空いている会議室が無い!
会議室を予約しようとしたけど、空いてるのかどうか直ぐにわからない・・・。モバイル端末でさっと検索して、予約できたらいいのに!
そんな風に思うことはないでしょうか?
例えば、社内のメンバーで急なミーティングが入ったり、会議が長引いて次の会議室を直ぐに抑えなければいけなくなったり・・・、普段仕事をしていると、そういった局面に出くわすことが多々あると思います。
そんな時に便利な機能が、mitoco Calendarの「簡単施設予約」機能です! どんな機能なのか、紹介していきたいと思います。
きっかけ
まずこのトイレIoTの仕組みを作ろうとしたきっかけとして、弊社のオフィス移転がありました。
移転前のオフィスの男性用トイレは個室が4室あったのですが、移転前のオフィスよりも広いフロアに引っ越したのに、新しいオフィスでは個室がなんと3室という由々しき事態が発生したのです。
つまり、どういうことが起きるかと言うと・・・。
ということが往々にして起きるのです!
これが1回や2回ならまだ許せます。しかし、何度も何度もわざわざトイレに出向いて、空いてなくて・・・ということを繰り返すと、「もしかしたらこのまま永遠にトイレの個室に入ることが出来ないんじゃないか」という強迫観念に迫られ、仕事どころではなくなってしまいます!!
作ってみよう
わざわざ席を立って各階のトイレに出向かなくても、トイレの空き室が分かるような仕組みが無いものか・・・、と数秒間思案するも、私の中である考えが降ってきました。
「仕組みが無ければ、作ればいいじゃない」
と。
幸い、弊社にはmitocoの会議室センサーという素敵なデバイスがあるではないですか。
このデバイスをトイレに設置し、自前でサービスを構築してしまえば欲しかった仕組みを簡単に手に入れることが出来ます。善は急げ、です!
早速mitocoの会議室センサーをトイレに設置し、悩める会社員のトイレを救う(業務外)プロジェクト、Save The Toiletを立ち上げ、サーバサイド、Webのフロントアプリケーションをmitocoチームの赤井さんが、iOSアプリ、Androidアプリを私が担当して開発に取り掛かりました。
「いつでもどこでもトイレの状況が確認できる!」を実現させたかったので、3プラットフォームのアプリを開発しました。
リアルタイムで状況を反映させるためにWebSocketを張っていたり、フロントをReactで作っていたり、AndroidはKotlinで全て開発していたりと、普段あまり触らない技術を色々と盛り込んでいるので、開発としても非常に面白いアプリに仕上がりました。
使ってみよう
では、この仕組みを使うとどう変わるのか、実際に使ってみましょう。
各階のトイレの状況が、自席にいながらリアルタイムに確認出来るので、空いた瞬間を狙って離席することが出来ます。
これで「わざわざトイレまで行ったのに個室が空いてなかった」を減らすことができますね!
想像してみよう
今回は単純にトイレの空き室確認の仕組みを作りましたが、実はこのアプリ、もっと色々なことに使えるのではないかと思っています。例えば…
- トイレの利用状況のヒートマップをグラフ化して、空いていそうな時間帯を清掃に割り当てる(ファシリティ管理者向け)
- 利用時間も取れるので、不必要な専有を防止する
といった使い方もできるのではないかと思います。
今回はドアセンサーだけでしたが、他のセンサーと組み合わせれば、トイレットペーパーの残量確認なんかも作れるのではないかと思います。夢が広がりますね!
まとめ
mitoco会議室のセンサーを利用したSave The Toilet、既に私の中では「無くてはならない存在」となっています。(このアプリに何度救われたことか・・・)
たかがトイレ、されどトイレです。
今回はmitocoとはちょっと離れた取り組みのご紹介となりましたが、こうやって得たノウハウや技術など、mitocoにも活かして行けたらなと思います!