することも可能です。
例えば、コードスタイルなどは割愛して、最低限必要と思われるセキュリティ部分に限定したもののみ検知してアラート表示させることができます。
例えば、コードスタイルなどは割愛して、最低限必要と思われるセキュリティ部分に限定したもののみ検知してアラート表示させることができます。
Peer Review
Peer Reviewは、Branchレベルでコードレビューができる機能です。
開発者が差分チェックやApexPMDで問題ないことを確認した後、
Branchで必要に応じてコメントなどを記載してレビュー担当者へレビュー依頼を行い、
レビュー担当者が差分チェック結果やコード分析結果をチェックして、レビュー結果のコメントを残したり、承認/却下をすることが可能です。
開発者が差分チェックやApexPMDで問題ないことを確認した後、
Branchで必要に応じてコメントなどを記載してレビュー担当者へレビュー依頼を行い、
レビュー担当者が差分チェック結果やコード分析結果をチェックして、レビュー結果のコメントを残したり、承認/却下をすることが可能です。
Pipeline
PipelineはValidate,Deploy,Rollback,Webhookの4つのアクションを自動化することができる機能です。
各アクションの順次ステップ実行、事前アクションの成否に基づいたステップ実行、テストオプションの選択が可能です。
各アクションの順次ステップ実行、事前アクションの成否に基づいたステップ実行、テストオプションの選択が可能です。
Webhook
Webhookはサードパーティーのアプリケーションとのやり取りを可能にし、アプリケーション間でリアルタイムにデータを送ることができるようにしてくれる機能です。
例えばSlackのチャンネルに通知することにより、どのBranchのリリースが完了したのか、エラーになったのかなどをリアルタイムで全体周知することができます。
受信側のコミュニケーションツールとFlosumで設定が必要です。
Flosum側の設定はSettingsのWebhookタブから通知先の情報やFlosumから送るリクエストの本文などを設定します。
Webhookの設定後、Pipelineで使用可能です。
例えばSlackのチャンネルに通知することにより、どのBranchのリリースが完了したのか、エラーになったのかなどをリアルタイムで全体周知することができます。
受信側のコミュニケーションツールとFlosumで設定が必要です。
Flosum側の設定はSettingsのWebhookタブから通知先の情報やFlosumから送るリクエストの本文などを設定します。
Webhookの設定後、Pipelineで使用可能です。
スケジュール実行機能
Schedule Snapshot
Snapshotを条件に基づきスケジュールで取得が可能です。
条件に加えて、月次、週次、日次でスケジューリングを設定することができます。
取得頻度やレコード数によってはデータストレージが圧迫される可能性があるため定期的なアーカイブなどを検討する必要はありますが、
使い方としては定期的なメタデータのバックアップなどを行う際や取得したSnapshotを別のRepositoryに定期的に格納したりといった使い方も可能となります。
条件に加えて、月次、週次、日次でスケジューリングを設定することができます。
取得頻度やレコード数によってはデータストレージが圧迫される可能性があるため定期的なアーカイブなどを検討する必要はありますが、
使い方としては定期的なメタデータのバックアップなどを行う際や取得したSnapshotを別のRepositoryに定期的に格納したりといった使い方も可能となります。
Schedule Deployment
Deployのスケジュール実行が可能です。
テストオプションを選択した上で、スケジュール実行の登録ができます。
夜間リリースなどで特別動作確認が必要のない項目だけのリリースやラベル名変更などは、事前にスケジュール登録しておくことにより自動化できるようになります。
テストオプションを選択した上で、スケジュール実行の登録ができます。
夜間リリースなどで特別動作確認が必要のない項目だけのリリースやラベル名変更などは、事前にスケジュール登録しておくことにより自動化できるようになります。
Schedule Test Execution
各Orgに対してテストクラスをスケジュールで実行することが可能です。
月次、週次、日次でスケジュールすることができます。
例えば各Orgにスケジュール設定しておくことにより、Salesforceのバージョンアップ前に
旧バージョンのOrgとプレリリースされている新バージョンのOrgで比較して
新バージョン側のOrgでエラー発生しないかなど、Salesforceバージョンアップなどのリグレッションテストの観点でも利用できる自動機能になります。
月次、週次、日次でスケジュールすることができます。
例えば各Orgにスケジュール設定しておくことにより、Salesforceのバージョンアップ前に
旧バージョンのOrgとプレリリースされている新バージョンのOrgで比較して
新バージョン側のOrgでエラー発生しないかなど、Salesforceバージョンアップなどのリグレッションテストの観点でも利用できる自動機能になります。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介した5つの機能以外にもFlosumにはリリースの自動化、効率化を支援する様々な機能があります。
テラスカイではFlosumのハンズオントレーニングをご用意しております。
トレーニング概要
Salesforceの開発・リリースサイクルといった概論から、変更セットとの違いやFlosumを使う利点などを座学で学びます。
Flosum担当エンジニアのサポートの元、実際にFlosumを操作し、リリース作業を実施、Flosumの“知っていると便利な機能”もご紹介します。
お問い合わせは、flosum-support@terrasky.co.jp までお願いいたします。
今回ご紹介した5つの機能以外にもFlosumにはリリースの自動化、効率化を支援する様々な機能があります。
テラスカイではFlosumのハンズオントレーニングをご用意しております。
トレーニング概要
Salesforceの開発・リリースサイクルといった概論から、変更セットとの違いやFlosumを使う利点などを座学で学びます。
Flosum担当エンジニアのサポートの元、実際にFlosumを操作し、リリース作業を実施、Flosumの“知っていると便利な機能”もご紹介します。
お問い合わせは、flosum-support@terrasky.co.jp までお願いいたします。
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