via pixabay.com
1.最適化とは何か
Salesforce Field Service(以下Field Service)の最適化とは、サービスアポイントメント(作業予定)とサービスリソース(作業者)を、条件・目的に基づいて最適に割り当てる仕組みです。
単なる自動スケジューリングではなく、以下のような要素を総合的に考慮して判断されます。
・作業場所とリソースの位置情報
・作業に必要なスキル
・リソースの稼働時間・休憩時間
・作業の優先度や SLA
・移動時間・作業順序
これにより、以下のような効果があります。
・移動時間の削減
・作業完了までの時間短縮
・SLA 遵守率の向上
・リソース稼働率の最適化
重要なポイントとして、最適化の結果は「システム任せ」ではなく、事前に設定したルール(スケジュールポリシー)を忠実に反映した結果である、という点が挙げられます。
単なる自動スケジューリングではなく、以下のような要素を総合的に考慮して判断されます。
・作業場所とリソースの位置情報
・作業に必要なスキル
・リソースの稼働時間・休憩時間
・作業の優先度や SLA
・移動時間・作業順序
これにより、以下のような効果があります。
・移動時間の削減
・作業完了までの時間短縮
・SLA 遵守率の向上
・リソース稼働率の最適化
重要なポイントとして、最適化の結果は「システム任せ」ではなく、事前に設定したルール(スケジュールポリシー)を忠実に反映した結果である、という点が挙げられます。
2.最適化の種類について
Field Service には、実行タイミングや目的に応じた複数の最適化手法があります。
①グローバル最適化
⬛︎概要
複数日・複数リソースを対象にまとめて最適化
主に夜間や定期バッチで実行
計算量が多く、全体最適に向いている
⬛︎利用シーン
翌日以降のスケジュールをまとめて最適化したい場合
組織全体の効率改善を重視する場合
複数日・複数リソースを対象にまとめて最適化
主に夜間や定期バッチで実行
計算量が多く、全体最適に向いている
⬛︎利用シーン
翌日以降のスケジュールをまとめて最適化したい場合
組織全体の効率改善を重視する場合
② 全日最適化
⬛︎概要
当日のスケジュールを対象にリアルタイムで最適化
営業時間中でも実行可能
⬛︎利用シーン
キャンセルや作業追加が発生した場合
当日のスケジュールを即座に組み直したい場合
当日のスケジュールを対象にリアルタイムで最適化
営業時間中でも実行可能
⬛︎利用シーン
キャンセルや作業追加が発生した場合
当日のスケジュールを即座に組み直したい場合
③ リソース最適化
⬛︎概要
特定の作業やリソース変更に対して即時再最適化
全体を崩さず、影響範囲を最小限に調整
⬛︎利用シーン
担当者の遅延・欠勤
高優先度作業の割り込み対応
特定の作業やリソース変更に対して即時再最適化
全体を崩さず、影響範囲を最小限に調整
⬛︎利用シーン
担当者の遅延・欠勤
高優先度作業の割り込み対応
3.最適化に必要な設定やオブジェクト
最適化を行うためには、以下の主要オブジェクト・設定が必要です。
ここでは詳細には踏み込まず、役割のみ整理します。
ここでは詳細には踏み込まず、役割のみ整理します。
| 項目 | 役割 |
| スケジュールポリシー | 最適化時のルール・目的を定義 |
| サービスアポイントメント | 実際の作業予定(日時・場所・内容) |
| サービスリソース | 作業担当者やチーム |
| リソーススキル | 作業に必要なスキル条件 |
| サービステリトリー | 地域単位での作業・リソース管理 |
| 営業時間 | リソースの稼働可能時間 |
4.スケジュールの設定が可能なこと
この画面では、最適化を「いつ・どこを・どのルールで」自動実行するかを設定します。
スケジュール済み最適化 設定項目一覧
| 項目名 | 画面上の表示 | 内容・意味 | 実務上のポイント |
| 有効化 | Active | この最適化ジョブを有効/無効にする | ONにしないと自動実行されない |
| 対象テリトリー | Effective Territories | 最適化を実行するサービステリトリー(地域) | 地域単位で最適化を分けたい場合に重要 |
| 実行頻度 | Frequency(One Time / Recurring) | 1回のみ or 定期的に最適化を実行 | 通常は Recurring(定期実行)を使用 |
| 対象月 | Month | 最適化を実行する月を指定 | 全月チェックで常時運用が可能 |
| 対象日 | Day of week / Day of month | 実行する曜日または日付を指定 | 平日のみ/毎日など柔軟に制御可能 |
| 実行時間 | Specific Hour / Recurring Time | 最適化を実行する時刻 | 夜間や営業開始前の実行が一般的 |
| 段階的最適化 | Optimize in stages | 大量データを段階的に最適化するか | 大規模組織向け。通常はOFFでOK |
| 対象期間(日) | Time Horizon in days | 何日先までの予定を最適化対象にするか | 例:7日=1週間分をまとめて最適化 |
| 条件フィルタ | Filter by criteria | 条件に合致する作業のみ最適化 | 優先度・ステータスでの絞り込みに使用 |
| スケジュールポリシー | Scheduling Policy | 最適化のルール・目的を定義 | ★最適化結果を最も左右する設定 |
| 通知先ユーザー | Email recipient user name | 最適化完了時の通知メール送信先 | 夜間バッチの結果確認用 |
この設定により、最適化を「運用として自動化」できます。
特に「スケジュールポリシー」 と 「対象期間」の組み合わせが、最適化結果に大きな影響を与えます。
特に「スケジュールポリシー」 と 「対象期間」の組み合わせが、最適化結果に大きな影響を与えます。
5.おわりに
Field Service の最適化は、作業予定を自動で組むための機能ではなく、業務で何を優先したいかをスケジュールに反映する仕組みです。
「グローバル最適化」で中長期の計画を立て、「全日最適化」で当日の急な変更をカバーするなど、使い分け次第で現場の対応力は大きく変わります。
また、スケジュール済み最適化を設定しておくことで、最適化を日々の運用の中に自然に組み込むことができます。
最適化の結果は、スケジュールポリシーや対象期間などの設定次第で大きく変わります。
まずは「何を一番大事にしたいか」という目的を整理し、それに合った設定から試していくのがおすすめです。
「グローバル最適化」で中長期の計画を立て、「全日最適化」で当日の急な変更をカバーするなど、使い分け次第で現場の対応力は大きく変わります。
また、スケジュール済み最適化を設定しておくことで、最適化を日々の運用の中に自然に組み込むことができます。
最適化の結果は、スケジュールポリシーや対象期間などの設定次第で大きく変わります。
まずは「何を一番大事にしたいか」という目的を整理し、それに合った設定から試していくのがおすすめです。
22 件


ポスト

