Spring '21のリリースからPardotへのログイン方法が変更されることになりました。
そこで今回は、Spring '21以降にDataSpider CloudでPardot APIを利用するにあたり必要な設定を解説します。
そこで今回は、Spring '21以降にDataSpider CloudでPardot APIを利用するにあたり必要な設定を解説します。
Spring '21のリリースでPardotログインの何が変わった?
Spring '21のリリース以前、はPardotに対してユーザーIDとパスワードを入力してログインしていました。
Spring '21のリリース以降は、Salesforce経由でログインする必要があります。
Spring '21のリリース以降は、Salesforce経由でログインする必要があります。
前提となる設定
DataSpider CloudでPardotからデータを取得するにあたり、前提として以下を設定する必要があります。
1. Salesforce側にPardot APIを利用するためのユーザーを作成する
2. PardotとSalesforceをリンクする
3. SalesforceとPardotをOAuth 接続する
4. ビジネスユニットIDを取得する
こちらに関しては別記事で以前に設定方法を解説しておりますので、参考にしてください。
1. Salesforce側にPardot APIを利用するためのユーザーを作成する
2. PardotとSalesforceをリンクする
3. SalesforceとPardotをOAuth 接続する
4. ビジネスユニットIDを取得する
こちらに関しては別記事で以前に設定方法を解説しておりますので、参考にしてください。
【Spring '21対応】Pardot APIを利用するポイント - TerraSkyBase | テラスカイを支える人とテクノロジーの情報を発信する基地局
Pardot APIを利用したいと考えている方に向け、過去の記事でPardot APIを利用する方法を全般的に紹介しました。しかし、SalesforceのSpring '21のリリースからPardotへのログインに「SSO」が必須となりましたので、そのログイン方法について解説します。
DataSpider CloudでPardot APIを利用する
流れとしては以下になります
1.グローバルリソースを作成
2.Salesforce経由でログイン
3.Pardotから取得
1.グローバルリソースを作成
2.Salesforce経由でログイン
3.Pardotから取得
1.グローバルリソースを作成
以下の内容でグローバルリソースを2つ作成します
リソースの種類 | ネットワーク-REST |
---|---|
必須設定のURL | https://pi.pardot.com/api |
リソースの種類 | ネットワーク-REST |
---|---|
必須設定のURL | https://login.salesforce.com/ ※Sandboxの場合はhttps://test.salesforce.com/
|
2.Salesforce経由でログイン
RESTのPOST実行処理で以下を設定します。
コンポーネント | ツールパレット ネットワーク
REST
POST実行
|
---|---|
接続先 | 前工程で作成したグローバルリソースのうち、 Salesforceログインの方
|
パス | /services/oauth2/token |
データ形式 | フォーム |
フォーム設定 | grant_type
client_id
client_secret
username
password
|
その後、このコンポーネントに対してマッピングで値を設定します。
grant_type = password
client_id = コンシューマ鍵
client_secret = コンシューマの秘密
username = APIを利用するユーザーのログインID
password = APIを利用するユーザーのログインパスワード
client_id = コンシューマ鍵
client_secret = コンシューマの秘密
username = APIを利用するユーザーのログインID
password = APIを利用するユーザーのログインパスワード
3.Pardotから取得
前処理で取得したアクセストークンをスクリプト変数に設定します。
以下の内容を設定します。
接続先 | 前工程で作成したグローバルリソースのうち、 Pardotエンドポイントの方
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---|---|
パス | /[Pardotのテーブル]/version/[APIバージョン]/do/query 例)/visitorActivity/version/4/do/query
2021年11月時点ではAPIバージョン「4」が提供されています。
使用するAPIのバージョンは、Pardotの設定によって異なり、アカウント情報にある「1つのメールアドレスに対して複数のプロスペクトを有効化」によって決定されます。
|
クエリパラメータ | 条件を指定して絞り込みが可能 使用できるパラメータはテーブルによって異なる
例) type = 20
created_after = 2021-10-01 00:00:00
created_before = 2021-10-31 23:59:59
sort_by = created_at
sort_order = ascending
|
リクエストヘッダ | Authorization = Bearer ${api_key} Pardot-Business-Unit-Id = %{business_unit_id}
・変数に設定したアクセストークンを指定
・ビジネスユニットIDを指定
今回は環境変数に設定しておいて参照しています
|
注意事項
Pardot APIの仕様について
プロスペクト取得では1度に取得できるレコードが200件まで、というAPIの仕様があるため、ループ処理にするなどそれらを考慮した設計が必要になります。
その点は別の記事で触れておりますので、参考にしてください。
その点は別の記事で触れておりますので、参考にしてください。
DataSpider Cloudで始めるPardot連携 - TerraSkyBase | テラスカイを支える人とテクノロジーの情報を発信する基地局
本記事ではDataSpider Cloudを使ってPardotのAPIを呼び出す方法を紹介します。DataSpider Cloudを使うことで、様々なシステムとのデータ連携が可能となり、Pardotのデータをフル活用することが可能です。
アクセストークンの有効期限
紹介したようにSalesforceにログインしてPardotからアクセストークンを取得するのですが、一定の時間を過ぎると有効期限が切れてしまいます。
10分程度であれば使いまわすことができることは検証できていますが、場合によってはPardotからデータを取得する直前にアクセストークンの再取得が必要な場合があります。
10分程度であれば使いまわすことができることは検証できていますが、場合によってはPardotからデータを取得する直前にアクセストークンの再取得が必要な場合があります。
おわりに
バージョンアップによって認証方法が変わりましたので、「別記事を見て設定したのに取得できなかった!」という方の助けになれば、と思います。
また、今回はご紹介しませんでしたが、Pardotには様々なAPIやテーブル毎のパラメータがあります。
詳細は公式ドキュメントをご覧ください。
DataSpider Cloudを使うことで、Salesforce以外のシステムにデータを連携したり、さまざまなタイミングでデータ連携を実行したりすることが可能です。
Pardotのデータをさらに活用したい場合には、ぜひご検討ください!
また、今回はご紹介しませんでしたが、Pardotには様々なAPIやテーブル毎のパラメータがあります。
詳細は公式ドキュメントをご覧ください。
DataSpider Cloudを使うことで、Salesforce以外のシステムにデータを連携したり、さまざまなタイミングでデータ連携を実行したりすることが可能です。
Pardotのデータをさらに活用したい場合には、ぜひご検討ください!
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