みなさん、こんにちは。
街に新しいスーツに身を包んだ若者たちが溢れる時期になりました。
こんな頃があったなー、と約10年前の自分を思い出そうとして、中々思い出せない河合です。
弊社にも18名の若者が入社してくれました。若いって良いですよねー。
さて、DataSpider Cloud を活用して「Salesforce ファイルのアップロード/ダウンロード」に関するテーマを3回に渡ってお届けしました。
今回は、Salesforce ファイルに関する1ランク上の操作を紹介します。
街に新しいスーツに身を包んだ若者たちが溢れる時期になりました。
こんな頃があったなー、と約10年前の自分を思い出そうとして、中々思い出せない河合です。
弊社にも18名の若者が入社してくれました。若いって良いですよねー。
さて、DataSpider Cloud を活用して「Salesforce ファイルのアップロード/ダウンロード」に関するテーマを3回に渡ってお届けしました。
今回は、Salesforce ファイルに関する1ランク上の操作を紹介します。
1. アップロードしたファイルを商談に紐付ける
ファイルは以下の記事で紹介しました Salesforce アダプタ(SOAP API) を使う方法で、ContentVersion にアップロードしています。
【参考】Salesforceのファイルをアップロード/ダウンロードしてみよう
この度のバージョンアップでは、SalesforceアダプタがAPI34.0に対応される他、待望のカスタム表示ラベルの取得機能が追加されるなど、多くの機能強化が行われます。
例えば、見積書を商談レコードに紐づけて参照しやすく、といったケースで活用することができます。
ContentVersion にアップロードしたファイルを商談に紐付けるには、アップロード後にもう1つ手順が必要になります。
こちらが「ファイルのアップロード~商談への紐づけ」までを行うスクリプトになります。
ContentVersion にアップロードしたファイルを商談に紐付けるには、アップロード後にもう1つ手順が必要になります。
こちらが「ファイルのアップロード~商談への紐づけ」までを行うスクリプトになります。
【マッピング1 → ファイルアップロード(データ書き込み(INSERT))】まででファイルを Salesforce にアップロードします。
商談への紐付け手順について見ていきます。
ContentVersion にアップロードしたファイルはバージョン管理が可能です。
商談に紐付ける際は ContentDocumentID という最新バージョンを表す ID 項目を使う必要があります。
ContentDocumentID 項目は ContentVersion オブジェクトに存在するので、この項目の値を取得します。
【マッピング2 → ContentDocumentID取得(データ読み取り(ID による検索))】で項目の値を取得します。
マッピング2の内容はこのようになっています。
ファイルアップロードのコンポーネント変数として、「insert_result_id」という変数があります。
これはアップロードしたファイルの ID が自動で格納される変数です。
商談への紐付け手順について見ていきます。
ContentVersion にアップロードしたファイルはバージョン管理が可能です。
商談に紐付ける際は ContentDocumentID という最新バージョンを表す ID 項目を使う必要があります。
ContentDocumentID 項目は ContentVersion オブジェクトに存在するので、この項目の値を取得します。
【マッピング2 → ContentDocumentID取得(データ読み取り(ID による検索))】で項目の値を取得します。
マッピング2の内容はこのようになっています。
ファイルアップロードのコンポーネント変数として、「insert_result_id」という変数があります。
これはアップロードしたファイルの ID が自動で格納される変数です。
【マッピング3 → レコード紐付け(データ書き込み(INSERT))】で商談への紐付けを行います。
紐付けは ContentDocumentLink というオブジェクトへレコードを作成することで実現できます。
マッピング3の内容はこのようになっています。
ここで先ほど取得した ContentDocumentID を使用します。
また、紐付ける商談の ID はスクリプト変数に SalesforceID を指定しています。
項目には以下のように値をセットしています。
項目(出力データ) | セットする値 |
---|---|
ContentDocument ID | [ContentDocumentID取得]コンポーネントで取得した値 |
リンク済みエンティティ ID | 紐付けるレコードの SalesforceID |
共有種別 | V(固定値) |
このスクリプトを実行した結果が以下になります。
商談へファイルが添付されていることが確認できます。
商談へファイルが添付されていることが確認できます。
2. ファイルをバージョンアップする
さて、上記の例で商談に紐付けた見積書ですが、条件の変更などで見積金額が変わるケースもあるかと思います。
そんなときは商談に紐付けたファイルをバージョンアップすることで、スマートにファイルを管理することが可能です。
「見積書_20180405_v2」のようなファイルをいくつも添付する必要がなくなります。
こちらがファイルをバージョンアップするスクリプトになります。
先ほど、商談へ紐付けたファイルをバージョンアップします。
そんなときは商談に紐付けたファイルをバージョンアップすることで、スマートにファイルを管理することが可能です。
「見積書_20180405_v2」のようなファイルをいくつも添付する必要がなくなります。
こちらがファイルをバージョンアップするスクリプトになります。
先ほど、商談へ紐付けたファイルをバージョンアップします。
マッピングの内容です。
ContentDocumentID を指定してアップロードすることで、このファイルの最新バージョンとしてアップロードすることが可能です。
ContentDocumentID を指定してアップロードすることで、このファイルの最新バージョンとしてアップロードすることが可能です。
スクリプト変数に値を格納し、それを各項目へマッピングしています。 どのような値をセットしているかは、以下の通りとなります。
項目(出力) | セットする値 | 値のサンプル |
---|---|---|
タイトル | ファイル名 | スカイシステムズ様_見積書_v2.0.xlsx |
クライアントでのパス | ファイル名 | スカイシステムズ様_見積書_v2.0.xlsx |
バージョンデータ | DataSpider Cloud 上のファイル格納パス | /data/demo/スカイシステムズ様_見積書_v2.0.xlsx |
ContentDocumentID | ファイルの ContentDocumentID | 069XXXXXXXXXXXXXXX |
こちらが実行結果になります。
ファイルのバージョンが 2 となっていることが確認できます。
ファイルのバージョンが 2 となっていることが確認できます。
3. バージョンを指定してダウンロード
最後にバージョン番号を指定してファイルをダウンロードするスクリプトの紹介となります。
VersionNumber 項目にバージョン番号を指定することで、指定したバージョンのファイルを取得することが可能です。
スクリプトを実行することで指定したバージョンのファイルが取得できていることが確認できます。
おわりに
今回は Salesforce ファイルの1ランク上の操作を紹介させていただきました。
DataSpider Cloud と Salesforce のファイル連携をさらに活用することができますので、是非お試しいただければと思います。
今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
DataSpider Cloud と Salesforce のファイル連携をさらに活用することができますので、是非お試しいただければと思います。
今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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