2026.04.21

【テラスカイ情シスが試してみた!②】Elements.cloud を使った権限セットの整理

はじめに

こんにちは!

Salesforceの運用を続けていると、いつの間にか増えてしまうのが「権限セット」ですよね。
「これ、誰が使っているんだろう?」「消しても大丈夫かな?」と不安になり、結局そのまま放置……なんてことも多いのではないでしょうか。
今回は、そんなお悩みを解決する強力なツール「Elements.cloud」を使って、不要な権限セットをスマートに整理する方法をご紹介します!

結論:管理パッケージも含めた整理には「MetadataView(メタデータビュー)」が最強です

まず結論からお伝えします。
組織内の権限セットを漏れなく整理したいなら、
Elements Cloud 」 の 「 Metadata View (メタデータビュー) 機能をメインに使うのがおすすめです。

理由はシンプルです。
標準機能に近い感覚で使える「 Permission Overview(権限概要) 」も便利ですが、
実は 「管理パッケージに含まれる権限セットが検索対象外」 という落とし穴があるからです。

Metadata View 」を使えば、管理パッケージ分も含めて「実際に何人のユーザーが割り当てられているか」を一目で確認できます。

なぜ「 Metadata View 」を使うべきなのか?
Permission Overview 」と「 Metadata View 」、それぞれの特徴を比較してみましょう。

権限セット確認機能の比較

確認したい項目 Permission Overview Metadata View
主な用途 権限の内容(何ができるか)の可視化 メタデータの利用状況・依存関係の分析
管理パッケージの対象 対象外 対象(分析可能)
アクティブユーザー数 確認可能 確認可能(数値で集計)
最終更新日・作成者 確認可能 確認可能
依存関係の深掘り 権限内容に特化 他の要素との繋がりを可視化

Permission Overview

Metadata View

初心者へのアドバイス

初心者のうちは「何ができるか」が見やすい「 Permission Overview 」に惹かれがちです。
しかし、いざ「整理(削除)」を目的とするならば、「誰が使っているか(漏れがないか)」が何より重要になります。

そのため、管理パッケージもカバーできる「 Metadata View 」が頼もしい味方になるのです。

Metadata View 」の表示方法も簡単にご説明いたします。
Home メニューの「 Analyze Metadata 」を選択、または、Metadata メニューより 接続しているSalesforce組織を選択することで「Org Model(組織モデル) 」画面に遷移、画面上部のMetadata Views を選択することで表示されます。

Home メニューの「Analyze Metadata」

Metadata メニューより接続しているSalesforce組織を選択

Org Model

Metadata View

具体的な深掘りステップ:どうやって整理を進める?

「自分でもやれるかも!」と感じていただけるよう、具体的な手順をイメージしてみましょう。

1. 「Number of active users」(有効なユーザー数)で当たりをつける

Metadata View 」の画面では、権限セットの一覧に対して「 Number of active users(有効なユーザー数) 」を表示できます。
まずは、ここが「0」になっているものを探しましょう。

これだけで、即座に整理候補が見つかります。

Number of active users(有効なユーザー数) 条件指定

Number of active users(有効なユーザー数) 0 件のデータ

2. 「Managed component」(管理パッケージ)列で判断する

Managed component(管理パッケージ) 」も非常に役立ちます。
これが「Yes」の場合、管理パッケージ由来の権限セットです。
パッケージのアップデートに影響する可能性があるため、「0人でもむやみに消さない」という判断基準になります。

Managed component(管理パッケージ)

3. 「Dependency(依存関係)」をチェックする

ユーザー数が「0」でも、すぐに消すのはちょっと待ってください。
Elements.cloud」の真骨頂は「Dependency Analysis(依存関係分析)」です。

その権限セットが 「権限セットグループ」 に組み込まれていないか?
ドキュメント(ER図やプロセス図)と紐付いていないか?

これらをボタン一つで確認できるので、「消した後にエラーが出た!」というリスクを最小限に抑えられます。

まとめ:データの裏付けがあれば、整理は怖くない!

最後に、今回のポイントを振り返ります。


ポイント : 管理パッケージも含めた全体把握には 「Metadata View 」 を使う。

理由 : Permission Overview 」 では見落としてしまう 「パッケージ内の権限」 もカバーできるから。

具体例 : ユーザー数 「0」 を絞り込み、さらに依存関係をチェックして安全に削除する。

結論 : Elements.cloud」 を使えば、勘に頼らない「根拠のある整理」ができる!


「権限セットの整理」と聞くと難しそうですが、ツールを使って数字を見るだけなら、
今日からでも始められそうだと思いませんか?

まずは、あなたの組織の 「 Metadata View 」 を開いて、
ユーザー数が 「0」 の権限セットがいくつあるか数えるところからスタートしてみましょう!
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