via pixabay.com
はじめに
みなさま、こんにちは!フローの「メールを送信」アクションに「BCC」や「CC」が追加できなくて困った方がいらっしゃるのではと思います。私自身も実装する際に困ったことが多々あります。メールの送信内容を部署間などに共有する際に「BCC」や「CC」を付けると便利ですよね。
今回は、Winter'25のリリースによってアップデートされたフローの「メールを送信」アクション要素についてまとめました。機能の使用例やWinter'25でのリリース内容についてご紹介します。
今回は、Winter'25のリリースによってアップデートされたフローの「メールを送信」アクション要素についてまとめました。機能の使用例やWinter'25でのリリース内容についてご紹介します。
「メールを送信」アクションとは
Salesforceのフローでは、以下の2つの方法でメールを送信することができます。
・「メールアラートを送信」:事前に設定したメールアラートをフローで呼び出してメールを送信する
・「メールを送信」アクション:フロー内でメール本文や受信者など柔軟に設定することが可能
・「メールアラートを送信」:事前に設定したメールアラートをフローで呼び出してメールを送信する
・「メールを送信」アクション:フロー内でメール本文や受信者など柔軟に設定することが可能
フローの作成
ここからは、使用例について紹介していきます。以下のシナリオに沿って、フローを実装します。
シナリオ
フロー種別:画面フロー
シナリオ:商談に紐づいている取引先責任者のメールアドレスを画面から選択して、選択されたユーザーに対してメールを送信。
シナリオ:商談に紐づいている取引先責任者のメールアドレスを画面から選択して、選択されたユーザーに対してメールを送信。
それぞれの処理内容について、詳しく説明していきます。まず、Salesforce画面で表示されている商談のレコードから情報を取得します。
取得した商談に紐づく取引先責任者の情報を取得します。
項目 | 演算子 | 値 |
AccountId | 次の文字列と一致する | Get_opportunity.AccountId (先ほど取得した商談レコードの取引先Id) |
先ほど取得した取引先責任者の情報をデータテーブルのソースコレクションに指定し、取引先責任者を選択してもらう画面を作成します。
選択した取引先責任者のメールアドレス情報をコレクション変数に追加するためにループします。
取引先責任者のメールアドレスをテキストのコレクション変数に追加します。
最後に「メールを送信」アクションを設定してフロー作成については完了となります。
続いて、アクションボタンの追加手順を説明していきます。
設定>オブジェクトマネージャーからボタン、リンク、およびアクションを選択します。表示された画面の右上にある「新規アクション」をクリックして作成します。
設定>オブジェクトマネージャーからボタン、リンク、およびアクションを選択します。表示された画面の右上にある「新規アクション」をクリックして作成します。
以下画像のように設定を行います。
最後にページレイアウトの「モバイルおよび Lightning のアクション」から今回作成したアクションをドラックして完成です!
実際に動かしてみます。まず、商談に配置した「メール送信」ボタンからフローを起動させます。
起動すると、取引先責任者のメールアドレスを選択する画面が表示されます。今回は全て選択してメールを送信してみます。
無事送信できました。
Winter'25の新機能について(BCC受信者アドレスリスト、CC受信者アドレスリスト)
Winter'25で追加された機能です。今までは、受信者のみを設定することができましたが、今後はより細かく「BCC」や「CC」を追加することができます。先ほどのフローと同様にテキストのコレクション変数にメールアドレスを追加することで設定することが可能です。
ただし、設定する際は、BCCやCCのみ設定することはできません。必ず受信者を1名以上設定後、BCCやCCの受信者を設定しましょう。
ただし、設定する際は、BCCやCCのみ設定することはできません。必ず受信者を1名以上設定後、BCCやCCの受信者を設定しましょう。
まとめ
フローの「メールを送信」アクションの使用例と新機能についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。個人的には、メールアドレスを自由に追加・削除できるコンポーネントが追加されれば嬉しいなと思います!
一部の機能ではありますが、便利なフローの機能がアップデートで徐々に追加されています。
Salesforceのアップデート情報をキャッチアップし、効果的に活用していただければと思います。
一部の機能ではありますが、便利なフローの機能がアップデートで徐々に追加されています。
Salesforceのアップデート情報をキャッチアップし、効果的に活用していただければと思います。
40 件