はじめまして、テラスカイの田村です。
リリースから少し時間が経ちましたが、Winter '20のバージョンアップでリリースされたSalesforce CMSについていろいろと触ってみました。
あまり詳細な情報などがなく、特に導入方法について情報が少ないので、今回はSalesforce CMSの有効化~コミュニティサイトへの公開までの手順を中心にご紹介します。
リリースから少し時間が経ちましたが、Winter '20のバージョンアップでリリースされたSalesforce CMSについていろいろと触ってみました。
あまり詳細な情報などがなく、特に導入方法について情報が少ないので、今回はSalesforce CMSの有効化~コミュニティサイトへの公開までの手順を中心にご紹介します。
はじめに
そもそもCMSとはという点について簡単にご説明します。
CMSとは、コンテンツ管理システム(content management system)の略称であり、WEBサイトを制作する上で、HTMLやCSSなどの知識がなくても企業の情報更新やニュース、ブログといった記事情報やコンテンツを作成することができるソリューションです。
オープンソースのものも多くあるため、多くの企業や個人でも利用されています。
有名なものでWordPressやMovableType、Joomlaといったものがありますね。
CMSとは、コンテンツ管理システム(content management system)の略称であり、WEBサイトを制作する上で、HTMLやCSSなどの知識がなくても企業の情報更新やニュース、ブログといった記事情報やコンテンツを作成することができるソリューションです。
オープンソースのものも多くあるため、多くの企業や個人でも利用されています。
有名なものでWordPressやMovableType、Joomlaといったものがありますね。
Salesforce CMSについて
SalesforceにはSite機能やCommunityといったWEBサイトやコミュニティサイトを公開する機能があるため、アプリケーションや連携などによってSalesforce上でCMS機能を実現するようなものや手法はいくつか存在しました。
今回、そのCMSをSalesforceの機能として提供されるようになったのがSalesforce CMSです。
Salesforce CMSはこのようなCMS機能をSalesforceの標準機能として提供するとともに、Salesforce上のさまざまな機能とリンクすることができます。
では、実際にSalesforce CMSの有効化~コミュニティサイトへの公開まで手順をご紹介していきます。
今回、そのCMSをSalesforceの機能として提供されるようになったのがSalesforce CMSです。
Salesforce CMSはこのようなCMS機能をSalesforceの標準機能として提供するとともに、Salesforce上のさまざまな機能とリンクすることができます。
では、実際にSalesforce CMSの有効化~コミュニティサイトへの公開まで手順をご紹介していきます。
Salesforce CMSの有効化
今回はDeveloperEditionにて設定を行います。
※コミュニティサイトについては、今回は事前に有効化など表示までの設定は完了している前提でご説明します。
有効化にあたって設定する個所は2か所です。
※コミュニティサイトについては、今回は事前に有効化など表示までの設定は完了している前提でご説明します。
有効化にあたって設定する個所は2か所です。
1.ユーザに対してアプリケーションを有効化する
利用したいユーザのプロファイルにSalesforce CMSのアプリケーションを有効化します。
利用したいユーザのプロファイルにSalesforce CMSのアプリケーションを有効化します。
2.必要なタブを有効化する
画像赤枠の4つがSalesforce CMSで利用するタブですので、こちらもデフォルトで表示に変更します。
以上でSalesforce CMSの有効化が完了しました。
画像赤枠の4つがSalesforce CMSで利用するタブですので、こちらもデフォルトで表示に変更します。
以上でSalesforce CMSの有効化が完了しました。
アプリケーションランチャーを表示してみると、Salesforce CMSが表示されていることが確認できると思います。
ワークスペースの作成
それでは実際にCMSの設置をしていきます。
最初のステップとして、ワークスペースを作成します。
ワークスペースはコンテンツのグループであり、公開先の設定となるチャネルや寄稿者となるユーザの設定などを行います。
最初のステップとして、ワークスペースを作成します。
ワークスペースはコンテンツのグループであり、公開先の設定となるチャネルや寄稿者となるユーザの設定などを行います。
Salesforce CMSのアプリケーションを選択し、CMS ホームタブから「ワークスペースを追加」を選択します。
ワークスペースの名前、説明を入力します。
次にチャネルを選択します。
チャネルは簡単に説明すると、CMSの公開先です。
今回はコミュニティサイトを選択します。
チャネルは簡単に説明すると、CMSの公開先です。
今回はコミュニティサイトを選択します。
次に寄稿者を選択します。
今回は特に未設定で大丈夫です。
今回は特に未設定で大丈夫です。
言語を選択します。
今回はJapaneseのみを選び、デフォルトもそちらを選択しておきましょう。
「次へ」をクリックすると確認画面が表示されるので完了をクリックします。
以上でワークスペースの作成が完了しました。
今回はJapaneseのみを選び、デフォルトもそちらを選択しておきましょう。
