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はじめに
今回は、販売管理/在庫管理システムであるFujitsu GLOVIA OM上における発注と仕入の処理について説明します。
販売管理における購買業務とは、仕入先との間で発生するヒト・モノ・カネの流れや関連情報を管理することです。購買業務全体の大まかな流れとしては見積依頼→発注→入荷→仕入→支払の順となっており、このうち発注・仕入におけるGLOVIA OM上での処理については、購買オブジェクトを利用します。また、受入処理については一括での受入と分割しての受入の2通りあるため、それぞれ紹介します。
販売管理における購買業務とは、仕入先との間で発生するヒト・モノ・カネの流れや関連情報を管理することです。購買業務全体の大まかな流れとしては見積依頼→発注→入荷→仕入→支払の順となっており、このうち発注・仕入におけるGLOVIA OM上での処理については、購買オブジェクトを利用します。また、受入処理については一括での受入と分割しての受入の2通りあるため、それぞれ紹介します。
対応表
購買業務における作業と、GLOVIA OM上での処理は以下のように対応しています。
購買業務 | GLOVIA OM |
---|---|
発注データ作成 | 仕入先に当たるサプライヤーを選択し、購買レコードを作成 |
明細入力 | 価格表から商品を選択 |
発注書を出力 | 購買オーダーを表示 |
仕入処理 | 受入処理 |
シナリオ
今回のシナリオとしては以下の通りです。
①ナット100個に対する購買(オーダー)の作成
②価格表から商品を選択
※ここで一旦在庫数確認
③―1 ナット100個に対して一括での受入処理(分納なしの場合)
※処理が成功したか確かめるため、在庫数確認
③―2 ナットを50個ずつ2回に分けた場合の受入処理(分納の場合)
①ナット100個に対する購買(オーダー)の作成
②価格表から商品を選択
※ここで一旦在庫数確認
③―1 ナット100個に対して一括での受入処理(分納なしの場合)
※処理が成功したか確かめるため、在庫数確認
③―2 ナットを50個ずつ2回に分けた場合の受入処理(分納の場合)
① ナット100個に対する購買オーダーの作成
まずは購買レコードを作成します。
購買オブジェクトの新規ボタンから、サプライヤーを選択し、保存します。
まずは購買レコードを作成します。
購買オブジェクトの新規ボタンから、サプライヤーを選択し、保存します。
②価格表から商品を選択
続いて価格表から商品を選択し、保存します。今回はナット100個とします。
続いて価格表から商品を選択し、保存します。今回はナット100個とします。
関連リストを見ると、購買オーダーラインレコードが作成されたことが確認できます。
また、発注書を出力したい場合は、強調表示パネルの購買オーダーを表示(PDF)ボタンから可能です。
※ここで一旦、在庫状況の確認(必要な動作ではありません)
商品関連情報オブジェクトから商品レコードを開き、在庫照会を行います。
商品関連情報オブジェクトから商品レコードを開き、在庫照会を行います。
現状のオーダー数合計が100になっていることが確認できます。
一括での受入処理
③_1 ナット100個に対して一括での受入処理(分納なしの場合)
購買レコードの関連リストから、購買オーダーラインレコードにチェックを付け、受入を押します。
購買レコードの関連リストから、購買オーダーラインレコードにチェックを付け、受入を押します。
受入後、購買オーダー受入レコードが作成され、購買オーダーラインレコードのラインステータスが「受入済」となっていることが確認できます。
※在庫状況
再び在庫照会を行うと、オーダー数合計が100から0に減り、現在庫数が100増えたことが確認できます。
再び在庫照会を行うと、オーダー数合計が100から0に減り、現在庫数が100増えたことが確認できます。
分納ありの受入処理
③_2 ナットを50個ずつ2回に分けた場合の受入処理(分納の場合)
強調表示パネルから、受入を押します。
強調表示パネルから、受入を押します。
対象の購買オーダーラインレコードにチェックを付け、受入数に50と入力し、受入ボタンを押します。
この時点で関連リストを開くと、購買オーダーラインレコードのラインステータスが「一部受入済」となり、オーダー残数が「50」となっていることが確認できます。
残りの50個も、同様に受入を行います。
再び関連リストを見ると、購買オーダーライン受入が50個ずつの2レコード作成され、購買オーダーラインのラインステータスが「受入済」になったことが確認できました。
おわりに
今回は、GLOVIA OM上での発注・仕入の動きについて説明しました。
受入処理については、一括の場合は関連リストから素早く行うことができますが、分納したい場合は必ず強調表示パネルから行うように注意してください。
GLOVIA OMは、商品購買以外にも顧客注文や配送などのサプライチェーン全体の情報を管理することができるので、興味のある方は以下のwebサイトをご覧ください。
受入処理については、一括の場合は関連リストから素早く行うことができますが、分納したい場合は必ず強調表示パネルから行うように注意してください。
GLOVIA OMは、商品購買以外にも顧客注文や配送などのサプライチェーン全体の情報を管理することができるので、興味のある方は以下のwebサイトをご覧ください。
クラウド型の販売管理/在庫管理システムFujitsu GLOVIA OM | 株式会社テラスカイ

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