目次
via pixabay.com
商談レコードのメンテナンス作業を行う際に、
「編集中の画面に関連するレコードを検索しながら、一度にたくさん登録したい」
というニーズはありませんか?
SkyVisualEditorを使用すると、こういった要望も柔軟に実現できます。
今回作成するSalesforceの標準と比較すると、以下のメリットがあります。
(2024-02 時点の比較です)
「編集中の画面に関連するレコードを検索しながら、一度にたくさん登録したい」
というニーズはありませんか?
SkyVisualEditorを使用すると、こういった要望も柔軟に実現できます。
今回作成するSalesforceの標準と比較すると、以下のメリットがあります。
(2024-02 時点の比較です)
それでは早速作っていきましょう!
1 作成する画面の確認・準備
作成していく画面のサンプルを確認しましょう。
作成する画面はこちら↓
作成する画面はこちら↓
実際の動きはこちら↓
1.1 オブジェクトを3つ用意する
関連レコードを一括登録するためには、3つのオブジェクトを用意しましょう。
それぞれのオブジェクトの役割は以下になります。
- 親オブジェクト
- 連結オブジェクト
- マスターオブジェクト
ちなみに、SkyVisualEditorのトライアル組織では、上記の役割に合わせたオブジェクトが用意されています。
それぞれのオブジェクトの役割は以下になります。
- 親オブジェクト
- 連結オブジェクト
- マスターオブジェクト
ちなみに、SkyVisualEditorのトライアル組織では、上記の役割に合わせたオブジェクトが用意されています。
それぞれ【売上明細】は【売上管理】と【商談】に対して、主従関係を持っています。
詳細な関連オブジェクトの設定方法はこの場では避けますが、ご自身で作成する場合には、それぞれのオブジェクトが関連先として接続するよう設定をお願いします。
詳細な関連オブジェクトの設定方法はこの場では避けますが、ご自身で作成する場合には、それぞれのオブジェクトが関連先として接続するよう設定をお願いします。
1.2 オブジェクトごとの項目例
商談オブジェクトは標準オブジェクトですが、売上管理と売上明細はカスタムオブジェクトになるため、それらのオブジェクトにカスタム項目を作成します。
- 売上管理
このオブジェクトの目的としては、売上明細レコードをまとめ、各月の情報を収集するためのものです。
・任意で項目は作成
- 売上明細
このオブジェクトの目的としては、ヘッダー情報に関連する各月の明細情報を保持するためのものです。
SkyVisualEditorの機能でマスターオブジェクトの項目値を編集可能な状態で保持できるので、商談と同じ項目を作成します。
・売上管理、商談に対する主従関係項目
・1~12月の予測数値をいれる数値項目
- 商談
このオブジェクトの目的としては、明細で利用できる各月の情報をマスター情報として保持するためのものです。
・1~12月の予測数値をいれる数値項目
- 売上管理
このオブジェクトの目的としては、売上明細レコードをまとめ、各月の情報を収集するためのものです。
・任意で項目は作成
- 売上明細
このオブジェクトの目的としては、ヘッダー情報に関連する各月の明細情報を保持するためのものです。
SkyVisualEditorの機能でマスターオブジェクトの項目値を編集可能な状態で保持できるので、商談と同じ項目を作成します。
・売上管理、商談に対する主従関係項目
・1~12月の予測数値をいれる数値項目
- 商談
このオブジェクトの目的としては、明細で利用できる各月の情報をマスター情報として保持するためのものです。
・1~12月の予測数値をいれる数値項目
2 画面の作成
オブジェクト・項目の準備ができたので、改めて作成するSkyVisualEditorの画面を確認していきましょう。
関連先の一括登録するためには、SkyVisualEditorで2つの画面を作成します。
関連先の一括登録するためには、SkyVisualEditorで2つの画面を作成します。
マスターオブジェクトを主オブジェクトとしたカスタムルックアップ画面
Salesforce上での見え方↓
Studio上での見え方↓
親オブジェクトを主オブジェクトとし、連結オブジェクトのデータテーブルを配置したSalesforceテンプレート画面
Salesforce上での見え方↓
Studio上での見え方↓
2.1 マスターオブジェクトを主オブジェクトとしたカスタムルックアップ画面を作る
それでは、実際にSkyVisualEditorのStudioで画面を作成していきましょう。
今回は、商談オブジェクトをマスターオブジェクトとするので、以下の設定でルックアップ画面を作成します。
ーーーーーーーーーー
使用テンプレート : カスタムルックアップ
主オブジェクト : 商談(マスターオブジェクト)
Visualforceページ名 : 任意 例)SVE_OpportunityCustomLookup
ーーーーーーーーーー
カスタムルックアップはウィザード画面での設定となります。
手順2のオブジェクトテーブル設定以外は任意で設定してください。
ーーーーーーーーーー
レコード選択 : 複数レコード選択
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今回は、商談オブジェクトをマスターオブジェクトとするので、以下の設定でルックアップ画面を作成します。
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使用テンプレート : カスタムルックアップ
主オブジェクト : 商談(マスターオブジェクト)
Visualforceページ名 : 任意 例)SVE_OpportunityCustomLookup
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カスタムルックアップはウィザード画面での設定となります。
手順2のオブジェクトテーブル設定以外は任意で設定してください。
