2018.09.07

mitocoワークフローで合議制の承認フローを作ってみよう

暑かった平成最後の夏も終わり、2018年も3分の2が過ぎました。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?

今回はmitocoワークフローで合議制の承認を必要とするフローの作成についてご紹介します。

はじめに

前回は割引率が40%以上になると承認するメンバーが部長と社長になるという申請フローを紹介しました。
しかし実際の現場では、社長に申請をあげるまでに関係各所の承認をとっておかないといけない場合もあると思います。

部長「承認するけど、社長にあげるまえに〇〇部と☓☓部からも承認もらっておいて」

そのような状況に対応するために前回のフローを変更し、下記のフローを作ってみたいと思います。
  • 割引率が40%までは自分の部署の部長承認でOK
  • 割引率が40%以上になると他部署の部長承認も必要になる

1つの申請フローの中で、申請内容によって承認プロセスを振り分ける

前回は割引率が40%未満と以上で2つの申請フローを作成しました。
今回は1つの申請フローの中で割引率が40%未満と以上で承認プロセスを振り分けてみたいと思います。

申請条件は「無条件で申請できます」を選択します。

ステップで「部長承認」、「他部署の部長承認」、「社長承認」を作成します。

他部署の部長の承認条件を設定する

「他部署の部長承認」の承認者には関係する部署の部長を選択します。
そして承認条件は「選択した全ての承認者から承認を得る必要がある。」を選択します。

遷移条件の指定

作成したい承認プロセスは下記の2つです。
  1. 割引率が40%までの場合「申請」→「部長承認」→「社長承認」→「承認」
  2. 割引率が40%以上の場合「申請」→「部長承認」→「他部署の部長承認」→「社長承認」→「承認」
そのため、「部長承認」後の遷移条件を指定します。

割引率が40%までの遷移条件を作成

「部長承認」→「社長承認」の遷移条件で「次の条件に一致する場合に遷移します」を選択し、
フィルタで「割引率<40」を指定します。

割引率が40%以上の遷移条件を作成

「部長承認」→「他部署の部長承認」の遷移条件で「次の条件に一致する場合に遷移します」を選択し、
フィルタで「割引率>=40」を指定します。

これで1つの申請フローで割引率に応じて承認プロセスを振り分けることができます。

この承認プロセスの流れは申請時にも見ることができるので
申請者は割引率に応じて誰の承認が必要になるかを確認することができます。

また、承認履歴も見ることができるので
承認が得られない場合に誰の承認待ちになっているのかも確認できます。

他の承認条件について

今回は「他部署の部長承認」で全員の承認が必要になるステップを作成しましたが、 mitocoのワークフローではこの他に
  1. 選択した承認者の内1人の承認を得る必要がある。
  2. 選択した承認者の内半数以上の承認を得る必要がある。
  3. 選択した承認者の内過半数の承認を得る必要がある。
  4. 選択した承認者の内2/3以上の承認を得る必要がある。
という条件も指定できるので


  • 割引率が◯%までなら所属している部長の承認だけでOK。
  • ☓%以上なら所属している部長と関係部署の部長の内誰か1人の承認が必要。
  • △%を超えると所属している部長と関係部署の部長の過半数の承認が必要。

といった承認フローを作ることができます。

おわりに

このようにmitocoのワークフローでは様々な申請に対応できるようになっています。
今後もお客様の様々なご要望にお応えするために機能もどんどんアップデートしていく予定です。
ご興味を持たれた方は、是非、mitoco製品トライアルからご連絡ください。
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