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はじめに
Salesforce組織にリリースを行う際、既に同名の資材がリリースされていないか懸念する場面があると思います。
今回はFlosumの機能「Repository(Source)」を活用し、そのような状況に対応する流れをご紹介いたします。
今回はFlosumの機能「Repository(Source)」を活用し、そのような状況に対応する流れをご紹介いたします。
シナリオ(やりたいこと)
■シナリオ(やりたいこと)
・リリース後の作業として、リリースした資材はRepository(Source)に登録するものとする。
・2つの開発チーム(以降チームA、チームB)が同時期にリリースを予定している。
・リリースを実施後、資材をRepository(Source)に登録する。(チームA)
・リリースを実施する際、同名資材がリリースされていることを検知したい。(チームB)
・リリース後の作業として、リリースした資材はRepository(Source)に登録するものとする。
・2つの開発チーム(以降チームA、チームB)が同時期にリリースを予定している。
・リリースを実施後、資材をRepository(Source)に登録する。(チームA)
・リリースを実施する際、同名資材がリリースされていることを検知したい。(チームB)
リリースまでの流れは別記事で紹介されているため、本記事では割愛させていただきます。
詳しくは、こちらの記事をご参照ください。
詳しくは、こちらの記事をご参照ください。
Salesforceのリリース管理アプリケーション「Flosum」の基本的な使い方と便利機能紹介 - TerraSkyBase | テラスカイを支える人とテクノロジーの情報を発信する基地局
今回はSalesforceに特化したDevOpsツールであるFlosumについて、簡単にご紹介します。
リリース資材をRepository(Source)に登録する。(チームA)
まず、リリースに利用したBranch画面にて、「Commit to Source」をクリックします。
「Commit to Repository: Status」画面が表示されるので、Repository(Source)に登録する資材を選択します。
リリースした資材を「Components that are safe to commit」欄から選択し、画面右上の「Continue Commit to Repository」をクリックしてください。
リリースした資材を「Components that are safe to commit」欄から選択し、画面右上の「Continue Commit to Repository」をクリックしてください。
Repositoryの状態が確認できる画面が表示されます。
これでリリース資材の登録は完了しました。
これでリリース資材の登録は完了しました。
リリースを実施する際、同名資材がリリースされていることを検知したい。(チームB)
リリースに利用予定のBranch画面にて、「Commit to Source」をクリックします。
先程と同様に「Commit to Repository: Status」画面が表示されますが、今回はリリース予定の資材1件が「Components that have conflicts」欄に表示されています。
赤字で表示された「Conflict」をクリックしてください。
赤字で表示された「Conflict」をクリックしてください。
競合の内容が表示されました。
画面左側のSource欄に今回チームBがリリース予定の資材内容が表示されており、画面右側のTarget欄に以前チームAがRepository登録した資材内容が表示されています。
また、差分が発生している部分については黄色で表示されています。
画面左側のSource欄に今回チームBがリリース予定の資材内容が表示されており、画面右側のTarget欄に以前チームAがRepository登録した資材内容が表示されています。
また、差分が発生している部分については黄色で表示されています。
今回は競合を検知したため、Branchから競合資材を除外したうえでリリースを行うものとします。
BranchとRepository(Source)間での資材状況を確認する流れは、以上となります。
BranchとRepository(Source)間での資材状況を確認する流れは、以上となります。
また、資材の差分比較・マージは「Overwrite Protection」機能でも実施することが可能です。
同機能は移行先組織を指定した上で差分比較が行えます。
今回はRepository(Source)に登録された資材との差分比較を行ったため、本番組織へ「Overwrite Protection」を実施した際には同様の差分が検出されます。
しかし、Sandbox組織を指定することも可能であるため、別の開発チームが管理する組織との差分比較を行いたい場合は、「Overwrite Protection」機能を利用すると開発状況の把握がスムーズに行えます。
状況に応じて、そちらの機能も利用していただければと思います。
同機能は移行先組織を指定した上で差分比較が行えます。
今回はRepository(Source)に登録された資材との差分比較を行ったため、本番組織へ「Overwrite Protection」を実施した際には同様の差分が検出されます。
しかし、Sandbox組織を指定することも可能であるため、別の開発チームが管理する組織との差分比較を行いたい場合は、「Overwrite Protection」機能を利用すると開発状況の把握がスムーズに行えます。
状況に応じて、そちらの機能も利用していただければと思います。
(その他活用例)Repository(Source)に登録された資材をBranchに追加する。
Branch画面から「Add Components」をクリックします。
「Add To Branch」画面が表示されるので、Branchに追加する資材を選択し、
画面右上の「Add To Branch」をクリックしてください。
画面右上の「Add To Branch」をクリックしてください。
Branch画面にて、資材が追加されたことを確認できました。
おわりに
今回はRepository(Source)機能を活用する際の一例をご紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか。
同機能は資材のバージョン管理も可能であり、バージョン間での差分比較を行うことができます。
利用用途は多岐に渡ると思いますが、使いこなせば便利な機能だと感じました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
同機能は資材のバージョン管理も可能であり、バージョン間での差分比較を行うことができます。
利用用途は多岐に渡ると思いますが、使いこなせば便利な機能だと感じました。
最後までご覧いただきありがとうございました。