2018.05.28

オフィスの引っ越しでmitocoの会議室センサーを増やして移設してみた

はじめに

テラスカイは5月から新オフィスに引っ越しました!
ぴっかぴかの新オフィス、うれしいですね。
いつも予約がいっぱいで利用がしづらくなっていた会議室も倍以上に増え、余裕をもって利用できるようになりました。

カレンダー機能を持っているmitocoでは会議室の予約はもちろん、さらにIoTセンサーで会議室の利用状況を取得してカレンダー画面に表示させることが可能です。

今回のブログでは、新オフィス引っ越しに合わせて行なった会議室センサーの追加、移設の作業をレポートいたします。

mitocoの会議室センサーとは

mitocoの会議室センサーは各会議室に設置する「子機」と、子機からの通信を集約してインターネット上のIoTプラットフォームに送信する「親機」の2つの構成となっています。

子機には赤外線で人の存在を感知する「人感センサー」と、磁石で扉の開閉を確認する「扉センサー」の2つが搭載されていて、この2つのセンサーの組み合わせにより会議室の利用状況を把握できるようにしています。

親機と子機間は直接通信しており多少の距離や障害物は問題ありませんが、フロアを跨ぐ場合などは疎通が厳しくなりますので、そのようなときは親機を複数配置してセンサー情報をフロア別に収集します。
親機はキャリア回線によりインターネットへ通信をしており、収集した会議室の情報をIoTプラットフォームへ送信しています。

新しいオフィスでは会議室が増えるため子機を増やすのはもちろんフロアも3つに分かれているため、今回は親機を3台にして各階に設置し、
 15階 子機4台
 16階 子機13台
 17階 子機2台
という構成になるよう、機材を追加いたしました。
メーカーへセンサーの追加発注をして、メーカー側での機材手配、初期設定を経て2週間後に届いた新しい機材がこちらになります!

下準備は地味です

IT業界でも、センサーの設置は地味でコツコツやる作業が必要です。
・磁石センサーの結線
 初期購入時は磁石センサーが子機と結線されていないため、一つ一つ繋げます

・両面テープ張り
 磁石センサーは両面テープで固定しますので、適当なサイズに切った両面テープを準備して張っていきます

・動作テスト
 親機、子機ともに電源を入れて全ての子機との接続と、赤外線および磁石センサーが正常に反応するかの確認をします
 親機のディスプレイから子機の接続状況やセンサー状態が確認できるため、この段階のテストではPCが不要です

地道な作業を経て、全子機が、
・親機に接続されている
・赤外線と磁石センサーが正常に反応する
ことを確認できました!
親機・子機の動作確認まで終わったら、どの子機をどこの会議室に設置するかを決めます。

なお、親機・子機を識別するための固有Noや、どの子機が何番の親機に紐付いているか、各子機に設定されている固有のセンサーIDなどもすべて機材ご購入時に一覧表が一緒に納品されますので確認が可能です。

今回はセンサーの数も増えたので間違えないよう、どの会議室にどの子機を設置するかリスト化して管理するようにしました。

ちなみに、前のオフィスでは会議室の名前は「太陽系の恒星・惑星・衛星」の名前でしたが、新オフィスでは社員からアイディア募集して来客用会議室は「世界の気候」の名前になりました。

”Mediterranean” 呼びにくい!

mitocoの設定

センサーの配置が決まりましたら最後のチェックとして、センサーを実際に設置する前にmitocoに設定を入れてみて正常に表示されるかを確認します。
今回はいきなり本番環境でなく、Developer組織に設定してみて事前確認を実施しました。

なお、会議室センサーが利用できるようにするSalesforceおよびmitocoでの設定は以下になります。
・IoTプラットフォームとの通信の許可
 Salesforceの設定画面から「リモートサイトの設定」を追加します。
・IoT認証
 mitocoのアプリケーション設定のカレンダーにある「IoT」を選択して設定します。
・施設へのIoT使用登録
 mitocoのアプリケーション設定のカレンダーにある「施設」を選択し、対象の施設に対して「IoTを使用」を有効にして設定します。

詳細な設定手順はご契約時にマニュアルをご提供しますのでご安心ください。

全会議室への設定を完了したら、さっそくカレンダーから「施設の状況」を確認してみましょう。

センサー情報が正常にmitocoに表示されるのが確認できました!

いざ設置

最後に実際に子機を各会議室に、親機を各フロアの子機と通信ができる範囲に設置します。

・子機の設置
子機の設置は磁石で金属部分に固定します。
壁に金属の部分がなく磁石で固定ができない場合は、ネジ止めか両面テープでの固定となります。

新オフィスは扉の枠が金属であるため、こちらに子機を磁石で設置することにしました。
大変助かるのは、子機は電池で稼働していて電源が不要なことです。
コンセントの位置やそこまでの配線を気にしなくてもよいため設置位置は比較的自由に設定が可能です。

全19会議室に、それぞれの扉の形状や配置した際のセンサーの向きなどを考えながら設置していきます。

・親機の設置
親機にも電池が積まれており数時間は電源なしで稼働できますが、普段は電源が必要です。
そのため、
 - コンセントが近くにあり
 -紐付く全子機から適度な距離
となる場所を探して設置します。

新オフィスの会議室はフロアの左右に分かれて設置されているため、フロアの真ん中に各親機を設置したかったのですが真ん中にはコンセントがなく、やや偏った場所に設置することになりました。

設置してみたところ、心配されていた子機との通信が途切れることもなかったため問題なく親機の設置も完了しました。

会議室センサーの移設完了

設置が完了して、mitocoカレンダーから無事会議室の利用状況が見られるようになりました!

こうして、機材の追加購入、設定作業、接続テスト、設置までをクリアして、無事に会議室センサーの移設を終えることができました。

事務所を移転して会議室は増えましたが、効率悪く利用しているといつのまにか予約でいっぱいになって、でも実際には使われていない!なんてことになるかもしれないので、そうならないよう会議室センサーの情報をうまく活用し、限られたスペースをITの力で有効に利用していけるとよいですね。

mitocoでは会議室センサーのトライアル利用のご相談もお受けしております。
ご希望の場合は担当の営業までご確認ください。

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