2025.08.15

メール作成の効率化を実現するセールスメール

Just a moment... (37626)

はじめに

こんにちは!テラスカイのS.Nです!
突然ですが、皆さんこんな悩みを持ったことは無いでしょうか?
・「取引先に送信するメールの文章を考えるのに時間がかかって、非効率的だ...」
・「ビジネスメールの作成に慣れておらず、文章に問題ないか不安だ...」
・「繰り返し似た内容のメールを作成するのは無駄だ...」
こんな問題を一気に解決することができるのが【セールスメール】です!
今回はそんな便利な【セールスメール】について、使用方法と注意点について解説していきます!

目次

そもそも【セールスメール】とは?

簡単に説明すると、Einsteinがユーザーが入力した情報をもとにメールの作成を補助してくれる機能です!メールテンプレートのように、差し込み項目を用いたテンプレートを複数作成して使用することもできます。

設定の流れ

セールスメールの設定の前にEinsteinを使用可能にします!
1.設定から「Einstein設定」→「Einsteinを有効化」をオンにします
2.同じく設定から「Einstein for Sales」→「セールスメールを有効化」をオンにします
たった2ステップで使用するための設定は終了です!

使い方

さっそく、セールスメールを使用してみましょう!
セールスメールの2つの使用方法について、仮想シナリオを用いて解説をしていきます!
1.テンプレートを用いたパターン
2.直接指示を出すパターン

テンプレートを用いたパターン

仮想シナリオとして下記の内容を用意しました
・新規お客様(取引先)に定期開催される展示会のお誘いメールを作成します。
このような繰り返し同じ文章を使う場合は、テンプレートを作成して対応します!
テンプレートの作成は、設定の「プロンプトビルダー」から「新規プロンプトテンプレート」を選択することで作成画面に遷移します。

各項目について解説します。
・「プロンプトテンプレート」種別は「セールスメール」を選択してください。
・「プロンプトテンプレート名」にはテンプレートの名前となる文字列を入力して下さい。
・「API参照名」には一意の値を設定してください。
・「テンプレートの説明」には任意の値を入力してください。未入力でも問題ありません!
・「取得者」にはメールの送信先オブジェクトを設定してください
・「関連オブジェクト」には「差し込み項目の値」として使用したい項目がある場合は設定してください(今回は展示会をキャンペーンオブジェクト内で管理しています。)
各項目の設定が完了したら「次へ」を選択して本文の作成画面に遷移しましょう!

こちらが「プロンプトテンプレート」の画面です。
プロンプト欄にテンプレートの文章を記入します!プロンプトの「リソースを挿入」から差し込み項目を使用することができます。文章の送信者によって文章内の内容を変える必要がある場合は、こちらを使用します。
文章の作成が完了したら「保存」ボタンを押下することを忘れないように注意してください!
作成したテンプレートがEinsteinによって調整された後に、想定通りの文章になっているか確認します!
「保存」押下後に、画面左上に表示されている「プレビュー」を選択します。
選択後に「取得者」と「関連レコード」に実際に確認したいレコードの値を入れてください。
「応答を設定」欄の「言語」には、自分が確認したい言語を設定してください。
上記対応後に、もう一度プレビューを押しましょう!

上記のような画面が表示されます!
「プロンプト」欄には、以前の手順で記入した内容がそのまま表示されています。
「解決済みプロンプト」欄には、差し込み項目の値が記入された文章が表示されています。
「応答」欄はプロンプトをもとにEinsteinが文章を生成したものが表示されています。
「テンプレート」を簡単に記載しても「応答」でしっかりとビジネスメールの形式になっていることが確認できます!
文章の内容に問題が無いことを確認したら、画面右上の「有効化」ボタンを押下してプロンプトの作成を完了しましょう!

作成したテンプレートを実際に使用してみましょう!
「取引先オブジェクト」の活動欄から「メール」を選択します。上記画面のようにメール欄の下部に「Einsteinを使用してドラフトを作成」が表示されているため選択してください。

「あらかじめ作成された手順を使用」を選択するとテンプレートを選択することができます。
カスタムに先ほど作成した「展示会のお誘いメール」が表示されているため選択します。
続いてキャンペーンレコードを選択する画面に遷移するため、プレビュー時と同様にキャンペーンレコードを選択します。

プレビューで確認したように、メール本文が生成されていることが確認できました!次回以降はテンプレートの作成をせずにメールを送信することができます!

直接指示を出すパターン

仮想シナリオとして下記の内容を用意しました。
・取引先と急遽会議を行うため、日程調整をする必要があります。新人営業担当者がメールを作成することになりましたが、ビジネスメールの文章に慣れていません。
このように、メールの文章のサポートをしてほしいときは、Einsteinに直接指示を出すことができます!

「テンプレートを用いたパターン」のメール作成時と同様に「取引先オブジェクト」の活動欄から「メール」を選択します。
「Einsteinを使用してメールのドラフトを作成」の「メールの手順」欄に直接文章を入力して「ドラフトメール」を押下します。

メール本文が作成されていることが確認できました!
文章の内容を修正したい場合は、直接文章を修正するか「ドラフトを確認」の「修正」を押下し、Einsteinに追加で指示を与えることができます。

右下のペンマークから事前に用意された形式で修正依頼を出すことができます!

注意点

非常に便利なセールスメールですが注意点があります。
1.メール送信者に文章の責任を負う責務が発生するため、Einsteinを用いて生成されたメールは必ず送信前に確認してください。
2.本稿執筆段階ではセールスメールの機能を用いてEinsteinで返信する文章を生成することができません。

上記2項目に注意して使用して下さい!

最後に

セールスメールの機能を解説してきました。
注意点もありますが、うまく使うことでメール作成の時間を大幅に短縮することができます。
ぜひ、導入を検討してみてください!
44 件
     
  • banner
  • banner

関連する記事