2021.12.03

Salesforce CMS 画像ファイルの一括アップロード方法

はじめに

 
Salesforce CMSをご存じでしょうか。
Salesforce製品の中でも、その利用シーンは増えています。
 
例えば、B2B Commerce for Lightning のようなパッケージでは、 商品画像をはじめとしたメディアファイルはSalesforce CMSで管理することが前提です。

新しいコマースサイト立上げの際などは、Salesforce CMS上に一括でメディアファイルをアップロードしたいという場合があるでしょう。
 
本記事では、その一括アップロード方法について記載します。

※ そもそもSalesforce CMSとは? ということについては、以下の記事が参考になります。

アップロードの概要

 
Salesforceでの一括アップロードといえば、データローダーやデータインポートウィザードを 想像される方が多いと思いますが、Salesforce CMSの場合は以下の手順で行う必要があります。

  1. 画像ファイルの準備
  2. JSONファイルとZipアーカイブの作成
  3. アップロード

1. 画像ファイルの準備

 
まず、ファイルを準備します。

今回はデスクトップにある、以下のファイルを一括アップロードします。

2. JSONファイルとZipアーカイブの作成

 
Salesforce CMSに画像ファイルを一括アップロードする場合、  
 
・画像ファイル( ~.jpg, ~.pngなど)
・JSONファイル
 
を同梱したZipアーカイブの準備が必要です。

また、Zipアーカイブのディレクトリ構成は、JSONファイル内に正確に記述する必要があります。

ここでは以下のディレクトリ構成にします。

JSONファイルの記載ルールと記入例は以下です。

content type 必須。画像ファイルの場合は固定値 "cms_image"
urlName 省略可。URLへのリンクテキストを記載。
status 省略可。公開済みにする場合は"Published"。ドラフトの場合は"Draft"を指定。
body title 必須。アップロード後のファイル名を記載。
altText 省略可。コンテンツへの説明を記載。
thumbUrl 省略可。コンテンツのサムネイルのURLを記載。
source ref 必須。アップロードするファイルの
ルートフォルダからの相対パスを記載。
{
    "content":  [
                    {
                        "type":  "cms_image",
                        "urlName":  "urlname",
                        "status":  "Published",
                        "body":  {
                                     "title":  "ID-PEM1.jpg",
                                     "altText":  "",
                                     "thumbUrl":  "",
                                     "source":  {
                                                    "ref":  "picture/ID-PEM1.jpg"
                                                }
                                 }
                    },
                    {
                        "type":  "cms_image",
                        "urlName":  "urlname",
                        "status":  "Published",
                        "body":  {
                                     "title":  "MRC-1.jpg",
                                     "altText":  "",
                                     "thumbUrl":  "",
                                     "source":  {
                                                    "ref":  "picture/MRC-1.jpg"
                                                }
                                 }
                    }
                ]
}
media.json

作成後、メディアファイルを格納したディレクトリと JSONファイルをZipアーカイブ化します。

(Windows 10での操作↓)

3. アップロード

 
作成したZipアーカイブをアップロードします。

アップロードを行う「CMS ホーム」に移動し、  メニューバーから「コンテンツをインポート」を選択します。  

先ほどの手順で作成した、Zipアーカイブを選択します。

インポートするコンテンツを公開する場合は、「インポート後にコンテンツを公開」を選択して、「インポート」をクリックします。 

下記のように表示され、インポートが開始されます。

問題なければ、以下のようにアップロードできたことが確認できます。

さいごに

 
本記事では、 Salesforce CRMで画像ファイルをアップロードする場合の手順について、まとめました。
 
少しでも参考になりましたら幸いです。

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