2017.11.10

Dreamforce2017 day3:Quip Keynote

こんにちは。菊地です。

まず初めに、カルフォルニア州北部で起きた山火事で甚大な被害に関し
心からお見舞いを申し上げます。また、この様な大変な中にも関わらず
dreamforce2017を開催頂き、カルフォルニア州の方々、Salesforce関係者の方々
に大変感謝いたします。

菊地からは、SalesforceとQuipの連携ソリューションの発表内容速報の紹介と感想を
少し報告させて頂きます。

思い起こす事、約1年前「SalesforceはQuipを買収することで合意した。」という
ニュースがありました。そして本日(現地時間 2017/11/08 15:00-16:00)
dreamforce2017にてQuipの最新ソリューションのKeynoteの発表となりました。

登壇者は、プログラマーであり起業家の過去にFacebookのCTOであった
現在QuipのCEOのBret Taylor氏によるお話です。

彼の経歴からお話は始まり、最高技術責任者、プロダクトマネージャからそれぞれQuipの必要性と
デモと続き、約2万ライセンスの導入実績を持つ21st Century FoxのEVP &CIO のJohn Herbert氏
からは導入効果についてお話を頂きました。

”2000年以来、Fortune500(※1)の企業の52%が破産・買収または中止された。”
という衝撃的な資料がありまた。それらほとんどの組織では意思決定のテクニック
によるものとも仰ってました。

よりスピードが求められる社会で、会社が存続し続けるために
・チーム内の素早い情報共有
・意思決定のための適切な情報とスピード
Quipは主にこの2つにフォーカスし、それらを改善するためのサービスという位置付けです。
第四次産業革命と言われる現在こそQuipは必要とされるサービスであると強調され
これからも拡大していくであろうグループウエアの市場という印象を受けました。

Quipは、Google docsや Office365に代表されるようなスプレッドシートや文章管理を
クラウドベースでグループ編集することが可能なサービスです。更にそれらと差別化するため
ボードにみたてた1枚のページで
・ドキュメントの管理
・スケジュール調整
・レポート
これらを1枚のボードに設定し、関わるチーム内のメンバ全員が利用する端末を選ばずに
いつでも、どこからでも最新のデータでコメントを残したり議論や調整を可能とします。
Emailやミーティングから解放されより効率的、より生産性高く活動ができるというものです。

Salesfoceとの連携は、Quipのボードに組み込み可能なコンポーネントの一部として参照や
更新が可能になるというデモがありました。

今年の2月に、「Quip Connect for Salesforce」というAppExchangeが
発表されており、SalesforceのデータをQuipのドキュメントやスプレッドシートに
エクスポートしたり、カスタムQuipコンポーネントを使用してSalesforceから直接Quip
キュメントにアクセスを可能にする連携ソリューションについては、アップデートの
新しい情報はありませんでした。

左の方が、21st Century FoxのEVP &CIO のJohn Herbert氏

感想は、今回のKeynoteは、QuipがSalesforceの家族に加わったことによる
自己紹介的な面が強かった印象です。Salesforceは既にMicrosoftのOffice365との連携
ソリューションがありAzure ADを使用したシングルサインオン、オフィス文章連携、メール連携
などが実現されておりQuipはそれらを取って代わる伸びしろはあると思っています。
今後、傘下になったことで、よりディープな連携で新しいソリューションが発表されることを
期待したいと思います。
※1
フォーチュン500(Fortune 500)は、アメリカ合衆国のフォーチュン誌が年1回編集・発行するリストの1つ。全米上位500社がその総収入に基づきランキングされる。(出典元:wiki)


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