Dreamforce2025 Day1:サンフランシスコでmitocoシアターセッション「mitoco Buddy driving "Sales Force"」に参加してみた!

Salesforceの世界最大級のイベント「Dreamforce 2025」にて、今回は「mitoco(ミトコ)」新サービスの講演・デモがあるということで、参加してきました。現地の様子と、気になる新サービス内容について速報でお届けします。

はじめに

サンフランシスコで開催されている世界最大級のITカンファレンス「Dreamforce 2025」にて現地時間の10/14(火) Moscone Westの会場で、株式会社テラスカイが提供するmitocoシアターセッション『mitoco Buddy driving "Sales Force"』が行われました。
会場には日本の方だけでなく海外からも多くの方が参加され、AIを活用した"Sales Force"の新しい可能性に高い関心が寄せられていることが伺えました。
本記事ではその様子をお届けします!

アプリからの解放へ。AIがもたらす「本当に大事なこと」に集中できる未来

「複数のアプリから解放され、より簡単に、より円滑に、本当に大事なことに集中するには?」という問いかけから講演はスタートしました。

別枠Admin Keynoteにおいても「The average enterprise runs 1,061 apps(企業の平均アプリ運用数は1,061)」というデータが紹介されており、グローバルとして、salesforce社においてもアプリの多用を重要な課題と認識していることが示されています。
この課題に対する解決策にAIが有効であり、これから訪れるであろう大きな変化の波を予感させるメッセージですね。

AIアシスタント「mitoco Buddy」の登場

導入でもあった通り、我々はアプリ・ツールを使うことに多くの時間を費やしています。

この現状を変える技術として紹介されたのが、「MPC (Model Context Protocol)」です。
MCPを介して、AI Client と Salesforce(SFA/CRM), Slack, Gemini, SAPなど、外部のアプリケーションと接続可能になります。

salesforce社も絶賛対応中!

mitoco Buddy はこのMCP技術を使い、Salesforceはもちろんのこと、チャット、スケジュール、メール、スプレッドシート、データベース…と接続し、ユーザーの指示を実行します。

mitoco Buddy は企業ごとにカスタマイズが可能で、さまざまなSaaSと接続が可能です。

設定の日本語を自然言語で英語に自動変換するデモもあり、言語の壁を感じさせません。

mitoco Buddy が変革する営業活動4つのシナリオ

講演のハイライトは、mitoco Buddyが実際の営業活動でどのように活用されるかを示したデモンストレーションでした。4つの業務シーンが、AI Buddyによって効率化される様子が披露されました。
1.Appointment(顧客とのアポイントメント調整)
2.Custmer Research(訪問前の調査)
3.Memo & Biz Card(打ち合わせ後のメモの記録や名刺登録)
4.Report(上司への報告作業)

Scenario #1:アポイント調整 (Appointment)​
顧客とアポイント調整を行いたいリクエスト(ユーザー)
→Salesforceの顧客情報を参照してメール作成(mitoco Buddy)
→受信があったことをmitoco Buddyに共有(ユーザー)
→メール内容をもとにSalesforceカレンダーに自動登録(mitoco Buddy)

Scenario #2:顧客調査 (Customer Research)
Buddyに3社の調査依頼(年間売上、従業員数、住所、など)(ユーザー)
→インターネット上の情報を調査(mitco Buddy)
→調査結果をもとに活動情報をSalesforceに登録 (mitoco Buddy)

Scenario #3:訪問後の記録 (Memo & Biz Card)
会議の議事メモを共有(ユーザー)
→商談情報を更新し、TODOを作成(mitoco Buddy)
→名刺をスマホで撮った画像を共有(ユーザー)
→取引先責任者情報を作成(mitoco Buddy)

Scenario #4:社内報告 (Internal Report)
今月の商談数をグラフ形式で取りまとめを依頼(ユーザー)
→SalesforceとSlackのMCPを使ってスプレッドシートを作成 (mitoco Buddy)
→依頼があればSlackへの送信 (mitoco Buddy)

最後に

AIとMCP技術によって、これまで当たり前とされてきた課題を解決する。
その未来を垣間見ることができ、これからの未来に対する期待に胸が膨らむ内容でした。

そして普段は日本で触れているmitocoが、国境を越えてこのアメリカの地で、英語で堂々と紹介されている。
その場に立ち会えたことは、とても新鮮で、誇らしい体験でした。

これからもmitocoの躍進に注目です!