2025.10.16
Dreamforce2025 Day1:Hackathon Showdown: Build the future with Agentforce & Slack
はじめに
サンフランシスコで開催中のDreamforce 2025。いろいろなセッションを見るために会場中を一日歩き回ったこともあり、Dreamforce1日目でありながら、最後の方ではへとへとに疲れてしまっていました。
そんなテンションもちょっと下がり気味の中で参加した、1日目の最終セッションである「Hackathon Showdown: Build the future with Agentforce & Slack」。実はこれがとっても楽しくて、1日の疲れも飛んで行ってしまいました!!!
どのようなセッションだったのか、会場の雰囲気はどのような感じだったのかをお伝えしようと思います。
そんなテンションもちょっと下がり気味の中で参加した、1日目の最終セッションである「Hackathon Showdown: Build the future with Agentforce & Slack」。実はこれがとっても楽しくて、1日の疲れも飛んで行ってしまいました!!!
どのようなセッションだったのか、会場の雰囲気はどのような感じだったのかをお伝えしようと思います。
Hackathonとは?
Hackathonとは、「ハック(Hack)」と「マラソン(Marathon)」を組み合わせた造語です。
IT業界のエンジニアやデザイナー、プランナーなどがチームを組み、与えられたテーマに対して、限られた時間内(1日~数日間の短期集中)で集中的にアプリやサービスを開発し、その成果を競い合うイベントです。
まるでマラソンのように、ゴール(成果発表)を目指してチームで駆け抜けることから、この名前が付きました。
※ただ、今回のセッションでは3チームが参加していたのですが、2チームは個人で参加していました。
IT業界のエンジニアやデザイナー、プランナーなどがチームを組み、与えられたテーマに対して、限られた時間内(1日~数日間の短期集中)で集中的にアプリやサービスを開発し、その成果を競い合うイベントです。
まるでマラソンのように、ゴール(成果発表)を目指してチームで駆け抜けることから、この名前が付きました。
※ただ、今回のセッションでは3チームが参加していたのですが、2チームは個人で参加していました。
3チームのファイナリストたち
それでは、今回のHackathonに参加する3チームをご紹介します。
※ちなみに優勝賞金はなんと10万ドル!!!日本円にして約1500万円!!!
※ちなみに優勝賞金はなんと10万ドル!!!日本円にして約1500万円!!!
チームACT
最初に登壇したのは、JeffさんとAnnaさんの「Team Act」 。彼らが開発したソリューション「ACT(Action, Coordination and Tracking)」は、災害などの危機対応を劇的に迅速化するものです。
デモでは、現場にいる人がSlackに「洪水が発生した」と音声メモを投稿するシーンから始まりました 。するとAgentforceがその内容を即座に要約し、Salesforceに構造化されたケースとして自動で作成を行います。さらに、関係者間の連携を促すためのSlackチャンネルとCanvasまで自動生成されました。
また、現場から「被害が想定より大きい」という追加報告が入ると、Agentforceが状況を評価し、ケースの優先度を自動で「緊急」に格上げしたりもしていました。本部スタッフはSlack上からAgentforceに問いかけるだけで、最適な支援物資やボランティアをリストアップし、そのまま派遣指示まで完了できます。
また、Slack CanvasにTableauダッシュボードが埋め込まれており、被害状況や在庫、ボランティアの配置などがリアルタイムで可視化されていました 。審査員からも「複数のAgentforceが連携するアイデアが素晴らしい」「Tableauの組み込み方が見事だ」と絶賛の声が上がっていました!
デモでは、現場にいる人がSlackに「洪水が発生した」と音声メモを投稿するシーンから始まりました 。するとAgentforceがその内容を即座に要約し、Salesforceに構造化されたケースとして自動で作成を行います。さらに、関係者間の連携を促すためのSlackチャンネルとCanvasまで自動生成されました。
また、現場から「被害が想定より大きい」という追加報告が入ると、Agentforceが状況を評価し、ケースの優先度を自動で「緊急」に格上げしたりもしていました。本部スタッフはSlack上からAgentforceに問いかけるだけで、最適な支援物資やボランティアをリストアップし、そのまま派遣指示まで完了できます。
また、Slack CanvasにTableauダッシュボードが埋め込まれており、被害状況や在庫、ボランティアの配置などがリアルタイムで可視化されていました 。審査員からも「複数のAgentforceが連携するアイデアが素晴らしい」「Tableauの組み込み方が見事だ」と絶賛の声が上がっていました!
