Chatter(チャター)とは?
Chatter(チャター)とは、FacebookやTwitterのビジネス版のような存在。
FacebookやTwitterのようにメンション(「@」)やトピック(「#」)を利用し、社員やパートナーとコミュニケーションができます。ChatterはSalesforceの中の1つの機能です。
Chatterは、FacebookやTwitterと似ている点も多いですが、異なる点もあります。
今回は、FacebookやTwitterとの違いを確認しながら、Chatterの基礎知識を学びたいと思います。
1. Chatterは人以外もフォローできる
2. Chatterの投稿は組織内でオープン
3. 1対1のビジネスチャットとして活用できるか
それではまいりましょう。
FacebookやTwitterのようにメンション(「@」)やトピック(「#」)を利用し、社員やパートナーとコミュニケーションができます。ChatterはSalesforceの中の1つの機能です。
Chatterは、FacebookやTwitterと似ている点も多いですが、異なる点もあります。
今回は、FacebookやTwitterとの違いを確認しながら、Chatterの基礎知識を学びたいと思います。
1. Chatterは人以外もフォローできる
2. Chatterの投稿は組織内でオープン
3. 1対1のビジネスチャットとして活用できるか
それではまいりましょう。
1. Chatterは人以外もフォローできる
知り合いや有名人の投稿を見逃したくないときに「フォロー」を利用しますよね?
Chatterでは、従業員やパートナーの投稿を「フォロー」して確認できます。
従業員やパートナーと書きましたがChatterの特徴は、同じSalesforce組織内の従業員やパートナーのみフォローできること。
Chatterなら、自社のSalesforceに登録している人だけをフォローできるので、知っている人のフォローがしやすいと感じるかもしれません。
そんなChatterですが「フォロー」できるのは人だけにとどまりません。
Chatterでは、従業員やパートナーの投稿を「フォロー」して確認できます。
従業員やパートナーと書きましたがChatterの特徴は、同じSalesforce組織内の従業員やパートナーのみフォローできること。
Chatterなら、自社のSalesforceに登録している人だけをフォローできるので、知っている人のフォローがしやすいと感じるかもしれません。
そんなChatterですが「フォロー」できるのは人だけにとどまりません。
1.1 グループのフォロー(参加)
グループをフォローできるSNSといえば、Facebookがありますね。
Facebookグループは
- グループ内のメンバーが関心を持ちそうなことについて投稿する
- その投稿について、グループ内で会話する
といったことができます。
Chatterにも同様の機能があります。
Chatterもグループをフォロー(参加)*することで、グループに関連がある事柄について投稿したり、情報を得られます。
社内のグループは、Salesforceの「アプリケーションランチャー」から「グループ」を検索して開くと表示されます。この記事を読み終わったら、見てみましょう。
* この記事ではフォローと記載していますが、Salesforceではグループをフォローすることを「参加」といいます。
Facebookグループは
- グループ内のメンバーが関心を持ちそうなことについて投稿する
- その投稿について、グループ内で会話する
といったことができます。
Chatterにも同様の機能があります。
Chatterもグループをフォロー(参加)*することで、グループに関連がある事柄について投稿したり、情報を得られます。
社内のグループは、Salesforceの「アプリケーションランチャー」から「グループ」を検索して開くと表示されます。この記事を読み終わったら、見てみましょう。
* この記事ではフォローと記載していますが、Salesforceではグループをフォローすることを「参加」といいます。
1.2 ファイルのフォロー
ファイルのフォローというのは、Salesforceにアップロードされているファイルをフォローすること。
Salesforceには、エクセルファイルやPDFファイルをアップロードして他のユーザーと共有できる機能があります。
何が便利なのでしょう?
たとえば、自分が営業担当者だと考えてみてください。
営業資料として、他のユーザーが作成した製品提案書を利用しているとします。
その提案書ですが、製品の価格が変更になったので、社内で価格表の部分が更新されました。
製品の価格が変更になったのを見落としてしまい、古い価格のままお客様へ提案すると問題ですよね。
そんな時、製品提案書をフォローしておけば、製品提案書が更新されたタイミングでChatterに通知されます。
これなら、定期的にファイルを確認しなくても、更新されたことに気がつけますね。
Salesforceには、エクセルファイルやPDFファイルをアップロードして他のユーザーと共有できる機能があります。
何が便利なのでしょう?
