2023.11.02
Salesforce の動的フォームと SkyVisualEditor の表示切り替え機能の使い分けについて考える
目次
皆さんこんにちは!
テラスカイ製品カスタマーサクセス担当です。
先日、サンフランシスコで開催されたDreamforceに参加してきました!
3日間を通して、様々なキーノートやセッションの聴講、現地の社員や世界各地のSalesforceコミュニティの方々とコミュニケーションを取ることができ、非常に有意義なものとなりました。
今後、Salesforceに関わる人々の手助けになる情報提供により力を入れていきたいというモチベーションにもなりました。
テラスカイ製品カスタマーサクセス担当です。
先日、サンフランシスコで開催されたDreamforceに参加してきました!
3日間を通して、様々なキーノートやセッションの聴講、現地の社員や世界各地のSalesforceコミュニティの方々とコミュニケーションを取ることができ、非常に有意義なものとなりました。
今後、Salesforceに関わる人々の手助けになる情報提供により力を入れていきたいというモチベーションにもなりました。
現在のSalesforceのレイアウト構築について
さて、話は変わりますが、皆様はSalesforceのレイアウトの改善にどれくらいこだわっていますでしょうか?
使いづらいと感じるUIは、業務効率の低下だけでなく Salesforce の定着化の妨げとなったり、データの蓄積不足によって投資効果が得られないなどの長期的な課題の原因となります。
そのような課題に陥らないよう、現在の Salesforce は Lightning App Builder をベースに、UI を改善する機能が非常に多く実装されています。
その中でも、 Winter'21 で追加されてから久しい「動的フォーム(Dynamic Forms)」は、UI改善の最初の一歩として手軽に始められる便利な機能です。
使いづらいと感じるUIは、業務効率の低下だけでなく Salesforce の定着化の妨げとなったり、データの蓄積不足によって投資効果が得られないなどの長期的な課題の原因となります。
そのような課題に陥らないよう、現在の Salesforce は Lightning App Builder をベースに、UI を改善する機能が非常に多く実装されています。
その中でも、 Winter'21 で追加されてから久しい「動的フォーム(Dynamic Forms)」は、UI改善の最初の一歩として手軽に始められる便利な機能です。
▼ 動的フォーム(Dynamic Forms)のおさらい
動的フォームは、レコードの項目やそれに関連するオブジェクトの情報などを元に、
レコードの項目やセクションを動的に表示切替することができる機能です。
リアルタイムに表示の制御が行われるので、途切れることなく入力作業を進めることができます。
レコードの項目やセクションを動的に表示切替することができる機能です。
リアルタイムに表示の制御が行われるので、途切れることなく入力作業を進めることができます。
▼『SkyVisualEditor』 でも同じようなことができます
テラスカイが提供している画面開発ツール『SkyVisualEditor』でも表示条件設定という機能で同様に項目の出し分けを行うことができます。
標準機能では保存後に表示が切り替わる仕様となっておりますが、少しスクリプトを加えることでリアルタイムの表示非表示の切り替えも可能になります。
標準機能では保存後に表示が切り替わる仕様となっておりますが、少しスクリプトを加えることでリアルタイムの表示非表示の切り替えも可能になります。
また、SVEには「表示非表示コンポーネント」という機能があり、下のGIFのようにチェックボックスに対応したシンプルな項目の表示切替も可能です。 チェックボックス以外のデータ型は利用できないという制約はありますが、スタジオでの設定も簡単なので手軽に動的表示切替をしたい場合に便利な機能です。
このように、SkyVisualEditor は Salesforce の標準の入力画面からもう一歩、業務に適した画面にカスタマイズすることでユーザをサポートし、Salesforce 自体の活用につなげることができます。
3つの機能、どう使い分ける?
上記でご紹介した「動的フォーム」「表示条件設定」「表示非表示コンポーネント」これらの3つの表示切替の方法にはそれぞれ強みや特徴があり、要件によって使いわけが必要そうです。
使い分ける判断の材料として、色々な観点から評価したいと思います。
まずは一番気になるメリット・デメリットについて表にまとめました。
使い分ける判断の材料として、色々な観点から評価したいと思います。
まずは一番気になるメリット・デメリットについて表にまとめました。
▼各メリット・デメリット
レイアウトの柔軟性に目を瞑ればSalesforceの動的フォームは非常に優秀です。
業務に沿って画面をカスタマイズし、Salesforceの活用まで考慮する場合は、SVEの表示条件が適しています。
表示非表示コンポーネントはチェックボックスしか起点にできませんが、スタジオ自体の設定は非常に簡単なので、手軽に実装が可能です。
業務に沿って画面をカスタマイズし、Salesforceの活用まで考慮する場合は、SVEの表示条件が適しています。
表示非表示コンポーネントはチェックボックスしか起点にできませんが、スタジオ自体の設定は非常に簡単なので、手軽に実装が可能です。
▼各実装方法の仕様について
続いて、各機能の仕様についての説明となります。
Salesforceの動的フォームでは「Lightningコンポーネント」や「アクションボタン」、
SVEの表示条件では独自機能である「タブパネル」や「データテーブル」など、
項目以外のそれぞれの固有機能の表示制御が可能となっています。
ちなみに、項目値による表示制御はそれぞれ自身のパーツのみリアルタイム制御が可能となっています。
(例:Salesforce標準項目の入力値を変更した場合、SVE側の項目やパーツの表示条件は保存後の反映となります。)
Salesforceの動的フォームでは「Lightningコンポーネント」や「アクションボタン」、
SVEの表示条件では独自機能である「タブパネル」や「データテーブル」など、
項目以外のそれぞれの固有機能の表示制御が可能となっています。
ちなみに、項目値による表示制御はそれぞれ自身のパーツのみリアルタイム制御が可能となっています。
(例:Salesforce標準項目の入力値を変更した場合、SVE側の項目やパーツの表示条件は保存後の反映となります。)
実装方法を選ぶ基準(総括)
結論を簡単にまとめると以下のようになります。
要件 | 適正機能 |
---|---|
レイアウトはSalesforce標準のままで良い とにかく手軽に実装したい
|
動的フォーム(Salesforce)
|
表示の切り替えも含めて 業務画面のレイアウト自体を作り込みたい
|
表示条件設定(SVE) |
チェックボックスのみでの制御 かつ 標準でできない3列以上の項目配置をしたい
|
表示非表示コンポーネント(SVE)
|
最終的には「リリースまでのスピード、メンテナンス性、条件の柔軟性、出し分けたいパーツ・・・」など、要件に合うものをページ単位でつまんでいくのがベストだと考えます。
もし、「SkyVisualEditorを使って業務を効率化するような画面を実現してみたい!」という方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください!
導入・開発からリリースまでバッチリご支援させていただきます。
SkyVisualEditor ホームページ
また、SVEをご利用中のお客様はぜひ「アドミンカフェ」も使ってみてください!
(エンジニアとマンツーマンで画面作成のサポートができます)
今回の記事は以上です。
ここまで読んで頂きありがとうございました!
もし、「SkyVisualEditorを使って業務を効率化するような画面を実現してみたい!」という方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください!
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