via pixabay.com
はじめに
みなさんは、MuleSoftを利用したデータ連携開発を行ったことがありますか?
MuleSoftはリアルタイムでデータを連携することはもちろん、大量データをファイルにまとめて転送することも可能です。
今回は、MuleSoftがSalesforceに接続して取引先データをCSVで一括出力する方法をご紹介したいと思います。
MuleSoftはリアルタイムでデータを連携することはもちろん、大量データをファイルにまとめて転送することも可能です。
今回は、MuleSoftがSalesforceに接続して取引先データをCSVで一括出力する方法をご紹介したいと思います。
Salesforceからデータの取得するための設定
・Salesforce側の準備
Salesforceに接続するため、認証が必要です。今回はSalesforceのセキュリティトークン、ユーザ名、パスワードの3つの情報で認証できる方式を採用します。
接続するSalesforceユーザの私の個人情報⇒私のセキュリティトークンのリセット画面からセキュリティトークンを発行します。
Salesforceに接続するため、認証が必要です。今回はSalesforceのセキュリティトークン、ユーザ名、パスワードの3つの情報で認証できる方式を採用します。
接続するSalesforceユーザの私の個人情報⇒私のセキュリティトークンのリセット画面からセキュリティトークンを発行します。
Salesforceのユーザのメールにセキュリティトークンが送信されたら、セキュリティトークンを控えておきます。
・Salesforceコネクタを使用
Salesforceに接続するためにSalesforeコネクタを使用します。
Salesforceに接続するためにSalesforeコネクタを使用します。
今回は取引先データを取得するため、Salesforceコネクタの「Query」コンポーネントを使用します。「Query」コンポーネントをHTTP Listenerの直後に挿入します。
Basic SettingsのConnector configurationを設定します。
Connector configurationにはSalesforceの接続情報を入力します。
接続情報を入力したら、「Test Connection」ボタンを押下し接続確認を行います。「Test connection successful」が表示されたら接続成功です。
「Query」コンポーネントの設定画面に、データ取得するためのSOQLを記載します。
「Query」コンポーネントの設定画面に、データ取得するためのSOQLを記載します。
これでデータ取得するための最低限の設定ができました。
取得したデータをCSVに変換
データ変換には「Transform Message」コンポーネントを使います。「Transform Message」コンポーネントを「Query」の直後に挿入します。
Input情報のPayloadにはQueryに設定したSOQLの取得項目が自動で設定されます。
Outputのpayloadを記載する言語は、DataWeaveと呼ばれます。DataWeaveの記載により、データの出力形式やデータ型、値を定義することができます。
DataWeaveの詳細は下記リンクをご確認ください。
DataWeaveの詳細は下記リンクをご確認ください。
DataWeave スクリプト | MuleSoft ドキュメント
MuleSoft Documentation Site
今回は出力形式を「CSV」に変更します。
CSVの出力設定
ファイルの出力に関する設定はfileコネクタのwriteコンポーネントで行います。
今回は必要最小限の情報として出力パスのみ設定します。
APIを実行し結果確認
以上で全ての設定が完了しました。APIを起動し、HTTPリクエストを送信すると、ファイルが出力されるのが確認できると思います。今回の実行結果は下記の通りです。
終わりに
いかがでしょうか。今回はシンプルにSalesforceの取引先の情報をCSVに一括出力してみましたが、DataWeaveを使ってcsvのフォーマットの変更や、出力データ値の加工もできますので、ぜひお試しください。
37 件