2019.01.25

作ったページをユーザーさんに利用してもらおう!の手続き。 #シス管見習いの備忘録 vol.05

前回、前々回までのおさらい

「Salesforceでの名刺入力を時短したい!」
ということで、取引先と取引先責任者をいっぺんに入力できる画面をSkyVisualEditorで作成してみました。

せっかく作成した画面も、ユーザーさんに使ってもらえなくては意味がありません。
今回は、Salesforceから作成した画面にアクセスするための設定をしていきます。

作成したページ専用のタブを作る

SkyVisualEditorのスタートアップガイドによると、Salesforceから作成した画面を呼び出すための方法は3つあります。

1. 標準ボタン/標準リンクを、作成したVisualforceページで上書きする。
2. カスタムボタン/リンクより、作成したVisualforceページを呼び出す。  
3. Visualforceタブに、作成したVisualforceページを表示させる。​
タブっていうのは知ってますよ!
Salesforceにログインすると上に出てくる「取引先」とか「リード」とかのタブのことですよね。
これが一番馴染み深いので、今回は「3.」でやってみましょう。

設定画面で、プラットフォームツール>ユーザインターフェース>タブ と進みます。
「Visualforceタブ」という文言の右にある「新規」ボタンを押しましょう。

タブの設定をしていきます。

①Visualforceページ:作成したページを選択します。
②タブの表示ラベル:タブに表示させる文言を決めます。今回は「名刺入力」としましょう。
③タブ名:「API および管理パッケージで使用される一意の名前です」とあります。とりあえず、英語でmeishiって書いときます。
④タブスタイル:Lightning Experienceではあまり関係ありませんが…Classicユーザーさんが見るときのタブの装飾です。お好きなものをお選びください。

ここまで出来たら、「次へ」をクリック。
続いて、このタブを利用できるプロファイルを選びます。
私はいったん、デフォルトのままにしておきます。

最後に、このタブをどのアプリケーションに載せるかを選んで、「保存」を押してください。
これも、私はいったんデフォルトのままにしました。

タブの作成は、これで完了です。
ためしに、アプリケーションランチャーを押して、タブを搭載させたアプリケーションを選んでみましょう。

一番右に「名刺入力」というタブが出ていれば、大成功。
クリックして無事に名刺入力のページが出てきたら、大大成功です。

余談:Visualforceってなぁに

ところで、さっきから出てくる「Visualforce」って何でしょう?
調べたところ、Salesforceの画面を作成するためのプログラミング言語のこと、だそうです。
「Visualforceページ」は、Visualforceという言語を使って作成された画面ということでしょう。

ということは、私が作ったレイアウトを、SkyVisualEditorがきちんとVisualforceに翻訳してくれているから、Salesforce上でページを見ることができるんですね。
「マウス操作だけで、なんでSalesforceの画面が作れるの?」という疑問が、ここで解消されました。

利用ユーザーのプロファイル設定を変更します

タブができたので、さっそく後輩にも見てもらおうとしたのですが…
あれ?「名刺入力」のタブを押しても、エラーが出てしまいます。

何か、設定を見落としているようです。
再びスタートアップガイドを見てみましょう。

はい、ばっちり見落としていました。
作成した画面にアクセスできるのは、画面をデプロイしたユーザーと、そのユーザーと同じプロファイルのユーザーだけ。
それ以外のユーザーが画面を利用するためには、別途「このプロファイルも、このVisualforceページにアクセスしていいですよ」と設定をする必要があるそうです。

よくよく考えたら、画面をデプロイしたとたんに、全ユーザーが閲覧できてしまっては大変!
理にかなっていますね。

…っと、感心している場合ではありません。
早速、「Visualforceページの有効化」をやってしまいましょう。

設定画面で 管理>ユーザ>プロファイル と進み、Visualforceページを有効化したいプロファイルを選びます。
後輩は「標準ユーザ」なので、そちらを選択。

「有効なVisualforceページアクセス」という文字を探して…
マウスオーバーすると「編集」ボタンが出てくるので、クリックします。

見てほしいページを追加して、「保存」でおっけーです!

これでもう一度、名刺入力タブにアクセスしてもらったら、無事に見れるようになってました!

※該当ユーザーにSkyVisualEditorを利用するためのライセンスが割り当てられていることが大前提です!
 ライセンスの割り当てってなに、という方は、以前のブログをご参照ください。

おつかれさまでした

今回は、李さんに聞かずにひとりで出来ました~!
SkyVisualEditorにはスタートアップガイドや、豊富なヘルプドキュメントがあるので、私のような初心者にも安心です。
ぜひ、みなさんもSkyVisualEditorを活用して、使いやすい画面づくりにチャレンジしてみてください!
「実際に触ってみたいかも…!」という方には、体験セミナーがおすすめです!
シナリオに沿って、SkyVisualEditorでの画面開発が体験できるそうですよ。
自社で活用する際のイメージがより具体的になると思います♪
毎月開催していますので、ご都合の良いタイミングでぜひ足を運んでみてください。

SkyVisualEditorご紹介&体験セミナー

「シス管見習いの備忘録」バックナンバー

01.プログラム経験は不要?誰でもできちゃうSalesforceの画面カスタマイズ

02.10分でできる!SkyVisualEditorの初期設定

03.まずはやってみよう。ささっと作れる名刺入力画面

04.ボタンひとつでLEXっぽいデザインに!入力フォームのレイアウト変更

05.作ったページをユーザーさんに利用してもらおう!の手続き。(本投稿)

06.人気ナンバーワン!検索画面テンプレートを使ってみよう

07.今まで使っていた書類がSalesforceで再現できちゃう?!自由レイアウトとは

08.自由レイアウトで、ユーザーさんがサクサク快適に入力できる画面を作ろう!

09.入力画面さえあれば、すぐに参照用の画面が作れるらしいぞ!

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