2021.02.24

2回目の取得で改めて実感!男性が育休を取得するメリットが大きすぎる

 (20142)

テラスカイでインサイドセールスを担当している高橋です。先日第二子が誕生しましたので、2回目の育児休業を取得しました。

今回改めて育休を取得し、そのメリットを大いに感じました。今後取得を検討されている方の参考になればと思います。

育休ってどんな制度なの?

育休とは法律で定められている制度です。以前よくあった誤解の代表格が、「うちの会社には育休制度が無い」というものですが、対象の方であれば、申請すれば誰でも取得できます。
男性の場合は、原則として妻の出産予定日から子どもが1歳を迎えるまでの期間であれば取得可能です。

給付金について

育休中のお金に関しては、雇用保険から「育児休業給付金」が支給されます。
  • 1ヶ月間~6ヶ月間目まで:「休業開始時賃金日額×支給日数×67%」
  • 7ヶ月間目~12ヶ月間目まで:「休業開始時賃金日額×支給日数×50%」
給付金の上限は、2020年現在、支給率67%の場合は305,721円、支給率50%の場合は228,150円とされています。こちらは毎年見直されていますので、勤務先の労務担当者かハローワークへ確認した方がよいでしょう。

育休期間中は社会保険の支払いが免除されますので、実質給料の8割程度はカバーされる制度になっています。

育休取得の対象者

正社員はもちろん対象ですが、契約社員、派遣社員、パート社員も以下の条件を満たしていれば取得可能です。

※正社員も以下の条件を満たしている必要があります。
  • 1年以上今の職場で勤務をしている
  • 子どもが1歳の誕生日以降も継続して雇用される見込みがある
  • 週3回以上、勤務している

男性が取得するメリット

男性が育休を取得するメリットは、3つあります。

夫婦の関係がよくなる

出産はママの体へのダメージが大きく、ホルモンバランスも崩れ、今までと生活も変わってしまうことが多いです。うちもそうでした。

この時にパパがどのようにサポートをしてあげるかで、その後の夫婦関係を大きく左右します。
第一子を出産した直後は、私自身そういった変化を理解しておらず喧嘩もかなり多くなっていました。(無意識に無神経な言葉をつかっていた気がします。。)

育休を取ったことにより、お互い向き合う時間や心の余裕も増えたので今では良好な関係を築けているのではないかと思います。

また、産後1ヶ月以降によくある症状として「産後うつ」があります。産後直後に無理をしてしまうと現れやすいらしいので、そういったことを防ぐためにもパパのサポートは非常に重要です。

妻の職場復帰がスムーズにできる

今は共働きの夫婦がほとんどではないでしょうか。うちも共働きで、妻も早期の職場復帰を望んでいたので、それを見越して夫婦で相談して育休を取得しました。

仕事の復帰直後は環境の変化などもあるため、少なからず不安な面などはあるかと思います。
夫が育休を取ることにより、子どもや家庭の不安を解消することで妻のスムーズな職場復帰をサポートできます。その結果、経済面でも安心して子育てができるようになります。

育児の大変さが実感できる

育児の大変さは経験してみないとわかりません。
  • 3時間ごとのミルク(消毒液から出して哺乳瓶を洗う→ミルクを作る→飲ませる→ゲップさせる→哺乳瓶を洗う→消毒液につける)
  • ランダムでくるおむつ替え(おむつから漏れて服が汚れている時があるので、その時は着替えさせて手洗いで服を洗う)
  • 急に泣き出すのであやす(30分くらい泣きやまないことがある)
これにプラス家事もしなければいけません。(朝昼晩の食事の用意、洗濯、部屋掃除、トイレ掃除、風呂掃除、ゴミ捨てなど)

これらを1人でやると正直かなり辛いです。しかも産後の妻に1人でやらせるのはおそらく不可能でしょう。(2人で分担しても最初は大変でした。。)

この大変さを知っておくだけで、家庭内のことはお互いが同じ認識でやりとりすることができるので、不要な喧嘩などは避けられる気がします。

会社が育休を推奨するメリット

育休を推奨することは、会社にとっても以下のようなメリットがあると思います。

社員のモチベーションの向上

育休が取得しやすい(育児がしやすい)ということは、「会社の働きやすさ」に直結するのではないでしょうか。

厚労省の調査によると、「育休が取得しやすい」環境を提供している会社の方が、社員の会社への帰属意識や業務の効率化の意識が高まっているとの結果も出ています。

【育休取得後の男性自身の変化(育休と有給を取得したケース)】

  • 仕事の効率化を考えるようになった(26.9%)
  • 会社への帰属意識が高まった(15.4%)
  • 育児の経験・スキルが仕事に役立った(15.4%)
  • 会社に仕事で応えたいと思うようになった(13.5%)
私自身も、育休取得の際に会社や上司、チームメンバーに協力をしてもらい育休取得を快く承諾いただいたので、会社やメンバーには非常に感謝していますし、仕事で恩返ししたいと思っていますので、この調査結果は納得でした。

企業イメージの向上

上記のように社員の仕事に対するモチベーションが上がることで、会社の業績がよくなったり、長期的に働く社員が増えたりするといったメリットもありますが、採用の面でも大きなプラスがあります。

エン・ジャパンが行なった調査によると、およそ9割が「次の仕事を検討する際もワークライフバランスを考慮する」と回答しています。会社を選ぶ際の基準として、仕事の内容や給与面だけでなく、自分や家族の時間を作るために考えている人が多いようです。

男性社員の育児休業の推進は、「働きやすい会社である」というイメージ向上につながるため、優秀な人材を獲得していくための一つの手段として有効です。

育休って今後のキャリア形成に影響するの?

「育休が自分のキャリアのマイナスになるのではないか?」という不安を抱えている人は少なくないと思います。

厚労省の推進する「イクメンプロジェクト」の2016年の調査結果によると、全体の8割以上が「変わらない」「いい影響があった」と回答しています。
正直これは意外な結果でした。

いくつかのサイトを見たところ、育休とキャリアに関することでネガティブな意見が多い印象でしたが、実際に育休を取得した8割以上の方は「将来のキャリアへの影響はない」と回答しているのです。
私も今回を含めて2回、合計4ヶ月取得していますが、キャリアへのマイナスな影響は感じておりません。

これは、社風やメンバーの意識なども大きく関係している気がします。テラスカイではすでに育休を取得しているメンバーが何名もいるので、会社として受け入れ態勢ができているからこそかなと思います。(これは個人的な見解です。)

これから育児を控えているパパたちへ

実は日本の育休制度は世界的にみてもかなり手厚い制度になっており、政府も2025年までに男性の育休取得率を30%まで引き上げようとしています。しかし、2020年現在の育休取得率は7.48%にとどまっています。

手厚い制度も使わなければ宝の持ち腐れです。
今後結婚や出産を機に転職を考えているのであれば、ワークライフバランスを考慮した働き方ができる企業を選ぶことをおすすめします。

もしテラスカイの制度や働き方にご興味があれば、お気軽にご連絡いただければ嬉しいです。
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