Salesforce Field Serviceで行うシフト管理
Salesforce Field Serviceのディスパッチャーコンソールでは
スキルや距離等の条件に合致する作業員等に自動で作業を割り当てることができます。
営業時間外に自動で作業を割り当てられたら困りますので、営業時間オブジェクトで
稼働時間の指定ができるのですが、そちらは曜日ごとにXX時XX分~YY時YY分の形式での指定となり、同じ曜日でも週によって出勤時間が異なる場合は営業時間を都度修正する等の手間が発生します。
シフト管理機能を使うと、あらかじめ作業員の予定を登録しておくことができますので、
変則勤務のスタッフを多く抱える現場で役に立つ機能になり、今回はこの機能の基本的な使い方をご紹介します。
スキルや距離等の条件に合致する作業員等に自動で作業を割り当てることができます。
営業時間外に自動で作業を割り当てられたら困りますので、営業時間オブジェクトで
稼働時間の指定ができるのですが、そちらは曜日ごとにXX時XX分~YY時YY分の形式での指定となり、同じ曜日でも週によって出勤時間が異なる場合は営業時間を都度修正する等の手間が発生します。
シフト管理機能を使うと、あらかじめ作業員の予定を登録しておくことができますので、
変則勤務のスタッフを多く抱える現場で役に立つ機能になり、今回はこの機能の基本的な使い方をご紹介します。
設定は以下の順に行います。
1.シフトテンプレートを作成(午前勤務、午後勤務等の勤務の型を作成)
2.シフトパターンの作成 (1.を組み合わせて複数日のパターンを作成)
3.シフトの作成 (2.のパターンを使ってシフト作成)
1.シフトテンプレートを作成(午前勤務、午後勤務等の勤務の型を作成)
2.シフトパターンの作成 (1.を組み合わせて複数日のパターンを作成)
3.シフトの作成 (2.のパターンを使ってシフト作成)
シフトテンプレートの作成
シフトテンプレートの新規をクリックしてシフトテンプレートを新規登録します。
以下の必須項目を入力します。
シフトテンプレート名 | 任意のテンプレート名
|
開始時刻 | 勤務の開始時間を入力、この例では午前勤務の想定で9:00にしています |
期間種別 | 時間/分のどちらかを選択
|
期間 | 開始時刻からの期間を入力、 ここでは期間種別を時間にしているので9:00から3時間の勤務となります
|
先の手順と同様に午後勤務も作成しました。
ここでは午前勤務は9時から12時、午後勤務は13時から16時のテンプレートを作成しています。
このテンプレートを使って次はシフトパターンを作成します。
ここでは午前勤務は9時から12時、午後勤務は13時から16時のテンプレートを作成しています。
このテンプレートを使って次はシフトパターンを作成します。
シフトパターンの作成
シフトテンパターンの新規をクリックしてシフトパターンを新規登録します。
以下の必須項目を入力します。
シフトパターン名 |
任意のテンプレート名 |
パターン長さ | シフトパターンの長さを指定します。 単位は日ですのでここでは14日(2週間)の指定になっています。
|
登録後、シフトパターン詳細画面の関連リスト(シフトパターンエントリ)の新規をクリックしてシフトパターンの詳細を作成します。
以下の必須項目を入力します。
シフトパターン | 元々セットされているためここでは指定不要 |
日の位置 | シフトパターンの「パターン長さ」で指定した14日の内、何番目かを指定 |
シフトテンプレート | 使用するシフトテンプレートを指定 |
先の手順と同様に2週間分のシフトパターンエントリを登録しました。
ここでは、1週目の月~金は午前勤務、2週目の月~金は午後勤務のシフト想定して
日の位置1~5を午前勤務、日の位置8~12を午前勤務の設定をしています。
※土日に該当する日の位置6,7と13,14は勤務しないので設定不要です。
このシフトパターンを使って最後にシフトを作成します。
ここでは、1週目の月~金は午前勤務、2週目の月~金は午後勤務のシフト想定して
日の位置1~5を午前勤務、日の位置8~12を午前勤務の設定をしています。
※土日に該当する日の位置6,7と13,14は勤務しないので設定不要です。
このシフトパターンを使って最後にシフトを作成します。
シフトの作成
シフトは「新規」、「パターンから新規作成」、「テンプレートから新規」のどこからでも作成できますが、今回はシフトパターンを使ってシフトを作成するので「パターンから新規作成」をクリックしてシフトを新規登録します。
以下の項目を入力してシフトを作成します。
シフトパターン | 先ほど作成したシフトパターンを指定 |
スケジュールの開始 | シフトの開始日を指定 ここでは開始日が月曜になるように2022年5月9日を指定しています
|
スケジュールの終了 | シフトの終了日を指定 特定の日付の他に「特定の出現後」という設定ができます
ここでは「パターン長さ」が14日のシフトパターンを使っていますので
「1」を設定した場合は14日分のシフトが作成されます
※「2」を設定した場合は28日分作成されます
|
状況 | 「仮承諾」、「公開済」、「確認済み」から選択 ここではディスパッチャコンソールの表示に反映させたいので、「確認済み」を選択します
|
サービステリトリー |
シフトを割り当てる作業者のサービステリトリーを指定 |
割り当て済のサービスリソース | シフトを割り当て作業者を指定 複数選択も可能ですがここでは「パート次郎」さんを指定しています
|
登録後にシフトのリストビューで確認すると以下のシフトが作成されていることがわかります。
・5月9日(月)から5月13日(金)の午前勤務(9:00-12:00)
・5月16日(月)から5月20日(金)の午後勤務(13:00-16:00)
・5月9日(月)から5月13日(金)の午前勤務(9:00-12:00)
・5月16日(月)から5月20日(金)の午後勤務(13:00-16:00)
最後にディスパッチャコンソールで確認すると「パート次郎」さんの
5月9日(月)から5月13日(金)は午前、5月16日(月)から5月20日(金)は午後が活性表示になっていますので、活性表示の時間帯に作業を自動で割り当てることが可能になります。
最後に
今回はご紹介しませんでしたが、シフト機能はSpring ’22でも一括更新機能が追加されるなど
今後も便利な機能が追加されることが予想されますので、ぜひぜひご活用ください。
今後も便利な機能が追加されることが予想されますので、ぜひぜひご活用ください。
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