過去のテラスカイブログにフローのテスト機能の作成方法についての記事が上がっていたので、今回私の方では作成したフロー テストの移送方法について共有させていただこうと思います!
フロー テスト機能とは
Winter'23のリリースで利用できるようになった、クリック操作のみで作成できるフローのテスト機能です!
※ 詳細については以前テラスカイブログにアップされた下記をご参照ください
◆ Salesforceフローの「テスト」を使ってみた!
https://base.terrasky.co.jp/articles/e1117
※ 詳細については以前テラスカイブログにアップされた下記をご参照ください
◆ Salesforceフローの「テスト」を使ってみた!
https://base.terrasky.co.jp/articles/e1117
事前準備:移送する資源の動作確認
設定 > フロー > 対象のフロー詳細画面
移送したいフローとフローテストが正しく動作していることを確認します。
※ フローテストはフロー詳細画面(設定画面)の右上に表示される「テストを表示」からテストを実施可能です。
移送したいフローとフローテストが正しく動作していることを確認します。
※ フローテストはフロー詳細画面(設定画面)の右上に表示される「テストを表示」からテストを実施可能です。
移送手順(変更セット)
設定 > 変更セット > 送信変更セット
1.「新規」ボタンを押下し、移送するための変更セットを作成します。
※ 名前・説明項目は任意の値を入力
2. 変更セットコンポーネントのセクションの「追加」ボタンを押下します。
3. コンポーネントの種類から「フロー定義」を選択し、作成したフローを選択し「変更セットに追加」ボタンを押下します。
4. コンポーネントの種類から「フローテスト」を選択し、作成したフローテストを選択し「変更セットに追加」ボタンを押下します。
◆ 補足
フローテストについてもコンポーネントとしてフローと同様に下記のキャプチャの通りに表示されるため、変更セットに追加する際にもとても分かりやすいです。
1.「新規」ボタンを押下し、移送するための変更セットを作成します。
※ 名前・説明項目は任意の値を入力
2. 変更セットコンポーネントのセクションの「追加」ボタンを押下します。
3. コンポーネントの種類から「フロー定義」を選択し、作成したフローを選択し「変更セットに追加」ボタンを押下します。
4. コンポーネントの種類から「フローテスト」を選択し、作成したフローテストを選択し「変更セットに追加」ボタンを押下します。
◆ 補足
フローテストについてもコンポーネントとしてフローと同様に下記のキャプチャの通りに表示されるため、変更セットに追加する際にもとても分かりやすいです。
5. 変更セットに追加されている資源が正しいことを確認します。
6. 移送対象が正しいことを確認後、「アップロード」ボタンを押下します。
7. 移送先の対象組織を選択し、「アップロード」ボタンを押下します。
7. 移送先の対象組織を選択し、「アップロード」ボタンを押下します。
8. アップロードが正常に完了した旨のメールがSandboxから届いたことを確認します。
9. 移送先の環境へログインし、受信変更セットを確認します。
・設定 > 変更セット > 受信変更セット
10. 受信変更セット画面にて対象の変更セットの名前項目のリンクを押下します。
11. 「検証」ボタンを押下し、デプロイ前に正常にリリースが可能かを確認します。
12. テストオプションの選択画面では「デフォルト」を選択し、「検証」ボタンを押下します。
※ テストオプションは必要に応じて選択してください。
13. ポップアップ画面にて「OK」ボタンを押下します。
14. リリース状況画面にて対象の変更セットの検証が成功していることを確認します。
15. 対象の変更セットの詳細画面に遷移し、「リリース」ボタンを押下します。
※ ここでのテストオプション操作は「検証」と同じため、割愛します。
16. 無事リリースが成功したことを確認します。
9. 移送先の環境へログインし、受信変更セットを確認します。
・設定 > 変更セット > 受信変更セット
10. 受信変更セット画面にて対象の変更セットの名前項目のリンクを押下します。
11. 「検証」ボタンを押下し、デプロイ前に正常にリリースが可能かを確認します。
12. テストオプションの選択画面では「デフォルト」を選択し、「検証」ボタンを押下します。
※ テストオプションは必要に応じて選択してください。
13. ポップアップ画面にて「OK」ボタンを押下します。
14. リリース状況画面にて対象の変更セットの検証が成功していることを確認します。
15. 対象の変更セットの詳細画面に遷移し、「リリース」ボタンを押下します。
※ ここでのテストオプション操作は「検証」と同じため、割愛します。
16. 無事リリースが成功したことを確認します。
移送手順(メタデータ)
◆ 前提条件
・VSCodeにSalesforce Extension Packなどがインストールされており、正常に設定が完了していること
・VSCodeから対象の環境へ接続できていること
・Package.xmlの定義など過去にメタデータを取り扱った経験があること
1. 移送したいメタデータをPackage.xmlへ定義します。
※ 必要な資源のみPackage.xmlファイルへは定義します。
2. 定義したPackage.xmlを元にフローテストを作成した環境からメタデータをリトリーブします。
※ Package.xmlファイルを右クリックし「SFDX: Retrieve Source in Manifest from Org」をクリックします。
・VSCodeにSalesforce Extension Packなどがインストールされており、正常に設定が完了していること
・VSCodeから対象の環境へ接続できていること
・Package.xmlの定義など過去にメタデータを取り扱った経験があること
1. 移送したいメタデータをPackage.xmlへ定義します。
※ 必要な資源のみPackage.xmlファイルへは定義します。
2. 定義したPackage.xmlを元にフローテストを作成した環境からメタデータをリトリーブします。
※ Package.xmlファイルを右クリックし「SFDX: Retrieve Source in Manifest from Org」をクリックします。
3. 取得した資源をデプロイしたい環境へ接続します。
4. リリース対象の環境へログインできたことを確認し、対象の資源をデプロイします。
※ Package.xmlファイルを右クリックし「SFDX: Deploy Source in Manifest to Org」をクリックします。
5. リリースが成功したことを確認します。
※ Package.xmlファイルを右クリックし「SFDX: Deploy Source in Manifest to Org」をクリックします。
5. リリースが成功したことを確認します。
動作確認
1. 移送したフロー詳細画面に遷移し、右上の「テストを表示」ボタンを押下します。
2. 移送したテストを選択し「実行」ボタンを押下します。
2. 移送したテストを選択し「実行」ボタンを押下します。
3. 移送したフローテストが正しく動作していることを確認します。
※ 実行したフローテストの結果に「パス」と表示されていることを確認します。
◆ 補足
本番環境に存在するユーザーでフローテスト・移送する場合はエラーは発生しないのですが、本番環境に存在せず、Sandboxごとにユーザーを作成している場合は他の資源同様、テストデータの所有者のIdが異なることからエラーが発生し、フローテストを手動で作成する必要があるため、ご注意ください。
※ 実行したフローテストの結果に「パス」と表示されていることを確認します。
◆ 補足
本番環境に存在するユーザーでフローテスト・移送する場合はエラーは発生しないのですが、本番環境に存在せず、Sandboxごとにユーザーを作成している場合は他の資源同様、テストデータの所有者のIdが異なることからエラーが発生し、フローテストを手動で作成する必要があるため、ご注意ください。
終わりに
今回は、フロー テストの移送方法について紹介しました。
みなさまの参考になりましたら幸いです。
みなさまの参考になりましたら幸いです。
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