2020.07.15

SkyVisualEditor V13の目玉機能!データテーブル、カスタムボタン紹介

みなさんこんにちは。 製品営業本部の髙杉です。
SkyVisualEditorは、2020/6/28にV13をリリースしました!
V12ではSkyVisualEditor LCを新たにリリースしたため、V13は初めてのメジャーアップデートとなります。そこで本Blogでは、LCの新機能を中心にご紹介します。

目玉の機能はデータテーブルとカスタムボタン

データテーブルが追加されたことにより、コンポーネント作成時に指定する主オブジェクトの関連先が表示できるようになりました。 また、カスタムボタンを配置できるようになったため、コンポーネント上の操作によりさまざまな処理が実行可能となり、LCで実現できることが一気に広がりました。
ではさっそく、各機能を見てみましょう!

データテーブルでできること

主オブジェクト(親)と関連先(子)が1つのLightningコンポーネント内で表示できるため、VFではおなじみの親子オブジェクトの同時登録や編集が行えます。
この「1つのLightningコンポーネント内」というところがポイントで、ユーティリティバーのように1コンポーネントしか配置できない場所でも高機能な処理を実現できるようになりました。
例えば、新規取引先の担当者と打ち合わせをしている際、取引先と取引先責任者を忘れぬうちに登録しておくことができます。

ユーティリティバーから表示させた状態

以下の画像は、Studioで画面を作成したところです。上記のデプロイされた画面と比べても同様の見た目となっていますので、作成中でも出来上がり画面がイメージできます。

Studioで作成しているところ

カスタムボタンでできること

カスタムボタンには実施させたいアクションを設定することで、以下のようなことができます。

  1. 戻る
  2. クイックアクションを閉じる
  3. 標準「レコードを作成」ダイアログを開く
  4. トーストを表示
  5. 入力項目の値を使用
  6. URLを開く
  7. ApexClass呼び出し

これらはサンプルコードを選択することで設定できます。また、より高度なことを行いたい場合は、さらに編集して拡張することもできます。

「URLを開く」を設定したカスタムボタン

設定はとても簡単で、画面に配置したカスタムボタンのonclickからサンプルコードを選択し、必要な情報を入力するだけです。

今度はApexクラスと組み合わせたカスタムボタンの例をご紹介します。
Salesforceの開発に関する知識が必要にはなりますが、少し手を加えるとカスタムオブジェクトにレコードを書き込み、再描画させて画面上に反映させるような動きもできます。
以下は、「いいね」の数を管理するカスタムオブジェクトにレコードを書き込み、「いいね」をした後は「いいね」の数をカウントアップし、カスタムボタンの表示を「いいねを取り消す」に変更させています。

「ApexClass呼び出し」を設定したカスタムボタン

その他の機能について

他にもデプロイ後のコンポーネントの設定に関する機能、VFでの動作改善などもあります。
これらにつきましては、下記のリンクからV13のリリースノートをご参照ください。

 SkyVisualEditor V13 リリースノート

さいごに

LCは初めてのメジャーバージョンアップを迎えた状態ですので、VFと比べてしまうとまだできないことが多々あります。
V13リリース後も、SkyVisualEditorをご利用いただいているお客様からさまざまなご要望をいただいており、現在は次回バージョンアップに向けて鋭意開発を進めております。
製品の使い方だけでなく、Salesforceで実現したい機能などのご要望がありましたら、下記よりご意見をいただけますと幸いです。

 SkyVisualEditor お問い合わせ窓口

今後も、SkyVisualEditorをよろしくお願いいたします!

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