2018.09.12

人事視点で語る、転職で持続的な年収アップを目指す方法

こんにちは 株式会社テラスカイ採用担当です。
昨今、ITエンジニアの転職市場が非常に活況です。2018年7月時点でITエンジニアの有効求人倍率は5倍を超えています。一時は7倍を越えていましたが現在でも単純計算にして一人につき5つ以上の求人が存在する計算となります。

みなさんは転職される際の重要軸って何ですか?
いろいろあると思いますが、「年収アップ」を挙げられる方も多いのではないでしょうか。そこで本日は「(内定オファー時において年収がアップしているが)その会社へ入社すべきか否か」について、ご自身で判断できる方法をお伝えしたいと思います。

結論からお話すると、転職時にオファーされた金額のみで入社を決めるのは少々危険です。「転職時の年収アップが中長期的に持続できる環境の会社であるかどうか」を判断して決定すると後悔は少なくなります。

持続的な年収アップには「昇りのエスカレーターにある業界・会社」を選択する

「転職時の年収アップが中長期的に持続できる環境の会社であるかどうか」を判断するためには

 その業界、会社が「昇りのエスカレーターに乗っている」のか、「下りのエスカレーターに乗っているのか」、すなわち業界や会社、事業ドメインの成長率がわかれば、ある程度読むことはできます。

具体的に見ていきましょう。
市場や業界、会社の成長率は複利で効いてくる数値です。プラス2%の成長率はプラスにプラスをかける相乗効果が出てきますので中長期的にはプラスの幅が大幅に増えていきます。あなたは「現在入社しようとしている会社の売上高が2倍になるまで何年かかるか」がすぐにわかりますか?ここでは簡便的な方法をお伝えいたします。以下の簡単な計算にて算出すると、精緻に計算した場合とほぼ同じ結果が出てきます。

  「72」を年平均成長率数値で割る

   ・クラウド業界 年30%の成長率
     ⇒72÷30=2.4年で市場規模が2倍となるペース

   ・当社 年40%の平均成長率
     ⇒72÷40=1.8年で今の売上が2倍となるペース

逆の例として市場が縮小しているケースを見てみましょう。
マイナス2%の成長率はマイナスにマイナスをかける相乗効果で雪だるま式にマイナスの幅が増えていきます。

   ・新聞業界 年▲2%の成長率
     ⇒72÷▲2=▲36年
     2015年新聞業界全体の売上高1兆8,000億円(日本新聞協会調べ)
      ↓
     2051年(36年後)には9,000億円まで半減する。(2018年現在)

ITエンジニアとしてのキャリアを安定的に築いていくためには

個人としては優秀で現在、パフォーマンスを出されている方でも、「下りのエスカレーター」(=業界全体、会社全体が縮小トレンドになっている状態)に乗っている中では個人の給与を上昇させていくことは至難の業です。そのため、ITエンジニアとしてのキャリアを安定的に築いていくためには目先に提示された給与額ではなく、「中長期的に昇りのエスカレーターに乗っている業界、事業ドメイン、会社であるかどうか」を見ていただくことが大切です。

現在、「昇りのエスカレーター」に乗っている当社にてエンジニアとしての市場価値を一緒にあげてみませんか?当社へのご応募をお待ちしています。
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