こんにちは、小野田です。
今回はMicrosoftAzureのサーバーレス機能のAzureFunctionsとSkyOnDemandの連携についてご紹介します。
AzureFunctionsの概要はこちらを参照してください。
アカウントの開設、AzureFunctionsの作成、SkyOnDemandからAzureFunctionsの実行を順を追ってご説明いたします。
MicrosoftAzureアカウントの開設
以下のサイトよりMicrosoftAzureアカウントを作成します。
https://azure.microsoft.com/ja-jp/free/
ここで開設したアカウントを使用してSkyOnDemandと連携するAzureFunctionsを作成します。
AzureFunctionsの作成
WebブラウザでMicrosoftAzureにログインし、画面上部にある「CloudShell」メニューを押下します。
画面下部にCLI画面が表示されBashを使用することができます。
この「CloudShell」を使って種々の設定をおこないます。
リソースグループの作成
$ az group create --name functions-japaneast --location japaneast
AppServiceプランの作成
$ az appservice plan create --name terraskyplan --resource-group functions-japaneast
ストレージアカウントの作成
(ストレージアカウントの名称'--name'はグローバルユニークとする必要があります)
$ az storage account create --name terraskystorage20170601 --resource-group functions-japaneast --sku Standard_GRS
AzureFunctionsの作成
(AzureFunctionsの名称'--name'はグローバルユニークとする必要があります)
$ az functionapp create --name terraskyfunctions20170601 --resource-group functions-japaneast --storage-account terraskystorage20170601 --plan terraskyplan
関数の作成
作成したAzureFunctionsに関数を追加します。
関数の追加はお手軽にサンプルをそのまま使用するため、コンソール画面で作成します。
SkyOnDemandからの連携を作成するため関数のURLを取得します。
SkyOnDemandの設定
SkyOnDemandにログインして先ほど作成したAzureFunctionsと連携するための処理を作成します。
まずはグローバルリソース「REST接続設定」を作成します。
次にAzureFunctionsと連携するスクリプトです。
RESTアダプタの「GET実行」を使用してAzureFunctionsの関数を実行するスクリプトを作成します。
RESTアダプタには先ほど作成したグローバルリソースを指定します。
AzureFunctionsの関数のURLから「パス」と「クエリパラメータ」を分割してそれぞれ設定します。
これでAzureFunctionsと連携するスクリプトができました。
最後に
今回はサンプルを実行するだけの簡単な連携処理のご紹介となりましたが、SkyOnDemandを使うことでAzureFunctionsに構築したマイクロサービスと簡単に連携できることがわかりました。
サーバレスアーキテクチャーのサービスは、今回ご紹介したMicrosoftAzureの他にも各クラウドベンダーからも提供されています。
サーバ等のインフラ管理から開放されるサーバーレスアーキテクチャーは今後利用されるケースが増えることになるでしょう。
これらの機能を組み合わせた連携をご検討の際には弊社までご相談ください。
最後に話は変わりますが、TerraSkyDay2017のセッション登録が開始となりました。
皆様、是非お越しくださいますようお願いいたします。