ーーーーーーーーーー
レコード選択 : 複数レコード選択
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ウィザードでの画面作成ができたら、ページプロパティにある「LEXデザイン」の有効化を行い、先にデプロイをしておきます。
次にデータテーブルを配置した画面を作ります。
2.2 データテーブルを配置した画面の作りかた
先ほど作成したカスタムルックアップ画面を呼び出し、登録するための画面を以下の設定で作成します。
ーーーーーーーーーー
使用テンプレート : Saleforceレイアウト
主オブジェクト : 売上管理(親オブジェクト)
Visualforceページ名 : 任意 例)SVE_ForecastManagementEdit
ーーーーーーーーーー
この画面に、ルックアップを利用するための、データテーブルを配置します。
売上明細のデータテーブルを配置後、データテーブルプロパティに以下を設定しましょう。
ーーーーーーーーーー
ルックアップ対象項目 : 商談(マスターオブジェクト)
カスタムルックアップ画面選択 : 作成したカスタムルックアップ画面
ーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
使用テンプレート : Saleforceレイアウト
主オブジェクト : 売上管理(親オブジェクト)
Visualforceページ名 : 任意 例)SVE_ForecastManagementEdit
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この画面に、ルックアップを利用するための、データテーブルを配置します。
売上明細のデータテーブルを配置後、データテーブルプロパティに以下を設定しましょう。
ーーーーーーーーーー
ルックアップ対象項目 : 商談(マスターオブジェクト)
カスタムルックアップ画面選択 : 作成したカスタムルックアップ画面
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次に、売上明細の項目と商談の項目を関連づけます。
データテーブルに配置した参照項目のプロパティ「ルックアップ」から画像のように設定することで、選択した商談の各月の仮予測値が、売上明細の各月の予測/実績値に自動で入力されます。
データテーブルに配置した参照項目のプロパティ「ルックアップ」から画像のように設定することで、選択した商談の各月の仮予測値が、売上明細の各月の予測/実績値に自動で入力されます。
3 動作の確認
最後にカスタムルックアップ画面同様にLEXデザインを有効化してからデプロイして、SkyVisualEditorの画面をSalesforceで利用できるように設定します。
タブを利用して設定する場合には、「ページを開く為に行う設定」を見て設定してください。
設定お疲れ様でした。
今回は、Salesforceの関連レコードを一括登録するための例として、SkyVisualEditorのトライアルフォースにある、売上情報の入力画面を使用して解説しました。
実際に動作を体験したい場合は、こちらのリンクからトライアル組織を取得して確認できます。
ちなみに、トライアル組織は何度でも取得が可能です。
トライアル組織取得後の該当画面への遷移方法
1.売上管理ポータルタブを選択
2.予実サマリーの表が表示されるので、左側にある編集ボタンのどれかを選択する
タブを利用して設定する場合には、「ページを開く為に行う設定」を見て設定してください。
設定お疲れ様でした。
今回は、Salesforceの関連レコードを一括登録するための例として、SkyVisualEditorのトライアルフォースにある、売上情報の入力画面を使用して解説しました。
実際に動作を体験したい場合は、こちらのリンクからトライアル組織を取得して確認できます。
ちなみに、トライアル組織は何度でも取得が可能です。
トライアル組織取得後の該当画面への遷移方法
1.売上管理ポータルタブを選択
2.予実サマリーの表が表示されるので、左側にある編集ボタンのどれかを選択する
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は関連レコードの一括登録を行うため、主に以下の2点の設定を行いました。
- カスタムルックアップ画面設定
カスタムルックアップ画面を利用することで、一括のレコード選択ができます。
それだけでなく、選択リスト値やName項目以外のテキスト値も検索条件で利用できるようになります。
- 連結オブジェクトを利用したデータテーブル設定
「ルックアップ取得」により、通常参照項目は親レコードのName項目しか表示できない所を、他の項目の値も表示ができるようになります。
また、マスターレコードの値は変更せずに、連結オブジェクトの項目の値のみを変更できるようになりました。
今回ブログでご紹介した内容や、「今回の内容以外の活用方法などをもっと知りたい!」という方は、無料で提供しておりますアドミンネットカフェを、ぜひご利用ください。
今回は関連レコードの一括登録を行うため、主に以下の2点の設定を行いました。
- カスタムルックアップ画面設定
カスタムルックアップ画面を利用することで、一括のレコード選択ができます。
それだけでなく、選択リスト値やName項目以外のテキスト値も検索条件で利用できるようになります。
- 連結オブジェクトを利用したデータテーブル設定
「ルックアップ取得」により、通常参照項目は親レコードのName項目しか表示できない所を、他の項目の値も表示ができるようになります。
また、マスターレコードの値は変更せずに、連結オブジェクトの項目の値のみを変更できるようになりました。
今回ブログでご紹介した内容や、「今回の内容以外の活用方法などをもっと知りたい!」という方は、無料で提供しておりますアドミンネットカフェを、ぜひご利用ください。
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