2019.07.08

Visual Studio CodeでAnt 移行ツールを使おう!

初めまして。クラウドインテグレーション本部の荒井です。

早速ですが、皆さん開発ツールは何をお使いでしょうか?
まさか、まだSublime Text3を使っている、なんてことはないですよね??
弊社内では大多数の人がSublime Text3からVisual Studio Code(以下、VSCode)へ切り替えており、かく言う私も昨年からVSCodeに完全に切り換えて開発してます。
VSCodeはSalesforce開発に必要なパッケージが十分用意されているので、是非ご利用になられてみて下さい。(VSCodeの環境設定は弊社ブログでも紹介しているので、是非こちらもご覧ください!)

今回、そんなVSCodeで「Ant 移行ツール」を利用するための設定方法をご紹介しようと思います。

①VSCodeの拡張機能「Ant Target Runner」をインストール

VSCodeの設定は、拡張機能に、Ant Target Runnerをインストールするだけです!簡単ですね!

次に、②ここをクリックしてSalesforce公式のAnt 移行ツールをダウンロードしましょう。
無事ダウンロード出来ましたか?
ダウンロード出来たら、早速ファイルを解凍しましょう!

フォルダの中に、sampleフォルダとant-salesforce.jarファイルが入っていることを確認してください。
確認出来たら、次に進みましょう。

③ant-saleforce.jarファイルとsampleフォルダの中に入っているリソースをプロジェクト配下にコピー

以下のリソースをプロジェクト配下に置きます。

・リソース
 ant-salesforce.jar
 codepkg
 mypkg
 removecodepkg
 unpackaged
 build.properties
 build.xml


(↓サンプルでは、testプロジェクト配下にコピーしています)

これでantの実行が可能になりました!

試しにantを実行してみましょう!
ANT TARGET RUNNER内にあるメソッドを右クリックし、「Run Ant Target」をクリックすると実行できます。

実行結果はいかがでしたか?
ant自体は正常に動くものの、残念ながらこの状態ではエラーが発生してしまいます。。

antを正常に実行するためには、build.propertiesファイルとbuild.xmlファイルを編集する必要があります。

⑤build.propertiesファイルを編集

build.propertiesファイルで接続する環境を設定出来るので、以下のタグを接続したい環境に合わせて編集しましょう。
sf.username = ユーザID
sf.password = パスワード
sf.serverurl = https://login(test).salesforce.com
build.properties

⑥build.xmlファイルを編集

build.xmlファイルの16ステップ辺りに、pathelementタグがあります。このタグのlocation=の箇所を、ant-salesforce.jarファイルが置いてあるファイルパスに変更します。

・変更前
<pathelement location="../ant-salesforce.jar" />
build.xml

・変更後
<pathelement location="(ant-salesforce.jarファイルまでのファイルパス)/ant-salesforce.jar" />
build.xml

これで設定完了です!
もう一度antを実行してみましょう。

今度は成功しましたね!

VSCodeだからと言って特に制限もなく、Force.com IDE(Eclipse)相当のデプロイが可能なので、是非ご利用になられてみて下さい。
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