Team Vector Studios
次に登場したのは、たった一人でチームを組んだOhad Idanさん率いる「Team Vector Studios」 。彼が披露したのは、映画のローンチプロジェクトの企画から承認、ウェブサイトへの公開まで、すべてのプロセスをSlackとAgentforceで管理するソリューションです。
デモでは、Agentforceに指示してプロジェクト用のチャンネルを作成し、関係メンバーを自動で招待します。また、プロンプトテンプレートを使い、ただの通知ではない、視覚的に豊かで分かりやすいメッセージを投稿していました。
Slack Canvas上ではチームメンバーが共同編集できます。さらに、Slackに予告編の動画ファイルをアップロードすると、Agentforceが自動で処理し、ウェブサイトに公開。動画の長さといったメタデータを取得したり、字幕をフランス語に翻訳したりといった芸の細かさも披露しました。
審査員は、「ユーザーをSlackという単一のインターフェースから出すことなく、すべての作業を完結させている点が非常に魅力的だ」と高く評価しました!
デモでは、Agentforceに指示してプロジェクト用のチャンネルを作成し、関係メンバーを自動で招待します。また、プロンプトテンプレートを使い、ただの通知ではない、視覚的に豊かで分かりやすいメッセージを投稿していました。
Slack Canvas上ではチームメンバーが共同編集できます。さらに、Slackに予告編の動画ファイルをアップロードすると、Agentforceが自動で処理し、ウェブサイトに公開。動画の長さといったメタデータを取得したり、字幕をフランス語に翻訳したりといった芸の細かさも披露しました。
審査員は、「ユーザーをSlackという単一のインターフェースから出すことなく、すべての作業を完結させている点が非常に魅力的だ」と高く評価しました!
Team What I do?!
最後の登壇者は、こちらも一人で参加したDavidさん。彼のソリューション「What I do」は、Salesforceで管理者権限を割り当てられているユーザーなら誰しも欲しがるものかも。。。?
シナリオはこうです。ユーザーのTimmyがフォーム入力中にエラーに遭遇し、管理者に「動かない!」とSlackで連絡してきます。そこで管理者がAgentforceに「What did Timmy do?(ティミーは何をした?)」と尋ねます。
すると、AgentforceがSalesforceのデバッグログを一行ずつ解析し、ユーザーが実行した操作、呼び出されたトリガーやフロー、エラーの原因、そしてその解決策までを、管理者に分かりやすい言葉でまとめて回答してくれました。
さらに、発生したエラーをタイプ別に分類し、同じ原因のエラーが多発すると自動でケースを作成して担当者にタスクを割り当てるということまでしていました。審査員も「これはすべての管理者が本当に欲しかったものだ!」と大興奮の様子でした!
シナリオはこうです。ユーザーのTimmyがフォーム入力中にエラーに遭遇し、管理者に「動かない!」とSlackで連絡してきます。そこで管理者がAgentforceに「What did Timmy do?(ティミーは何をした?)」と尋ねます。
すると、AgentforceがSalesforceのデバッグログを一行ずつ解析し、ユーザーが実行した操作、呼び出されたトリガーやフロー、エラーの原因、そしてその解決策までを、管理者に分かりやすい言葉でまとめて回答してくれました。
さらに、発生したエラーをタイプ別に分類し、同じ原因のエラーが多発すると自動でケースを作成して担当者にタスクを割り当てるということまでしていました。審査員も「これはすべての管理者が本当に欲しかったものだ!」と大興奮の様子でした!
結果発表
会場の興奮が冷めやらぬ中、運命の結果発表へ。
栄えある優勝者は、、、Team Vector Studiosでした!!!
10万ドルの巨大な小切手を手にしたOhadさん、とても嬉しそうでした。
栄えある優勝者は、、、Team Vector Studiosでした!!!
10万ドルの巨大な小切手を手にしたOhadさん、とても嬉しそうでした。
さいごに
今回のセッションでは、AgentforceとSlackを組み合わせることで、いかに革新的なソリューションを生み出せるかを改めて証明する場となりました。単なる業務効率化に留まらず、災害支援や日々のシステム管理といった、よりインパクトの大きい課題を解決する可能性を強く感じさせられました。
ファイナリストたちの素晴らしいデモは、私たちに「AIと共に働く未来」を鮮やかに見せてくれました!今後のAgentforceの発展もとても楽しみです!
以上、Dreamforceの会場から、現地の熱気と興奮をお届けしました!
ファイナリストたちの素晴らしいデモは、私たちに「AIと共に働く未来」を鮮やかに見せてくれました!今後のAgentforceの発展もとても楽しみです!
以上、Dreamforceの会場から、現地の熱気と興奮をお届けしました!
24 件