たとえば、自分が営業担当者だと考えてみてください。
営業資料として、他のユーザーが作成した製品提案書を利用しているとします。
その提案書ですが、製品の価格が変更になったので、社内で価格表の部分が更新されました。
製品の価格が変更になったのを見落としてしまい、古い価格のままお客様へ提案すると問題ですよね。
そんな時、製品提案書をフォローしておけば、製品提案書が更新されたタイミングでChatterに通知されます。
これなら、定期的にファイルを確認しなくても、更新されたことに気がつけますね。
1.3 レコードのフォロー
Salesforceには「取引先」や、「商談」、「取引先責任者」などのオブジェクトがあります。
Salesforceでは、それぞれのオブジェクトの中で、「会社名」や「会社の住所」「電話番号」などの情報の集めて1つのデータ単位として扱うのですが、それをレコードといいます。
レコードのフォローとは、それらの情報をフォローすることです。
レコードのフォローにより、次の情報を自分のChatterフィードに表示できます。
Chatterフィードに表示可能な情報の例
- 取引先の会社名が更新された際、内容を表示する。
- 取引先の責任者が変更された時、内容を表示する。
- 商談の金額に変更があった時、内容を表示する。
- 商談の契約確度に変更があった時、内容を表示する。
ただ、レコードのフォローができるかどうかは、利用しているSalesforce組織の設定により異なります。
ここでは詳しくは述べませんが、Salesforceの設定で「フィード追跡」を有効化している必要があります。
自分が利用したいオブジェクトで利用できるか、社内の管理者に確認してみると良いかもしれません。
Salesforceでは、それぞれのオブジェクトの中で、「会社名」や「会社の住所」「電話番号」などの情報の集めて1つのデータ単位として扱うのですが、それをレコードといいます。
レコードのフォローとは、それらの情報をフォローすることです。
レコードのフォローにより、次の情報を自分のChatterフィードに表示できます。
Chatterフィードに表示可能な情報の例
- 取引先の会社名が更新された際、内容を表示する。
- 取引先の責任者が変更された時、内容を表示する。
- 商談の金額に変更があった時、内容を表示する。
- 商談の契約確度に変更があった時、内容を表示する。
ただ、レコードのフォローができるかどうかは、利用しているSalesforce組織の設定により異なります。
ここでは詳しくは述べませんが、Salesforceの設定で「フィード追跡」を有効化している必要があります。
自分が利用したいオブジェクトで利用できるか、社内の管理者に確認してみると良いかもしれません。
Chatterのフォローを理解するポイント
・Chatterのフォロー範囲は、自社のSalesforce組織内のみ
・Chatterは、人、グループ、ファイル、レコードをフォローできる
・ファイルやレコードをフォローすれば、それらの更新をChatterで知ることができる
・Chatterは、人、グループ、ファイル、レコードをフォローできる
・ファイルやレコードをフォローすれば、それらの更新をChatterで知ることができる
2. Chatterの投稿は組織内でオープン
続いて、投稿の公開範囲について学びたいと思います。
Facebookでは「公開」で投稿する以外に、以下のような設定がありますよね。
- 「友達」
- 「次を除く友達」
- 「一部の友達」
- 「自分のみ」
- 「カスタム」
ChatterはFacebookのように細かく、投稿の公開範囲を設定することはできません。
自分の投稿は、同じ組織内のフォロー関係にないユーザーでも見えます。
なぜ、Chatterは公開範囲を細かく制御できないのでしょう?
それは、Chatterの目的が社内の情報を拡散して、コミュニケーションの活性化を促すことだからです。
セールスフォース社の社員の方も以下のように書いています。
Facebookでは「公開」で投稿する以外に、以下のような設定がありますよね。
- 「友達」
- 「次を除く友達」
- 「一部の友達」
- 「自分のみ」
- 「カスタム」
ChatterはFacebookのように細かく、投稿の公開範囲を設定することはできません。
自分の投稿は、同じ組織内のフォロー関係にないユーザーでも見えます。
なぜ、Chatterは公開範囲を細かく制御できないのでしょう?
