2020.03.04

その要望に答えます!「SkyVisualEditor」第2回ユーザー会リクエスト集

皆さんはじめまして!SkyVisualEditorの製品開発を担当しています江尻です。

今年の1月17日には「第二回 SkyVisualEditorユーザー会」が開催され、多くのユーザーの皆さまに参加頂きました。
※イベント詳細は↓の開催レポートをお読みください。
今回は、ユーザー会で頂いた多くのSkyVisualEditor機能リクエストから、現状で実現可能ものをピックアップし、アンサーします!

「ボタンの2度押しを防止したい」

誤ってボタンクリックを連打してしまうと、画面切り替えまでに何度もリクエストが飛んでしまうので厄介ですよね。

2度押しを防止する方法は、大きく分けて2通りあります。適用しやすい方法で試してみてください。

①プロパティ設定で確認画面を表示して防止する

対象ボタンがキャンセルボタンまたはカスタムボタンであれば、
「確認画面」プロパティより確認ダイアログを表示することで、2度押しを防止することができます。

確認ダイアログに表示するメッセージも編集可能ですので、ぜひお試しください。

※詳細はプロパティのヘルプページをご参照ください。

ボタンの「確認画面」プロパティから設定可

②Javascriptで防止する

↓のように、初回呼び出しのみTrueを返す汎用的なJavascriptを「ページスクリプト」機能で実装し、
ボタンのonClickイベントから呼び出して、Trueの場合のみ処理続行させることで、2回目以降の実行を防止できます。

var isSave = false;
function check(){
    if (!isSave) {
        isSave = true;
        return true;
    }
    console.log('二度押し防止')
    return false;
}
サンプルスクリプト

「SVEファイルの世代管理をしたい」

SkyVisualEditor VFを使っていると、「この変更を試してみたいけど、一時的に試すだけで後から元に戻したい」など世代管理が必要になるケースはよくあると思います。(開発するならほぼ必須ですね)

バージョン履歴機能を使うことで、SVEファイルのバージョン履歴を管理できます。
使い方も簡単で、バージョン保存時はファイルメニューの「保存&バージョン保存」を実行するだけ、
バージョン管理時はファイルメニューの「バージョン履歴を開く」を選ぶだけです。

どんな修正をしたのかバージョン備考に残しておくと、一目で判断できるのでぜひ活用してみてください。

※詳細はバージョン履歴機能のヘルプページをご参照ください。

バージョン履歴の保存と管理

「一括保存の選択アイテムを全選択できるようにしてほしい」

『ローカルへ一括保存』でSVEファイルを全部ローカル保存したいけれど、数が多くて一個ずつクリックするのが面倒!
ってことですよね。

実は キーボードShiftキーを押しっぱなし状態でチェックボックスをクリックすることで範囲内のページをすべて選択(範囲選択)が可能 だったりします。

確かに少し分かりづらい機能なので、ぜひこの機会に覚えておいて頂けると、いつか役立つはずです。

ローカルへ一括保存の範囲選択

「郵便番号から住所を引き込めるようにしてほしい」

郵便番号の入力欄からの住所引き込みは、割とよくある機能ですよね。
実はこれも既にSkyVisualEditor VFで実現可能です。

SkyVisualEditor VFにはAppComponentという拡張機能が使える仕組みがあるのですが、 「SkyVisualEditor標準AppComponent」の 「住所補完」コンポーネントにて、郵便番号から住所情報を引き込めます。

※他にも便利なAppComponentがたくさんあるので、ぜひ試してみてください。

Salesforce上での住所補完動作

「複数コンポーネントのプロパティをまとめて変更したい」

複数入力項目が配置されていて、一律同じフォントサイズを項目ラベルに設定するとき、
まとめてプロパティ変更できたら便利ですよね。

キャンバス上でCtrlキーを入力しながらコンポーネントをクリックすると、複数選択が可能ですが、
このとき、一部の共通プロパティはまとめて設定変更が可能です。

小技ですが、結構便利なので、ぜひお試しください。

複数選択による一括プロパティ変更

「LightningComponentでの活用を期待している」

SkyVisualEditor VFは作成したページを Lightningコンポーネントとして出力することができます

が、
実際はVisualforceをAuraコンポーネントバンドルでラップし、見た目をLightningコンポーネントに似せて出力しています。 中身は当然Visualforceなので、LEXやモバイルで表示した場合など、純Lightningと比べるとどうしても限界が出てきます。

そんな状況を打破するために爆誕したのが、SkyVisualEditor LCです。
SkyVisualEditor LCはLightningコンポーネントを直接出力するため、前述したような問題が解消されます。

SkyVisualEditor VFと比べると機能はまだ少ないですが、追加機能を鋭意開発中ですので、ぜひご活用ください!

※詳細はナレッジページ 「SkyVisualEditor VFとSkyVisualEditor LCについて」をご参照ください。

SkyVisualEditor LC紹介ツイート

まとめ

今回はすぐ回答可能ものをピックアップしましたが、 他にもたくさんのリクエストを頂いています。

開発者として、改めてSkyVisualEditorへ寄せるユーザーの期待の大きさを感じました。

まだ対応できていないリクエストについては検討し、今後の開発でチャレンジします。

ご参加いただいたユーザーの皆さま、ありがとうございました!

27 件
     
  • banner
  • banner

関連する記事