2019.07.01

B2B Commerceで企業にもB2C体験を!<B2B Commerceの概要をご紹介します>

この記事ではSalesforceの新サービスとして、2019年2月に日本版がリリースされた企業向けeコマースソリューションのB2B Commerceについてご紹介します。

一般消費者向け(B2C)のB2C Commerceはすでにリリースされていましたが、Salesforceプラットフォーム上で動作する企業向け(B2B)のeコマースサービスが新たにリリースされました!

B2B Commerceでは、B2Bに必要とされる機能(大量購入、簡易な再注文や取引先との契約に基づく柔軟な価格設定など)を持ちながら、B2Cのようなユーザーインターフェース、ユーザーエクスペリエンスを提供できる部分が他のB2Bサイトサービスとは大きく異なる部分です。
また、Salesforceプラットフォーム上で動作する為、Sales CloudやService Cloud、その他Salesforce製品とも容易に連携できることも大きな魅力です。

B2B Commerceの機能概要

それではB2B Commerceの機能を簡単にご紹介します。

Salesforce B2B Commerce紹介動画

①B2Cのようなストア画面

現状、取引先向けのECサイトでは画面がシンプルなものが多く、リッチな画面を作成したとしても変更に多くのコストがかかります。

B2B Commerceでは皆さんが普段利用しているようなECサイトのイメージで利用ができます。
また、サイト毎にテンプレートを変更することで見た目を変更したり、レコメンデーション機能も利用することができます。

サイトの構成についても、商品検索などのコンポーネントの表示有無や列構成など管理者画面にて変更ができます。※サイトの各項目の名称変更やカテゴリの追加などもSalesforce上で設定できます。

サイトイメージ①:おすすめ商品や注目商品を設定

サイトイメージ②: ブランドごとにサイトを変え、列構成や背景イメージを変更

②企業向けの購入方法(大量購入、再注文)

企業向けの取引では、1度の注文で複数商品を大量に購入するケースもあります。

複数商品を一度に大量に購入をしたい場合、カタログ機能を利用することで、複数商品を一度に注文できます。他にも過去の注文履歴より2クリックで再注文することもできます。

カタログ注文方法:よく購入する商品をカタログ化し、数量のみ入力して一度に注文

再注文方法:マイオーダーの一覧から再注文をクリック

③取引先との契約に基づく柔軟な価格設定

同じ商品でも取引先との契約によって価格設定が異なる場合があります。

ECサイトに表示する価格は取引先ごとの契約単価を表示できます。さらに、その他の価格設定として下記のような選択もできます。

・ボリュームディスカウント:購入数量によって単価を下げる
・サブスクリプション:毎月1回×12か月の注文など

価格設定イメージ:複数の価格リストを登録し、取引先ごとに紐づけを行う事で単価を適用

おわりに

リリースされたばかりのB2B Commerceについてイメージはできましたでしょうか?
今回は機能概要の紹介でしたが、各機能の詳細やユースケースなども別途、当ブログでご紹介できればと思います。また、B2B Commerceも他のSalesforce製品と同様に年3回バージョンアップが予定されておりますので、新しい機能が追加され次第こちらも紹介をしていきます。
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