はじめに
みなさん、こんにちは。
製品営業本部の河合です。
今回は製品の話ではなく、Dreamforce の参加報告となります。
私からは2日目に開催された「Salesforce Integration Architecture Patterns and Best Practices」について報告します。
製品営業本部の河合です。
今回は製品の話ではなく、Dreamforce の参加報告となります。
私からは2日目に開催された「Salesforce Integration Architecture Patterns and Best Practices」について報告します。
このセッションについて
Salesforce とのデータ連携について、連携方法の紹介とどのようなケースで使用するのがベストか、ユースケースを交えて解説する、という内容です。
スピーカーは Salesforce の Samuel Sharaf 氏と MuleSoft の Bikram Sen 氏の2名でした。
スピーカーは Salesforce の Samuel Sharaf 氏と MuleSoft の Bikram Sen 氏の2名でした。
Salesforce とのデータ連携方法
はじめに Salesforce とのデータ連携方法の紹介がありました。
紹介されたのは次の方法です。
紹介されたのは次の方法です。
- Salesforce API
- Heroku Connect
- Salesforce Connect
- プラットフォームイベント
- 外部サービス
- Anypoint Platform(MuleSoft)
※スライドに移っている影は Sharaf 氏のものです。
各ユースケースのベストプラクティス
ここからはユースケースと各ケースで選択する連携方法の解説がありました。
パターン1:外部プログラムから Salesforce のデータやプロセスを操作する
このパターンでは「Salesforce API」を使います。
ポイントは次の通りです。
- 標準 API は Salesforce のすべてにアクセスできる
- インターフェースやワークフローなどもカスタマイズできる
- 柔軟なデータインポートが可能
パターン2:Salesforceにデータをインポートせずに外部データを参照する
このパターンでは「Salesforce Connect」を使います。
ポイントは次の通りです。
- クリックのみで設定、コーディング不要
- データを Salesforce に保持する必要がない
- リアルタイムな運用を実現できる
パターン3:Heroku 上のアプリと同期する
このパターンでは「Heroku Connect」を選択します。
ポイントは次の通りです。
- Salesforce と Heroku にまたがるアプリを開発できる
- 数分で簡単に結合できる
- Heroku Postgres テーブルを外部オブジェクトとして公開できる
パターン4:イベントドリブンのデータ連携を行う
1対1の連携から、イベントドリブンのモデルに移行しよう、とのことです。
Platform Event と Heroku Connect を併用することで実現可能。
パターン5:変更データキャプチャを使用したPub/Sub連携
(タイトルにもありますが)このパターンでは「変更データキャプチャ」を使います。
ポイントは次の通りです。
- 詳細なデータの変更を検知できる
- コーディング不要で設定できる
- リアルタイムなイベントドリブン型のデータ連携ができる
パターン6:外部サービスのAPIと連携したい
このパターンでは「外部サービス」を使います。
ポイントは次の通りです。
- Salesforceから外部のAPIを呼び出せる
- コーディング不要
- 様々なプロセスを自動化できる
パターン7:新しいデータ連携の形を構築する
ビジネスの速度を上げ、優れた顧客体験を実現するために、ITインフラストラクチャーを含めた変換を行いたい、というパターンでした。
このパターンで選択されたのは「MuleSoft(Anypoint Platform)」です。
あらゆるシステムに接続し、Salesforce との統合をサポートすることが可能、とのことでした。
このパターンで選択されたのは「MuleSoft(Anypoint Platform)」です。
あらゆるシステムに接続し、Salesforce との統合をサポートすることが可能、とのことでした。
おわりに
Salesforce と連携、と言っても様々な手段が用意されていることが分かりました。
また、コーディング不要な手段も増えてきており、専門的な知識を持たなくても高度なデータ連携を実現できることに驚きました。
MuleSoft 社の合流により、これから Salesforce の連携機能はどんどん進化していくことが予想されます。
今後、どのような連携機能が登場するのか、非常に楽しみになるセッションでした。
また、コーディング不要な手段も増えてきており、専門的な知識を持たなくても高度なデータ連携を実現できることに驚きました。
MuleSoft 社の合流により、これから Salesforce の連携機能はどんどん進化していくことが予想されます。
今後、どのような連携機能が登場するのか、非常に楽しみになるセッションでした。