2019.11.21
Dreamforce2019 day2:Provarを使ったE2Eテストの自動化紹介セッションの報告
Dreamforceも2日目になりました。
治安の悪いテンダーロイン付近にホテルがあり、ホームレスの多さにサンフランシスコの闇を肌で感じています。
2日目に行われたProvarを使ったテスト自動化事例のセッションについて紹介します。
セッション名: Discover Test Automation with Provar
日時: Wednesday, November 20, 1:45 PM - 2:05 PM
場所: Moscone West, Coastline Theater
Provar社北アメリカ代表のJon Robinsonさんが、Provarについて紹介します。 ProvarはSalesforceに特化した、E2Eの自動テストツールです。
Salesforceのテストはしばしば信頼性に欠け、複雑で、再利用性に欠けます。
さまざまなアプリケーションやデータやサービスがあちこちに散在していて、E2Eテストはいつも複雑です。と、Jonさんが説明します。
Provarは以下の機能で、それらの複雑さを解決します。
・メタデータの情報を元に、テストを自動メンテナンスできる
・クリック操作でテストを作成できる
・Salesforceに特化し、Salesforceのロードマップも尊重する
・ビジネスフローを完全自動化できる
・CI/CDのプラットフォームと連携できる
実際にProvarを使った事例を、splunk社の品質エンジニアのmala Punyaniさんが話します。
以下のことをProvarで実現できたことによって・・・
・エクセルを使ったデータ駆動のテスト
・SOQLのクエリ実行のテスト
・バルクアップデートのテスト
・可変のテストデータ用にProvar内でテーブルを作成
・Apex APIを使ったバッチ処理のテスト
・複数のシステム間のE2Eテストの自動化
・メール通知のE2Eテストの自動化
・PDF出力のE2Eテストの自動化
結果、
・導入に3ヶ月
・テスト工数75%削減
ビジネスフローはこんなに複雑。
このE2Eテストがすべて自動化できました。
以上、Provarを使ったテスト自動化の事例でした。
E2Eテストは自動化をしても、メンテナンスが大変で失敗事例もよく聞きますが、うまくこういったツールに頼れば、現実的な自動化を実現できるのかもしれませんね。