2022.11.18

Einstein Next Best Actionの動的対応付け

はじめに

事前に戦略ビルダーにて実装したロジックに従った提案を表示してくれるEinstein Next Best Action。(以下NBAと表記)
通常は事前に作成したおすすめオブジェクトの任意の項目値を参照して画面に提案内容を表示するのですが、本日はレコードの内容に従って提案内容を動的に変更して表示する方法をご紹介いたします!

Einstein Next Best Actionとは

レコードの項目の値をもとに、最適解となるおすすめ情報を表示する機能です。
また、各おすすめボタンにフローを設定することで次の最適なアクションを自動で実行してくれる機能でもあります。
詳しくは、下記の記事をご覧ください。

Einstein Next Best Actionの問題点

通常のNBA画像

実際にNBAが表示されると、上記画像のようにおすすめレコードの[説明]項目が表示されます。
とても便利な機能ですが、誰にNBAを実行するのかを瞬時に判断することは難しい構成になっています。

実装が完了したNBA画像

今回実装していくのは、上記の画像になります。
NBAの「説明」項目に名前を動的に表示することで、ヒューマンエラーを防止していきます。

ユースケース

▶[カード再発行]というおすすめレコードの[説明]項目に取引先責任者の[名前]項目を表示させる
本記事ではNBAの詳細な設定方法については割愛させていただきます。
詳しくは下記の記事をご覧ください。

実装方法

1.おすすめレコードを作成

NBAに表示させたいおすすめレコードを作成します。

2.NBAの戦略をStrategy Builderで作成する

3.[対応付け]要素を使用して[説明]項目に取引先責任者名を対応付ける

おすすめレコードの[説明]項目に動的に取引先責任者の名前を表示させるためには、[対応付け]という要素を使用していきます。

値に「 '【' + $Record.Contact.Name + '】' + '様に' + Description 」を設定します。

4.LightningレコードページにNBAのコンポーネントを配置する

これで実装は完了です!
どちらも同じおすすめレコードが表示されていますが、【取引先責任者名】は動的に表示されています。

おわりに

いかがでしたでしょうか?
今回は、Einstein Next Best Actionを動的に対応付けする方法を紹介いたしました。
本記事で紹介した内容はあくまでも一例に過ぎません。
皆様の使用方法にあった実装でぜひ試してみてください!
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