「次へ」をクリックすると確認画面が表示されるので完了をクリックします。
以上でワークスペースの作成が完了しました。
コンテンツを投稿してみる
作成したワークスペースのトップページが表示されていると思いますので、「コンテンツを追加」をクリックします。
コンテンツのタイプを選択する画面が表示されます。
今回はシンプルなテキストコンテンツのNewsを選択します。
今回はシンプルなテキストコンテンツのNewsを選択します。
コンテンツの新規作成画面が表示されるので作成するコンテンツの内容を入力していきます。
入力が完了したら右上の「ドラフトを保存」をクリックします。
コンテンツの作成では、いきなり公開するということはなく、まずドラフト版を作成することになります。
入力が完了したら右上の「ドラフトを保存」をクリックします。
コンテンツの作成では、いきなり公開するということはなく、まずドラフト版を作成することになります。
コンテンツは、作成直後はドラフト状態ですので、忘れずに「公開」をクリックします。
以上でコンテンツの作成~公開までが完了しました。
以上でコンテンツの作成~公開までが完了しました。
コミュニティサイトに表示してみる
最後に作ったコンテンツをコミュニティサイトに表示してみます。
表示の設定はコミュニティサイトのビルダーから行います。
表示の設定はコミュニティサイトのビルダーから行います。
左上メニューのコンポーネントから「CMS単一項目」を選択し、ドラッグアンドドロップで表示したい箇所に設置します。
設置すると右上にポップアップが表示されるので赤枠の「コンテンツの追加」をクリックします。
クリックすると、どのコンテンツを表示するかを選択する画面が表示されるので、先ほど作成したコンテンツを選択します。
表示するコンテンツのレイアウトや内容を設定します。
今回は画像のような形で設定します。
特に項目の対応付けを行わないと実際に内容が表示されないので、忘れずに設定を行いましょう。
今回は画像のような形で設定します。
特に項目の対応付けを行わないと実際に内容が表示されないので、忘れずに設定を行いましょう。
以上で画像のようにコミュニティにコンテンツを表示することができました。
今回は簡単な設定のみ行いましたが、表示を単一のコンテンツではなく記事一覧のような形としたり、カルーセルのように表示したりするなどさまざまな設定を行うことができるようです。
今回は簡単な設定のみ行いましたが、表示を単一のコンテンツではなく記事一覧のような形としたり、カルーセルのように表示したりするなどさまざまな設定を行うことができるようです。
良かった点
今回、Salesforce CMSを触ってみた中で、特に機能面で良かった点をいくつかご紹介します。
ドラフト機能
ドラフト機能とは、記事を公開した後に編集する際に編集バージョンを作成する機能です。
これにより、公開済みの記事であっても裏側で記事の編集や確認などを行うことができます。
このような機能は開発することがなかなか難しいため、標準で用意されているのはかなり便利です。
これにより、公開済みの記事であっても裏側で記事の編集や確認などを行うことができます。
このような機能は開発することがなかなか難しいため、標準で用意されているのはかなり便利です。
ユーザの権限ロール管理
これはSalesforceの得意分野といっても過言ではないですね。
実際のSalesforceのユーザからCMSに対してどういったロールを与えるか指定することができます。
これにより、ユーザによって寄稿のみなのかCMS自体の管理者なのかなど設定することが可能です。
実際のSalesforceのユーザからCMSに対してどういったロールを与えるか指定することができます。
これにより、ユーザによって寄稿のみなのかCMS自体の管理者なのかなど設定することが可能です。
CMSチャネル
Salesforce内のさまざまなソリューションに対して記事の公開を設定することができます。
これにより、コミュニティにはこの記事、WEBサイトにはこの記事といった展開が可能です。
今後、この部分は公開先が増えていくのではないかと思います。
これにより、コミュニティにはこの記事、WEBサイトにはこの記事といった展開が可能です。
今後、この部分は公開先が増えていくのではないかと思います。
多言語対応
ワークスペース作成の際にも設定しましたが、一言語だけの対応ではなく、1つのコンテンツに対して多言語での内容を登録することができます。
他のCMSだと標準では対応が難しかったりする機能ではあるので、標準でついているのは大変便利です。
他のCMSだと標準では対応が難しかったりする機能ではあるので、標準でついているのは大変便利です。
まとめ
今回は、Salesforce CMSについて簡単な設置の方法を中心にご紹介しました。
所感としては、先発のCMSが備えている機能について、最低限必要な機能をうまく内包しつつSalesforceの機能として追加されるうえでのメリットが活かされていると感じました
まだまだリリースから少ししか時間が経過していない機能ではあるため、先発のCMSと比較してしまうと機能面で不足はあるかもしれませんが、今後さまざまな拡張がされていくのではないかと思います。
所感としては、先発のCMSが備えている機能について、最低限必要な機能をうまく内包しつつSalesforceの機能として追加されるうえでのメリットが活かされていると感じました
まだまだリリースから少ししか時間が経過していない機能ではあるため、先発のCMSと比較してしまうと機能面で不足はあるかもしれませんが、今後さまざまな拡張がされていくのではないかと思います。
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