2021.12.21
TerraSky製品との連携で活躍!SkyVisualEditor V16新機能の紹介
みなさんこんにちは。
SkyVisualEditorは、2021/12/12にV16をリリースしました!
V15では、Salesforce標準のワークフローと連携ができる電子印鑑機能を追加しましたが、今回は弊社製品のグループウェアであるmitocoのワークフローとも連携ができるようにしました。
また、SkyVisualEditorで出力される帳票(PDFファイル)をSalesforceのレコードに添付する機能も追加しました。契約書をPDFとしてレコードに添付できれば、ペーパレスで契約が完結できるクラウドサイン Salesforce版との連携でも活用できます。
この他、Lightningの画面でファイルの添付&プレビューができる機能も追加しましたので、ご紹介します。
V16の新機能
今回、SkyVisualEditor VFとLCで追加された機能は下記の通りです。
- VF
– 電子印鑑機能の強化(mitoco連携、申請者の印影表示、押印ボタンの動作の改善)
– PDF保存ボタンによるPDFページのレコード添付
– データテーブルの行追加後に追加位置まで自動で移動
– ページブロックセクションの初期状態で折り畳みにする - LC
– タブパネルの追加
– 添付ファイルのアップロード・プレビュー機能の追加
– CSVエクスポートの証跡を残す機能の追加
– CSVエクスポート時の文字コード設定機能の追加
本ブログでは、電子印鑑機能の強化、PDF保存ボタンによるPDFページのレコード添付、添付ファイルのアップロード・プレビュー機能についてどのような場面で活用できるのかご紹介します。
電子印鑑機能の強化(mitocoのワークフローとの連携)
印影の形式や承認日の表示が選択できる、最終承認後に全ての印影が表示される動きはV15のと同じで、mitocoのワークフローの承認者の名前が印影に表示するように設定できます。
申請直後の画面と最終承認後の画面イメージを以下に表示しました。
承認状況との比較のため、右にmitocoのワークフローのコンポーネントを配置しています。申請した直後はまだ印影画像が表示されていませんが、最終承認まで終わると承認したユーザ名と承認日時で印影画像が表示されています。
印影が表示されていると、承認されていることが明確になるのでわかりやすいですね。
この後で紹介するPDF保存の機能と組み合わせると、印影がある画面をPDFとしてレコードに添付して保存ができます。紙に印刷する必要性がある場合や、取引先などのレコードに紐づけて保存することで、顧客に関する書類をどのような内容で承認したのか把握しやすくなります。
mitocoのワークフローとの連携させるための設定ですが、V15の時と同様でとても簡単です。
Studioのプロパティで利用するワークフローと印影の順序を設定するだけで実現できます。
※ 電子印鑑機能は見た目上の印影を表示するのみであり、法的な効力はありません。
PDF保存ボタンによるPDFページのレコード添付
電子印鑑機能の強化でも少し触れましたが、SalesforceのレコードのファイルにPDFをファイルとして保存する機能を紹介します。
クラウドサイン Salesforce版をご利用いただいているお客様から、SkyVisualEditorで作成したPDFファイルをレコードに添付し、これを契約書類として利用したいという要望を何度も聞きました。これまではApexコードを記述しないと実現できなかったのですが、
1. PDF化する画面を作る
2. PDF保存ボタンを配置する
これだけで実現できるようになります。
契約書だけでなく、実際にお客様に送付した請求書や見積書もPDFファイルとして保存ができますので、レコードに添付したい場面で活躍できる機能となっております。
この機能のStudioでの設定も簡単です。
「PDF保存」のボタンを画面に配置し、組織にデプロイ済みのPDF化の画面(PDF化画面の作成はこちらを参照)を選択するだけです。
今までApexでコードの記述が必要だったことがノーコードで実現できますので、ぜひお試しください。
※ 押印機能で表示した印影をPDF保存ボタンでレコードに添付する場合、ハンコタイプは「押印ボタン押下時にSalesforceログインユーザーから取得」のみ対応しております。「Salesforce承認プロセスから自動取得」と「mitocoワークフローから自動取得」には対応しておりません。
添付ファイルのアップロード・プレビュー機能
最後にご紹介するのは、LCの機能です。
Salesforce標準でもファイルアップロードの機能とプレビュー(サムネイル)の表示はありますが、LCの機能は以下の点が異なります。
- 標準のメモ&添付ファイルよりもサムネイルが大きく判別しやすい
- モバイルでは撮影した写真をそのまま添付でき、Chatterに投稿されない
1については下記をご確認ください。明らかに違いが分かります。
標準のサムネイルだと画像が小さく分かり難いですが、LCの方は大きく見やすくなっています。
複数ある場合はページングして表示させるので、添付ファイルが増えても場所はとりません。
サムネイル画像をクリックすると、標準と同様にプレビューが表示されます。
2のファイルを添付する部分につきましては、モバイルの画面でご紹介します。
標準ではアクションの優先度の関係でファイルを「さらに表示」に格納しなければならない場合でも、LCであれば画面上に表示させることで添付の操作をひと手間減らせます。
また、Chatterに投稿されないので不要な投稿も減らせます。
こちらも使い方は簡単で、LCのStudioからドラッグ&ドロップでコンポーネントを配置するだけです。
ファイルのアップロードとプレビューのコンポーネントは別々に配置できますので、目的に応じた画面作成も柔軟にできます。
さいごに
今回のバージョンアップでは、弊社の他製品との連携を意識した機能、LCでの更なるパーツの追加やVFには無い機能の充実化を行いました。今までは拡張コードを使わなければならない、Salesforce標準の機能で代用していたことも改善できるかと思いますので、ぜひこの機会にお試しください。
本Blogで紹介しきれていない機能は、V16のリリースノートも合わせてご参照ください。
今後も、みなさまのご要望に沿えるような機能を検討したいと考えておりますので、下記よりご意見をいただけますと幸いです。
今後も、SkyVisualEditorをよろしくお願いいたします!