それは、Chatterの目的が社内の情報を拡散して、コミュニケーションの活性化を促すことだからです。
セールスフォース社の社員の方も以下のように書いています。
もともと社内では情報を拡散して、一見「情報を見る必要の無いと思ってた人々」にも情報が行き渡ることによって活性化を促すのがChatterですので、本質的に閲覧の制御とは相性が悪いです。
もちろん、Chatterの公開範囲はSalesforce組織内なので、社外に漏れることはありません。
もし、特定の関係者のみに投稿を公開したい場合は「非公開グループ」の利用をオススメします。
もし、特定の関係者のみに投稿を公開したい場合は「非公開グループ」の利用をオススメします。
2.1 グループへの投稿の公開範囲
Facebookに公開グループと非公開グループがあるように、Chatterにも、公開グループと非公開グループがあります。Chatterグループへの投稿の閲覧範囲は次のとおり。
Chatterグループ
公開グループ | グループ外のユーザーも投稿が見える |
非公開グループ | グループ外のユーザーは投稿が見えない |
このように、非公開グループであれば、会話をグループ内だけに閉じることが可能です。
ただ、一点注意していただきたい点があります。
Chatterの場合、「システム管理者」であれば非公開グループの投稿も見ることができます。つまり、完全にプライベートではないという点には注意が必要です。
ただ、一点注意していただきたい点があります。
Chatterの場合、「システム管理者」であれば非公開グループの投稿も見ることができます。つまり、完全にプライベートではないという点には注意が必要です。
2.2 レコードへの投稿の公開範囲
レコードのフォローができることはすでにお伝えしましたが、Chatterでは、レコードのフォローだけではなく、レコードへの投稿もできます。
レコードへ投稿するケースとは、たとえば次のようなケースです。
- 「取引先」の電話番号が間違っていると思うので連絡したい
- 「商談」の金額が変更された理由について、担当者に質問したい
- あるオブジェクトの「承認プロセス」で、申請理由について質問をしたい
レコードに対して投稿した際の公開範囲は、レコードの公開範囲と同じです。
つまり、そのレコードを見ることのできないユーザーは、その投稿を見ることはできません。
レコードへ投稿するケースとは、たとえば次のようなケースです。
- 「取引先」の電話番号が間違っていると思うので連絡したい
- 「商談」の金額が変更された理由について、担当者に質問したい
- あるオブジェクトの「承認プロセス」で、申請理由について質問をしたい
レコードに対して投稿した際の公開範囲は、レコードの公開範囲と同じです。
つまり、そのレコードを見ることのできないユーザーは、その投稿を見ることはできません。
Chatterの公開範囲を理解するポイント
・Chatterの投稿は同じ組織の全員が見れる
・投稿を公開したくなければ非公開グループを利用する
・ファイルやレコードへ投稿すると、それらの閲覧権限がない人は確認できない
・投稿を公開したくなければ非公開グループを利用する
・ファイルやレコードへ投稿すると、それらの閲覧権限がない人は確認できない
3. 1対1のビジネスチャットとして活用できるか
FacebookやTwitterにはメッセンジャーやダイレクトメッセージという機能があるように、Chatterにも「Chatterメッセージ」と呼ばれる機能があります。
Chatterメッセージでは、1対1のやりとりができますが、利用できる環境が限定されているんです。
Salesforceには、Lightning Experienceと呼ばれる新しい操作環境がありますが、その環境では利用できません。以前のSalesforce環境である、Classicでのみ利用ができます。
Chatterメッセージでは、1対1のやりとりができますが、利用できる環境が限定されているんです。
Salesforceには、Lightning Experienceと呼ばれる新しい操作環境がありますが、その環境では利用できません。以前のSalesforce環境である、Classicでのみ利用ができます。
人によってはLightning Experienceを利用していたり、Classicを利用していることがあるかもしれませんね。
全社員がClassicを利用しているのであれば「Chatterメッセージ」は利用できます。しかし、ユーザーによって利用環境が異なる場合、Chatterメッセージの利用しても見てもらえない可能性があります。
よって、Chatterで1対1のチャット機能を使うのはむずかしいと思います。
全社員がClassicを利用しているのであれば「Chatterメッセージ」は利用できます。しかし、ユーザーによって利用環境が異なる場合、Chatterメッセージの利用しても見てもらえない可能性があります。
よって、Chatterで1対1のチャット機能を使うのはむずかしいと思います。
Chatterで1対1のチャットを利用したい場合は?
Chatterで1対1のチャットを利用したい場合、mitocoのようなAppExchangeアプリを入れる必要があります。
mitocoにはChatterをもっと使いやすくしたトークアプリがあり
- 1対1のメッセージ
- トークの既読状況の把握
- ルームやトピックでの会話の分類
- 専用のモバイルアプリ
といった、今風のビジネスチャットソフトに求められる機能が揃っています。
mitocoにはChatterをもっと使いやすくしたトークアプリがあり
- 1対1のメッセージ
- トークの既読状況の把握
- ルームやトピックでの会話の分類
- 専用のモバイルアプリ
といった、今風のビジネスチャットソフトに求められる機能が揃っています。
1on1メッセージについて理解するポイント
・Lightning ExperienceではChatterメッセージは利用できない
・Lightning Experienceで1対1のメッセージを利用する場合、mitocoのようなアプリが必要
・Lightning Experienceで1対1のメッセージを利用する場合、mitocoのようなアプリが必要
最後に
今回、Chatterの基礎知識をお伝えしました。
Chatterを活用することで、社内の情報共有が効率的できることを理解できたかと思います。
「Chatterについてさらに詳しい情報を知りたい!」という方はSalesforceのよくある質問の参照がオススメです。
皆様がChatterを活用することを願っています。
Chatterを活用することで、社内の情報共有が効率的できることを理解できたかと思います。
「Chatterについてさらに詳しい情報を知りたい!」という方はSalesforceのよくある質問の参照がオススメです。
皆様がChatterを活用することを願っています。
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