2023.07.05

これで安心!Experience Cloud(コミュニティ)のリリース手順

Experience Cloudとは

Experience Cloud(旧:Community Cloud)とは、社内の従業員が顧客やパートナーとコミュケーションをとることができる場所です。
会員用のFAQサイトやパートナーとの情報共有などさまざまな使い方ができ、パーソナライズされたサイトを簡単に作成することができます。

※Experience Cloudについての基礎知識は弊社の過去ブログをせひご覧ください!
今回はExperience Cloudに関する内容の中でも、変更セットを使用したサイトのリリースについての基本的な手順と注意点をご紹介致します。

かなりシンプルですが、テスト用に作成した以下のサイトを使っていきます。

testSite01

事前作業

まず初めに、事前作業として下記を確認・実施してください。

メンバーとして選択されたプロファイルの確認
メンバーとなるプロファイルは、リリース先に存在している必要があります。
変更セットに加える場合は問題ないですが、リリース先で手動作成する場合は一旦メンバーのプロファイルからは外しておきましょう。

「新規メンバーのお知らせ」はオフ
サイトの有効化時にメンバーに送信され、その後メンバーが追加されるたびに送信されます。
誤通知を防ぐために、リリース時は一旦オフにしておくと良いでしょう。

サイトの管理画面(ワークスペース>「管理」)

サイトの管理者・レコードの所有者をリリース先に存在するユーザに設定
リリース先に存在しないユーザの場合、エラーになります。

サイトの詳細画面(クイック検索「サイト」>サイト(またはカスタムURL>サイトの表示ラベル)から対象のサイトを選択)

ワークスペース>管理>詳細

リリース元とリリース先のバージョンの確認
異なるバージョン間でのリリースはできないため、確認しましょう。

リリース先に同名のサイトを作成(更新の場合は同名であることを確認)
サイトはリリースによって作成ができず、更新のみとなります。
更新対象が特定できるように、リリース元とリリース先でサイト名は完全に一致させてください。

また、サイトの名前を日本語名にすると検証でエラーになることがあるので英語名にし、日本語名にする場合はリリース後に変更しましょう。
(「サイトの詳細画面」にて、サイト名は表示ラベル(=サイトの名前)が英語名の場合は設定された英語名になりますが、日本語名の場合は自動で設定され、表示ラベルを変更する度に更新されます。
上記は関連する資材にも影響があり、リリース先と名前が異なってしまう場合があることがエラーの原因ではないかと推測しています。)

名前を設定した後の装飾作業は不要です

変更セットを作成しよう

事前作業が完了したら、変更セットを作成しましょう!

①コンポーネントの種類「ネットワーク」から今回リリースするサイトを追加します。

②「連動関係を参照/追加」から表示されたすべての連動関係を追加します。
※Salesforce側で作成した資材もあるので、見覚えがなくともリストに表示された全ての連動関係を含めることをオススメします。
※Site.comは2つ項目が存在しますが、下記の通り内容が異なるため、必ずどちらも含めましょう。
 ・MySiteName :エクスペリエンスワークスペースの [管理] で設定可能なさまざまな Visualforce ページ
 ・MySiteName1 :エクスペリエンスビルダーからのページ

連動関係を参照/追加

③その他必要な資材の有無を確認し、適宜追加します。

ちなみに、サイトの資材の一部はサポート対象外またはリリース後デフォルトが設定されてしまうため、リリース先で手動設定が必要になります。
(例えばナビゲーションメニューやナビゲーショントピックおよび注目のトピックや利用者ターゲティング、リッチコンテンツの画像など )
詳細はこちらのリンクからご確認ください。

Let's リリース!

ここまで来たら、準備は完了です。
リリース先に資材をアップロード→検証→己を信じてリリースしましょう。

リリース後のtestSite01は以下の通りです。
見ての通り一部の情報は反映されていない状態になります。

リリース後のtestSite01(ナビゲーションメニューや画像が反映されていません。)

リリース後作業

ということで、反映されていない部分については手動で設定をしていきます。

この時、事前作業にて外していたメンバーなどの設定も追加します。
今回はシンプルなホーム画面のみですが、レコードページやログインページなども作成している場合は、確認漏れがないように気を付けてください。
また、利用者ターゲティングを設定している場合は、各利用者パターンでの確認も忘れないようにしましょう。

最後に、Sandboxのサイトと見比べて不足している部分の確認や、動作確認を行います。
必要に応じて「新規メンバーのお知らせ」を設定し、サイトを公開(=保存)したら完了になります。

本番環境のtestSite01

おわりに

今回、Experience Cloudのリリースの手順と注意点についてご紹介させていただきました。
テスト用のサイトはシンプルな内容ですが、実際はもっと複雑なページになることが多いかと思います。
基本的な資材は連動関係から追加可能な認識ですが網羅されているとは限らないため、ページや設定などの追加・変更時には、その都度資材一覧などに記録していくこと、またリリースリハーサルの実施を行うことで、資材の抜け漏れや設定漏れがないかを確認するように心がけましょう。

案件ではじめてExperience Cloudのリリースを実施した際に知識がなく苦労したため、同じように初めて作業する方でも分かりやすいような説明を意識してこちらの記事を作成しました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。少しでもみなさんのお役に立てれば幸いです!
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