2024.08.19

Salesforce複数チーム開発で起きがちなトラブルとは?Salesforce開発者のお悩みを解決➁|Flosum

このブログは、2023年10月に開催された「TerraSkyDay2023」のセッション
「Salesforceリリース効率化!Salesforceアドミン女子が語る新しいリリースの仕方」を、ブログ形式にまとめたものです。
Salesforce標準リリースツール「変更セット」を使ったときのお悩みを解決してくれる、AppExchange製品「Flosum」についてご紹介していきます!

本ブログのシリーズは2本目となります。
前回の1本目のブログはこちらをご参照ください。
変更セット・リリース資材管理は職人技?Salesforce開発者のお悩みを解決①|Flosum

(おさらい)Salesforceの標準リリースツール「変更セット」とは

Salesforceでリリースする機能と言えば変更セットです。
皆様も利用されたことがあるのではないでしょうか。
標準で用意されている機能のため多くのSalesforce開発者がご利用になっていると思います。
変更セットはすぐに利用できる&わかりやすいUIの反面、お悩みも多々あります、、、

変更セットの詳細について下記のサクセスナビ、ブログの内容をご参照ください。

テスト環境を活用しよう|Sales Cloud|Salesforce サクセスナビ
変更セットによる運用組織へのリリース時あるある - TerraSkyBase |

Salesforceのリリース管理ソリューション Flosumとは

FlosumとはSalesforceプラットフォーム上でリリース作業が完結するAppExchangeツールです。
変更セットのお悩みを解決してくれる機能が豊富にあります!
例えば
 ・リリース資材の過不足を事前にチェック
 ・リリース資材を同一組織・複数組織へ反映
 ・リリース資材のバージョン管理
などなどです。
それでは変更セットでのリリース作業のお悩みとFlosumによる解決方法をご紹介していきます!

Salesforceの変更セットのお悩み③リリース資材の競合

プロジェクトを複数開発チームで進行している場合、それぞれの環境から変更セットでリリースをすると資材が重複してしまっていた際に変更が上書きされてしまいます。
リリースをする前に重複がないかの確認をするにも、比較機能等はないため時間がかかってしまいます。

Flosumではリリース資材の競合を確認しながら1つにまとめることができる!

Flosumを利用すると、各機能でまとめたBranchをさらに1つのBranchにまとめて、各環境にリリースできます。
複数チームで進めるときに、最終的にリリース資材を統合して差分や競合がない状態でテストやリリースを行うことができます!

まとめる際に、競合が発生していた場合は差分チェックとマージが可能です。
マージの画面は左右で差分を確認でき、変更あり、変更なし、削除されている部分や新しく追加した部分を視覚的に確認することができます。

Salesforceの変更セットのお悩み④移行先組織資材の予期しない上書き

開発組織を最新の状態に保てていないと、リリースまでの間に同じ資材に対して変更があった場合、リリース後その内容を上書きしてしまいます。
変更セットでは差分比較の機能がないため、比較をするには各環境から資材のメタデータをローカルPCに落として差分チェックツールで確認する必要があります。
都度資材のメタデータを取得して比較する必要があるので、時間がかかりマージの難易度も高いです。

Flosumでは移行先組織の最新の資材のメタデータと比較が可能!

Flosumを使えば、リリース前に移行先組織との差分を確認することができ、リリース実施前に予期しない変更がないか確認してからリリースすることができます!
リリース前に移行先組織に別の担当者が変更を加えていた場合などは、その変更をBranchに取り込むことも可能です。
異なる部分は色付けされて明示されるため、簡単に差異を確認することが可能となっています。

監査証跡機能で本番組織の変更箇所を確認できる!

Flosumには監査証跡の機能もあります!各組織に対して反映された設定が確認できます。
Flosumを通じて変更された資材には「Automated」、Flosumを使用せず、手動で変更した資材には「Manual」と表記されます。
また、Flosumを通じて変更された資材には、リリース時に使用したBranchの情報なども紐づけられているため、いつどのような対応の時に資材をリリースしたのかを簡単に確認することができます。
移行先組織で予期しない設定変更があった資材の更新者や更新日、どのように変更されたかを確認することができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
Flosumの機能で複数チームでもスムーズにリリースできることがイメージいただけたでしょうか。
リリースについてはまだほかにもお悩みや必要な機能があると思います。
このシリーズはこれまで2本のブログを作成いたしましたが次回が最終回です!
次回のブログではそのほかのFlosum便利機能についてご紹介します。
お楽しみに!

その他Flosum情報もぜひご覧ください。
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